最近、自分が分からない。
何をしたいのか。
どうしたいのか。
たまにふと思う。
自分とはどういう人間なのか。
授業なのに先生の声に耳を傾けず、窓の外を眺める。
青く、碧く、蒼く…。
広がるこの空は、とても綺麗で大きくて…。
だけど、私はちっぽけで…。
当たり前かもしれない。
でも、誰かの中では善くも悪くも私はとても大きいのかもしれない。
ねぇ。
「私」って何?
自分という意味を知らない。
分からない。
不完全な「私」。
でも、完全なんてない。
未完成な「私」 たち。
心の靄が取れない。
口の端を上げて無理して笑って私は何がしたいの?
自問自答しか出来ない「私」。
もちろん答えは分からない。
ずっと。
きっと。
このまま。
いつ答えが出るんだろう…。
大人になれたら分かりますか?
みんな、皆ピーター・パン。
夢を忘れぬ子供だ。
今の「私」はまだまだ子供だけど、
夢がなくなったの。
夢がわからなくなったの。
そんな私は仮おとな。
うん。
どちらでもない。
「自分」を知らない「私」は、「自分」が分からない「私」は、
今もまだ「自分」の人間としての意味を探している。
自分探しなんてかっこいい言葉じゃないわ。
人より微妙な距離で曖昧な時を過ごしてる「私」。
ねぇ。
「私」っていったい何だろう?
ほら、空が泣く
涙を流せない僕の変わりに泣いているのだろうか
暗い夜空から落ち輝くそれを僕は
綺麗
だと思った
僕もいつか誰かにそう思われるような涙を流せるだろうか
黒涙を流す私
その心は悲しみに支配され
人を信じられず
入り口を閉じた
けどどこかで小さな光を待っていた
いつの日か求めていた小さな光に出会った黒涙を流す私
入り口の隙から光が差し込み
その光が心を満たしたとき
心の闇は消え
私は温かい涙を流すことができるだろう