もーね、空野さんと話してた高新デート話が楽し過ぎたからまたもここにメモっておくね!(やっぱり)

高新が遊園地デートに行く様子をこっそり見守る攘夷3って面白くない?って話をしてて。その場合はアレですね、鬼兵隊の三人(武市パイセン・また子ちゃん・万斉さん)がカメラクルーとして高新デートを追ってて、そこで撮られた映像と音声をモニタールームに控えた銀さん・もっさん・桂さんが三人で見てる……って構図も楽しいよね。てかもうこの時点で波乱の予感しかしてないんだけどね!(本当だよ)

でもね、高新ちゃんだとてデートに遊園地も行くのですよ。だって新八くんだって16歳ですよ(まだ新八くん設定とします)、そりゃあ好きな男とデートもしたかろうて!晋助も晋助で、今だったらちゃんと普通にデート連れて行ってくれそうだしな。むしろ新八くんの為に金の力で遊園地を貸し切りにしようとして、新八くんに必死に窘められておりますね(えええ?!)
その場合はアレかな、ディズニーと花やしきを足して2で割った的な遊園地とします(都合よく)。

そしたらね、某シーの方にあるゴンドラ!(ベネツィアンゴンドラで運河をくるっと一巡りするアトラク)あれ大好きなので、あのアトラクを模したゴンドラには是非高新のお二人にも乗っていただきたい。

「わあ!!素敵ですね高杉さん、ゴンドラ?ボートみたいなもんですかね。これで園内の水路を巡れるみたいですよ。雰囲気いいですよね」
「フン。くだらねェ。こんな作りもんの雰囲気とやらで満足できるてめェは随分と安上がりなガキだな(ニヤリ)」
「あ、またそういう意地悪を言う。いいですよ、僕はどうせ安上がりにできてますから。……じゃあ、乗らない感じですか?(しゅん)」
「……誰もそうとは言ってねェだろうが」

ふいっとそっぽ向きつつも、晋助は新八くんの手をおもむろに上から握る──って、ええええ?!意地悪言いつつも付き合ってあげる晋助優しくね?!遊園地という、言わば紛い物の中でキャッキャと遊ぶことを、そんな雰囲気すら楽しむことを新八くんの為に許容しているよ!?
どういうこと、晋助ったら……お前は嫁がそんなに好きなの?大切なの?(その通りですね)

無論のこと、この映像をカメラ通してモニタールームで見てる攘夷達三人も同じような反応をしてますよね。


銀さん「おいィィィィィィ!!??乗り気なのかよ高杉の奴!何なのアイツ、てか何であそこまで頑なにベジータキャラなの?!最初こそ乗らねえ素ぶりなのに、結局は乗るの?!つーか何アイツら、マジうっぜえよ!主に高杉がうぜーよ!どんだけだよ、つーか内心はめちゃくちゃハジけてるだろアイツ、遊園地デートに舞い上がってんじゃねーか!」(←最後)
桂さん「銀時、静かにしないか。高杉もアレだろう、新八くんという伴侶を得て少しは人間としてマシなものになってきたという事だな。お前という夜叉を一介の家庭人にした実績もある新八くんだからな、さもありなん(ずず)」(お茶を啜りつつ)
もっさん「ほんまじゃのう。新八くんの為なら折れることもできる、まっこと高杉も変わったっちゅうことじゃ。むしろ高杉もちっくと見んうちにこんだけ大きゅうなって、わしゃ嬉しいぜよ。前はわしら三人の目線より大分、こんくらい下に高杉の頭があった気がするきに(アッハッハ)」(腰あたりを手のひらで示しつつ)(←もっさん)
銀さん「いやいやそれもうガキじゃね、高杉がマジなプルトップ時代だった頃じゃね?まあ昔から大して変わんねえ低杉くんだったけどよォ。てかそれアイツに言ったらてめーの首飛ぶよ?辰馬(肩ポン)」

などとわちゃわちゃ三人で喋っているうちに、そっと湯呑みを置いて立ち上がるは桂さん。そして己の着物の羽織の合わせをピシッと直して、

「よし……そろそろ俺の出番か。俺は行ってくるぞ。銀時、坂本」

颯爽と踵を返す。それにキョトン顔で質問する銀さん&もっさん。

銀さん「え?どこ行くのヅラ」
もっさん「ヅラぁ、おんしゃ何か用事でもあったがぜよ」
桂さん「いや何、密着デートとやらには仕掛け人はつきものだろう?昔馴染みとして、そして高杉の連れとして、恋のはぷにんぐとやらを俺が直々にプレゼントして来なくてはな(真顔)」
もっさん「おおお!そりゃいいのう。さっすがヅラじゃ、まっこと友想いじゃ」
銀さん「いや仕掛けてくるのがよりによってお前なの?ToLOVEるっつーか、もうガチのトラブルしか起こる気がしねーよ」(←本当にな)


