OY店へ出勤しました。ロッカールームがある2階へ上がる途中、物音がしたので、あっ新しい社員さんもう来てるんだ……と思いながら部屋に入ると、2月いっぱいでOY店から別店舗へ異動になった社員さんがいました。

もう予想外すぎて、とてもとてもとても嬉しくって。

「え〜！？一昨日、もうお別れみたいなさよならしたのに、意外と再会するのはやかったですね」
「ですよね！俺もまさかまたここに戻ってくると思ってなかったです」
「今日ヘルプで来られたんですか？」
「はい、またよろしくお願いします。ふふふ……」
「ふふっ……」
もうその後はずっとニコニコで、またこの社員さんとお仕事ができることが嬉しくってたまらなくって。連携プレーが決まるというか、お仕事がやりやすいのですよね。お客様をご案内するときも、社員さんが話した後にすかさずわたしがプラスアルファを加えたり、その反対があったり……そういう相性ってないですか？

午後、茶髪パーマの女性社員さんの意外なキャラが判明しました。はじめてお会いしたときは、表情の変化がほとんどないクールな女性だと思っていたのですが、なんだかここ数日で……むしろ昨日で一気に打ち解けて。

茶髪「OYってキャラ濃いお客さん多いんですよ。てかいつもこの時間にハウさんに話しかけに来る、マスクしてて背が小さい男の人いますよね？」
ハウ「あ〜、万引きGメンの方……笑」
茶髪「万引きGメン！？あれ、いつも何話してるんですか？」
ハウ「なんかですね、あそこにパチンコ屋さんあるじゃないですか。いつもあのお店でご自由にお取りくださいって飴玉を配布してるそうなんですけど『僕いつも50個くらいもらってきてるんですよ〜』ってカバンを開けて、見せてくるんです。お姉さんここに飴玉置いときますね〜って、テーブルの上に飴玉をばらばらばらって」
茶髪「えっ怖い怖い怖い。おまえが万引き犯じゃねーかよ！って」
この言い方の切れ味がすごすぎて、顔を覆って笑ってしまいました。
茶髪「てかそれほんとに万引きGメンなんですか？」
ハウ「そうなのですよ〜、なんかですね、社員証を首から下げていらっしゃるんです」
茶髪「それ自分で自宅のプリンタで印刷したんじゃないんですか笑」
ハウ「ちょっ……茶髪さん、さっきから切れ味がすごすぎませんか」
茶髪「今度ハウさん真顔で聞いてみてくださいよ、え？これ自作ですよね？って」
ハウ「それやったらあの人もう来なくなっちゃいますよ！！笑」
茶髪「だっていつも来るのにまったく買う気ないじゃないですか。飴玉じゃなくてクレカ置いてけよ！笑」
こんなキャラだったとは……。
茶髪「てか飴玉置いてくの、ハウさんも万引きの共犯ですからね」
ハウ「え！？」
茶髪「あたしが通報したらハウさん捕まりますよ」
ハウ「えええ〜どうしましょう……知らず知らず犯罪に手を染めてしまいました……。茶髪パーマさん、お願いします」
両手首をすっ、と差し出して手錠をかけてもらうフリをしたら、茶髪パーマさんと、遠くにいた社員さんが笑っていて。

茶髪「ほんとあいつは万引きの共犯者増やしたいんですよ。ハウさんもう共犯者ですよ」
ハウ「都会は怖いところですね……」
茶髪「都会は変なやつだらけだから知らない人にお菓子もらったりしちゃダメなんですよっ」
ハウ「優しいお客さんですけれど、もう今度から断ります」
茶髪「遅いっ」
ハウ「なんか茶髪パーマさんがこんなキャラだったなんて知らなかったです。ほんとにツッコミの切れ味が素晴らしいですよね。わたしもそうなりたいです」
茶髪「いやハウさんはそのままでいてください笑」

夕方は社員さんと呼び込みをして。小学生の男の子が来たので「お兄ちゃん、ひとりで来たの？」と目線を合わせたら「ぽっくん、はじめて来たのら！」と意外な返事があって、驚きのあまり笑ってしまいました。社員さんは「ケーブルテレビか何かで観たのかな」って言ってたけど、なにかのアニメの真似なのかなあ。ぽっくんって、わたしは世代的におぼっちゃまくんしか出てこないのです。

話題:疲れた