ゴッドイーター2:ジュリウス
話題:名前変換無し夢小説。
彼の願いを知りブラッドのメンバーとユノは理解をした。
『…ジュリウス、私…あなたと共にいたい』
彼女の言葉にその場にいた全員が驚いた。
「馬鹿なことを言うな。お前には戻らなければいけない場所がある。」
『みんな、ごめんなさい…ジュリウスの願いも叶えたい。でも…私は愛する人を置いて戻ることは出来ない。こんなときに言うことじゃないって解ってる…』
「……………」
ジュリウスは黙って話を聞いた。シエルとナナは泣き崩れた。ユノは涙を堪え、ギルバートは顔を反らした
「嫌だよ、隊長もジュリウスも置いていきたくない」
「隊長…こんなのはあんまりです」
「隊長…」
すると、ユノが…
「私、楽観的な考えだと思いますが、2人なら大丈夫のような気がします。」
『ユノさん…ありがとう。
シエルちゃん、ナナちゃん、ギルさん…私、欲張りだからジュリウスの願いも自分の願いも叶えたい。これが最期の別れになるわけじゃないよ。』
彼女は泣き崩れた2人に寄り添い話した。
『私は、ここでやるべきことを果たすから…みんなは守るべき人々がいる場所へ…そして、今までありがとう。支えて助けてくれて、本当に感謝してるよ。』
彼女の意志の強さ、感謝の気持ちを感じ…
「わかりました。隊長達は果たすべきことを果たしてください。」
「うん、わかった。
私たちはこっちで頑張るから」
「隊長…気を付けてな」
「2人とも、ご武運を…」
最後の言葉を交わし、幻想的な世界を後にした
ジュリウスはただ黙ってみているしか出来なかった。彼女の強い意志を踏みにじることなんて出来ない。
『みんな、ごめんなさい…』
「今なら間に合う…みんなのところに…」
『あなたを置いてはいけない、置いていかれる気持ちも知ってるから…』
「すまない…」
『これからは、ずっとあなたのジュリウスの傍にいるよ』
「…まだ、俺の気持ちを伝えてなかったな」
見えない壁にジュリウスは手を添える向かい合う彼女もジュリウスに重なるように添える
「…心から愛している」
お互い、今までずっと願っていた、愛する人との想いが通じた
見えない壁が音をたて崩れ去った。
壁越しの温もりが直に手のひらから伝わってくる。互いの温もりをずっと感じていたいと思っても、そんな時間は2人にはない。
目の前には何体もの大型種のアラガミが…
『ジュリウス、行こう。』
「あぁ」
神機を構えアラガミの中へ向かっていった。
…みんな、本当にごめんなさい。そして、私の我が儘をきいてくれてありがとう。
私は、ジュリウスと戦い続けるよ。
場所は違うけど思いは繋がってるから。
そして世界はまた新たな物語へと続いていく。
螺旋の樹と呼ばれる場所に…
2人ならば
(おそれるものはない)