兵長の指欠損が確定して、じわじわショックを受けている私。
当初から明確に指が落ちてたが、頑なに『いやあれ兵長のじゃないし』という謎のおまじないでやり過ごしてきたのだ。
普段逆手だしブレード握れるでしょ余裕でしょというご意見を目にして、握力について考えた。

不思議なものだ。
絶対あの指は兵長のなのに兵長のじゃないと考えていた時は希望が微かにあって、まだ戦えるでしょという声には何の希望も感じない。

というわけで、3本の指でお箸を持ってみた。
めちゃくちゃ持ちづらい。
兵長がお箸を使うことはないだろうけど、こうしてハンディキャップを負う人のイメージが少しだけ湧いた。
まだ見えないものを見えていないことをいいことに、ひたすら目をそらす。
それが見えたときにとっくに見えていたはずの事実に打ちひしがれ勝手に人の何倍も傷付こうとする。
これが私だ。

現実を受け入れた上でしっかりと生きていける人は強いな。
何故打ちひしがれているかを敢えてはっきりと述べようと思う。
それは、文字通りズタズタになった兵長が命を賭して最後に目的を果たすことを暗示していると思ったから。
投げやりになるわけでもなく、極めて冷静に死と引き換えに成し遂げそうだから。
あぁ・・・吐きそう。
多分私は、今までと変わらず戦う兵長の姿が見られればそれで満足なんだろうな。
完全無欠のヒーローは好きじゃないのに、何故だか進撃にはそれを期待しているんだ。

でね、実際問題私は考えなきゃいけないことがたくさんあるわけで。
でも毎月必死で進撃の世界に逃避することで全てから目をそらしているとも言えるわけで。
だから終わらないで欲しい(涙)