……ハイっ!そんなこんなで、桂さん扮するゴンドリエのゴンドラにちゃんと乗り込んだ高新の二人なのですよ(流石に桂さんはコスプレに慣れてるぞ!)
桂さんがオールを操って連れて行ってくれる、パークの船旅へと爽やかにボンボヤージュ!!(あ、もう波乱の予感しかしない)

そしたらお船に乗り込んだ新八くんはね、いくら帽子を被ってコスチュームを着て変装していても、桂さんのあの特徴のある長髪にはすぐ気付いちゃうんだよね。だってあんな黒髪ロン毛のイケメンなんて、江戸広しと言えども桂さんくらいのもんじゃん?そしてそのゴンドリエの横顔もチラと見たら……どうにも桂さんに似過ぎているしね(要するに帽子被ってコスしただけかよ!)


新八くん「え?あの……高杉さん?あの人、この船の番頭さんって言えばいいかな……桂さんに似てませんか?てか本人ってくらいそっくりなんですけど」

ゴンドリエさんのお顔を後ろからチラ見しながら、新八くんは晋助の肩を叩いて小声で言っちゃう。小声ながらも確認しちゃうの。だってそっくりっつーか、もうそれヅラだからね(たしかに)。新八くんは言っちゃう!
でも晋助は唇から優雅に煙管の煙を吐き出しながら、

「何言ってやがんだてめェ。こんなとこにヅラがいる筈あるめェ。いいから黙ってはしゃいでろ」

それは他人の空似なのだと、こんなところにヅラがいる筈はねえと一刀両断なのですよ。大体にして晋助の思い込みは激しいからさ、こういう仕掛け人ドッキリには絶対気付かないじゃん!どんだけ新八くんが騒いでてもスパスパ煙管やってるくらいでね。

そしたら新八くんなんてやっぱり慌てて、

「え?黙ってはしゃぐってどうやるの?……でもでも、そうじゃなくて、明らからにあの人桂さんじゃないですか?!だってあんな黒髪ロン毛の男性が他に居ますか?てかこっち今見てますけど、僕ら今すごいガン見されてますけどォ?!ほら、あの人の顔をちゃんと見てくださいよ高杉さん!!」

この状況にめちゃくちゃツッコミつつも、晋助にちゃんと言ってるんだけどね。
つーか何でヅラは今にこやかに高新をガン見してんの?てか自分が仕掛け人ということを早くも忘れきって、ただの晋助の友人に戻っているぞ?(だってヅラっちだから)
つかゴンドリエに扮してるならちゃんと前見て職務に当たれよ、危ねえよ(だってヅラ以下略)

んでも晋助は別に新八くんの話もちゃんと聞いてなくて(聞けやァァァァァァ!!)、しかも新八くんが桂さんのことを気にしてる現状にすーぐ機嫌も急降下しちゃって、

「あ?……そんだけヅラが気になんのか、てめェは(ムスッ)」
「い、いやいやそうじゃなくて!そういう訳じゃないです、僕は別に、」
「なら今は俺だけ見てろ」

などとね、むすっとしながらも新八くんに上から物申しちゃうんですよ〜!!絶対ね。
つーかせっかくパークを船旅してんのに、あんなに素敵な眺めを有する場所でドヤ顔での『俺だけ見てろ』発言ですよ?どうなってんの晋助は……晋助にしか許されない事ですよ?(確かに)
そしたら新八くんはどう言うかな、やっぱりツッコミに走っちゃう?


「も、もう!高杉さんったら。そりゃあ僕だって高杉さんだけを見ていたいですけどね。この瞬間がずっと続けばいいのにって……思っちゃいます(トゥンク)」


──って、ええええええ?!新八くんんんん?!(ガタタッ)
何?!何なの新八くん、どうしてツッコミに行かなかったの?!いくらあのツッコミストな新八くんだとは言え、この素敵な雰囲気に少しは流されちゃってんの?!そんな頬を染めたくらいにして、晋助にはにかんでみたりしてさあ!!(めっちゃカワイイ)

そしたら晋助も新八くんの髪をサラリと一筋掬って、

「……お前にしては可愛いことを言う」

なぁんて甘く囁いて、新八くんのお耳にちゅってキスしたりすんだよ?!新八くんも擽ったそうにしつつ、満更ではないと。つーか待って、今更ながらここはお外ですよ?パークですよ?(晋助に言っても無駄ではあろうが)
もーね!大変な事になってるよ、高新ったら放っとくとすぐ二人の世界に行くのだよ(本当だね)

