例えば、楽しい場所に行って浮かれてるのは当たり前。
冷静な判断なんかできなくて、どうせすぐ楽しい状況に戻れるって楽観視する気持ちは痛い程わかる。
お金払って楽しい気分になりたくて、大好きな音楽聴きに来て・・・それで亡くなるなんてかわいそうでかわいそうで仕方ない。
イベントは違えど自分も全く同じ状況下で野外にいて全く同じ天候に見舞われたからとても他人事とは思えないよ。

天気だし自然現象だし突然のことだし、もうほんとに誰の責任でもなくて、勿論被害者に落ち度もない。
だけどね、ただね、最初に書いたように非日常においては多かれ少なかれ皆浮かれてる。
だからこそ主催者がもっと臨機応変に対応して欲しいわけ。
主催者側は多くの人の非日常をビジネスにしていて、それが仕事で日常なわけじゃない?
全ての危機管理を主催者任せにするわけじゃないけど、全てのリスクを自己責任や運の問題で片付けるのは違う気がするの。
私は基本的には自己責任論者だし、なんでも主催者が、学校が、会社が、って言う日本は甘すぎると思うよ。
雷が凄まじかった時、サマソニ会場でも避難勧告が出て避難場所に誘導されてアナウンスが絶えずあったし避難場所も決まってた。
でも避難してる途中で大雨が降ってきて、四方八方客しかいなくて、どこが行き先でどう進んだらいいかという誘導は全くなかった。
結局人が流れて行く場所に流されて、結局自分らの判断でタクシー乗ってホテル帰った。
その時は木の下に座ってる人がたくさんいたし、幸いなことにサマソニ会場では落雷があったとは聞いてないけど、怪我人が出てもおかしくなかったよね。
避雷針があるとも聞かなかったし、何かしら対策ってあったのか全くわからない。
落雷の少ない場所だから助かったのか、対策がしてあったから助かったのか、わからないところが怖い。
それとも対策を求めるの自体がやっぱり日本人の甘えかな。
『それでもだめだった』のか『だからだめだった』のかで今後の話も変わってくる。
自分が死んでても全然おかしくない状況下での事だから、まとまりないけどとにかく怖いと思った。
ああいう臨時の大規模イベントって、危機管理教育を徹底されたスタッフばかりじゃないんだろうし、そういう見方をすると凄く無責任に思えてくるね。
それは自分の仕事に対しても思うことだけどね。

とにかく、亡くなられた方に心からお悔やみを云いたい。