君が鼻歌を歌う


楽しげに、笑って


僕は、それをいちばん近くで聞いていた。


それなのに、ああ…


やっぱり人は信じられない。


裏切り、傷つき、傷つけて


君を大事にするって決めたはずなのに…





―――ガチャッ…


ガチャン、


響く、鎖の音


「………ッ…離し、て…」


日に日に弱々しさを増す、君


日に日に壊れてゆく、僕


「……亮介、愛してるよ」


「――――…」


そう言って、君の


涙で濡れた、冷たい頬にキスをした。


耳の奥では、ある日の鼻歌が


悲しく、嬉しく、響く。





END




息抜きって感じです(笑)



執着×奔放

攻めが、受けの浮気を疑って監禁―…

ああ、好き。(へむたい)




………(^O^)g