そしたらなあ。そりゃあこんないい雰囲気の二人を見た桂さんですから、やっぱりゴンドラのオール?手繰りつつも、再度和やかな気分になってくるんじゃないの?
本職のゴンドリエさんはそりゃあもう船旅はお手の物ですからね、ゴンドラを漕いでくれるだけでなく、お歌も歌ったりしてくれる。だからもう桂さんもね、後ろに座ってるいい雰囲気の高新をチラと見てね、

「さて、ここでお二人の為に私から一曲」

などと宣言してね、石田美声で颯爽とお歌を歌うのですよ?(何やってんの?もう桂さんでしかねえよ!)
そしたら黙ってられるだけでも桂さん感が丸出しだったのに、よりによって石田美声で歌まで歌ってくれたもんだから新八くんはいよいよ慌てふためく。


「えええええ?!た、たか、高杉さんんんんん!!あの人絶対に桂さんですよ!もう間違いないですよ、だって桂さんの声だもん!やっぱり桂さんのロン毛だったんだ、あの黒髪!」

隣に座る晋助の肩を掴みしめる勢いでがんがん揺さぶるけど、でも晋助はその手を素気無く振り払うよね。

「だからてめェ、んな筈はねえっつってんだろうが。むしろあれがどうしてヅラに見える(真顔)」
「どうしてっつーか、どうやって見ても桂さんにしか見えないでしょうよ!てか逆に何でそこまで頑なに高杉さんは認めないの?!二人で同じものを見てる筈なのに、何でここまで意見が食い違ってんの?!」
「フン。そもそもてめェと俺では見てる景色の高みが違ェからな(ドヤァ)」
「いや腹立つぅぅぅぅ!!何そのドヤ顔!何そのウエメセ、つーかあいも変わらず超高層プライド過ぎますよ!!」


晋助はやっぱりまだ頑なに認めないよね、桂さんの存在を!てかやっぱり晋助は天然ボケだから気付かないんだよね、だから歌が(一人で)盛り上がった桂さんが、

「ふう。やはり帽子は暑いな……脱ごう」(←え?)

などとあの黒髪を翻してバサァッと帽子を取り払っても(もう変装する気ないだろヅラは)、
そしてそれを見た新八くんが、

「ちょっっ!!!アレもうまごう事なき桂さんですよ!てか本人でしかないです、何であの人ここに来てんの?!」

などと再度晋助に言ってもね、晋助なんてやっぱりイライラとして(他の男を気にしてる新八くんに)、

おもむろに新八くんのお顔を両手で挟み込み、ぐいっと自分の方に向かせて、

「……てめェは相変わらずいい根性してやがるな。俺と居る時にヅラの話題を頑なに振ってくる、あまつさえ俺にもそれを強要するだと?いつからそんなに偉くなった。何様のつもりだてめェ」

めちゃくちゃ鋭い目でメンチを切っちゃって、それこそ殺すような目付きで新八くんをガン睨みして、
それにはすぐにピイッと飛び上がった新八くんが

「ご、ごめんなさい」

泣きそうなお目目で謝ったら、

「……このうるせェ口は塞ぐに限るな」

問答無用でキスをしますね。問答無用で躾の時間が始まりますよね(注・何回も言いますがここは外です)

そしたら新八くんもやっと黙って、てか突然のチューに硬直しつつ、晋助とちゅっちゅしてんじゃない?横目で桂さんを気にしつつ、目尻までほんのりと朱に染まった色っぽいような顔をして、晋助に強引にちゅっちゅされてんじゃないの?(最&高)


まあね、そんなんをモニタールームで見てた銀さんなんて半ば発狂だろうしなあ(銀さん)

銀さん「ええええええ?!何アイツ、高杉の奴は新八に何してくれてんの?!てかあそこ外じゃねーか、完全にバカップルじゃねーか!何アイツ、嫉妬にかこつけてチューするとか何?!少女漫画のヒーロー気取りかよ、あの悪党ヅラでよォォ!!」

もう壁を殴りまくって容赦なく壁に穴空いております(壁さんごめんなさい)。一緒のモニタールームにいるもっさんなんてスッゲー朗らかに笑ってるのにね。

もっさん「アッハッハ、今から銀時がこれじゃ夜までこの部屋が保たんのう。よっし、なら次はわしの出番じゃ!!」

いそいそとパークに居る某クマの着ぐるみに着替えているもっさん……てかもしかして(もしかしなくても)、攘夷三人が順繰りに仕掛け人として高新のデートに現れちゃうの?!



えええ、もうヤバい匂いしかしないよね!(本当に)