無駄に続く骸と先生連載←
それは私は骸が大好きだからです(謎)どんどん展開して行こう!
本編もアップして行きたいです、ブログばっかあっぷしちゃってるよ(あーぁ)
√2*{慣れない事はするべからず}
「げっ」
「げってなんだよ!獄寺のくせによ〜」
有栖は屋上のフェンスに肘を置きながら空っぽのタバコをぐしゃりと握りつぶした
「お前タバコ止めたんじゃねーのかよ」
「止めてたよ、過去形ですが…獄寺1本くれ」
獄寺は渋々、タバコを出し有栖はそれを銜え火のついた獄寺のタバコに自分の銜えたタバコを近づけた
「久しぶりに見るぜ、」
「ここ2年吸ってねぇもん」
「いつ吸い出したんだよ」
「えーっと18くらいじゃね?覚えてねーよ、今26だからなぁ〜おっさをだよおっさん」
「よく止められたな」
「綱吉が俺タバコ吸ってんの嫌だって言うしさぁ〜その理由なんか身長伸びなくなるじゃんって言ったから控えたんだよ、可愛いよなぁ身長伸びないじゃんって」
「10代目が言ったのか!?」
「つーか綱吉とはずっと一緒にいるからなぁ〜かわいい弟みたいなもんだな、綱吉はタバコ吸うの嫌わないけどさ、俺が吸ったらイメージ崩れるってさ、可愛いよなぁ」
「俺も禁煙するか…10代目のお望みならば!」
「獄寺の体は心配してたぞ、でも似合っててかっこいいよね、だとよ」
「まっマジで!」
「あーマジで」
ふーっと肺にヤニを入れた
「そういやお前んとこに天才いるんだろ?」
「なに天才って?俺の事?」
「お前バカだろ、なんつー名前だったかな?六道だっけ?」
「……………その名前は出すな」
「は?」
「獄寺、お前さぁ〜空気読めよー」
「なんかあったのかよ」
「なかったらこんな落ち込まねーから」
「なにがあったんたんだ?」
「………………………」
有栖は遠い目をして考えていた。
こんなん言えるかってんだ、教え子に嫌がらせのようにエロい事されたなんて…言えねー!つーか相手男だしさ、なに?ちゃっかり俺、貞操狙われてますみたいな?そんなん言えねーだろ、言える奴がいるなら出てきて欲しい、言えねーようにしてやるから
「あー獄寺ぁ俺とちちくりあおーぜ」
「殺すぞ」
「冗談だって」
「では有栖、僕とちちくりあいましょう」
ビックリして後ろを向けば一番会いたくない奴がいた。と行っても担任だから無理なのだが、それ以上に驚いていたのは獄寺だった
「はいはい、中坊が喫煙場に来るんじゃねぇよ、散った散った」
「喫煙場ではなく屋上です」
「本当に最近のガキは口がたつなぁ、俺と獄寺は今からランデブーすっから六道は帰りなさい」
「てめぇ冗談でも殺すぞ」
「あっはーん、冗談じゃねーかもよ」
「死ね」
「ほら六道は帰りなさい」
シッシッと手を動かす有栖に骸は笑みを絶やさず嫌みを言った
「あなたは誰でもいいんですね、そういうのを淫乱って言うんですよ」
「はいはい、何でもいいから向こう行きなさい」
「有栖、僕が嫌いですか?」
「好きじゃない、嫌いじゃないなんて誰が言うか!つーか教師だって人間なんだよ、好き嫌いくらいあらぁ、だが贔屓せず点数をつける!それがグレート・ティーチャーなんです〜」
「六道、こいつ最近GTOにハマってから気にすんな」
「えぇ、有栖は影響を受けやすいので」
「つーか六道とそんな長く関わったような気しないんですけど」
「時間は関係ないでしょう?」
「つーか何でもいいから帰れ六道、俺次の時間休みだから寝るんだよ、睡眠妨害する気か」
骸はじとーっと獄寺を見た、獄寺は気づくなり知らないふりをして目をそらした
「有栖」
「長嶺先生だろ」
「有栖」
「てんめ、絶対言わねー気だろ」
「有栖、俺そろそろ戻るから」
「はぁ?俺、再放送のGTOを見るつったじゃん」
「知るか」
「げっ始まる、じゃぁなぁ六道」
ひらひらと手を振れば肩を掴まれた
「!?んぁ、なんだよ」
「有栖は僕といるの嫌ですか?」
「嫌つーか、気まずいだろ」
「何がです?」
「仮にも俺は襲われたんですけど」
「そうですね、ですが約束ですよ?僕は有栖を抱きたい」
キラキラキラ〜と異様な輝きを見せる骸に有栖はたじろき骸の肩を叩いた
「俺はヤられる趣味もねーしヤる趣味もねぇ、だから六道の願いは叶えられねーし、今後一切そんな事はさせねぇ」
「無理ですね」
「はぁ?」
「僕から逃げれる筈、ないでしょう?」
「どういう意味?」
有栖は頭を傾げたが時はすでに遅かった。柔らかい弾力は唇を押し当てていて、腕は掴まれていた
「(なんつーバカ力!)」
「タバコ臭い」
「吸ってたからな」
「吸わないで下さい、苦いです」
「何で俺がお前の為に止めないといけないんだよ、したけりゃお前が慣れろ」
「……してもいいんですか?」
「あれよりはこっちの方がマシ」
「へぇ、そうですか」
にやにや笑う骸に有栖は「なに笑ってんだ」と言うも骸はいえ、別にと答えた
「つーか抜きてぇなら女誘え」
「教師がそんな事言っていいんですか?」
「俺が被害者になるくらいなら全然いい、それに女も嬉しいだろ?六道みたいなヤツと出来たら」
「……………有栖もそうですか?」
「なにが?」
「女だったら僕としますか?」
「同級で女だったらな、考えてやるよ、まぁナルシストと変態は嫌いだから無理だな、顔だけならいけっけど」
「…………なんですか、それ」
「まぁお前とは絶対ねぇよって事」
そう言って有栖は落ちた短いタバコの火を消した
きみのことばはぜんぶうそ
(拒否する言葉が弱く僕にのしかかる)