リメンバーミーやっと見ました！
ディズニーアニメで南米が舞台ってのが私的に信じられなくて新鮮で、また凄く絵が綺麗だったので全く飽きることなく引き込まれた。
ダークになりそうなテーマなのに爽やかに進んでいって素敵な話だった。
小さい頃からディズニーアニメを見せられて育って、ディズニーはいわゆる欧米の白人至上な空気むんむんで、
私は白人のプリンセスや西洋的な建物に憧れて、世界にはそういう文化しか存在しないと思ってた。
勿論ムーランとかモアナとか色々あるけど、今やこんなにワールドワイドに取り上げるものなんだなって何だか妙にそこに感心した。
ディズニーアニメに見るグローバリゼーションをテーマに論文が書けそう。
アラジンを見た時はジャスミンが美しすぎて、全く違和感も驚きもなかったんだけどね。
それまでの世界観とプリンセスに全く引けを取らない存在感だったからね。
これだけ引き出しが色々ある状態でディズニーアニメを見ている現代の子どもにとってはこれが普通なんだろう。
ミゲルは素晴らしい少年だけどプリンセスでもヒーローですらないし、ほんとに様々だね、ディズニー映画。
でも何となく気に入らない点は相変わらずの勧善懲悪。
悪い奴は徹底的に排除しようとするのに違和感を覚える。
まぁ人殺しだったなんてとんでもない奴だけどさ、何も知らない民衆は勝手に彼に熱狂し彼を愛してたわけでしょ。
騙すというのとも違うし、彼がスターになったのは実力というか。
それが死後の世界で悪行がバレたからって生者の世界でのリスペクトまで完全に失われるかねぇ？
家族が音楽を取り戻し、ヘクターは素晴らしい音楽家だったんだ、家族を捨てた訳じゃなかったんだ！で良くない？
あの世に行ったミゲルがフォローできる真実ってそれで十分だと思うな。
当然悪い奴が讃えられ続けてたらムカつくけど、あれだけ偉人として語り継がれてた人にどうやってこの世でまで手のひら返しができたのか単純に気になった。
あと死後の世界でまであんな序列があるのかーってしんどくなった。笑
スラムみたいなとこで孤独を極める死者がいれば、てっぺんでゴージャスなパーティーしてる死者がいる。
ディズニーは階級を意識させる描写が多いよね。
リメンバーミーに関してはてっぺんの奴が悪者だったから狙いなのかな。
死んでも働いたり色んな秩序を守らないといけないのかーって思っちゃったので、私は死後の世界は完全なる無でいいです。
でも死んだ家族が守ってくれてるって思うことは凄くあるので矛盾してるかな。
でもとにかく家族愛に満ちた幸せなお話でした！
もう１回見たい。
