リザレクション:ソーマ
話題:名前変換無し夢小説。
リッカからソーマがアナグラに戻っていると話を聞きラボラトリにあるサカキ博士の研究室前に佇む人物がいた。
(人の気配がする…)
勇気を出してドアをノックする。
『ソーマさん』
「ああ、お前か。入れ。」
許可が出て部屋に入ると忙しそうに作業をしているソーマの姿があった。
『ソーマさん、ちゃんと休んでますか?』
「…………………」
『少し、休憩しませんか?』
「…ああ」
ソーマは作業の手を止め、ソファーへ移動した。
『コーヒー淹れるので待っててくださいね。』
コーヒーを淹れて彼の元に戻るとソーマはうたた寝をしていた。
起こすのは悪いと思いながら、声をかけた。
『…ソーマさん』
「ん、…悪い」
コーヒーを置き彼の隣に座る。
『ちゃんと、休まないとダメですよ?』
「そうだな…」
『今は、私のひざ枕で我慢してください。ほんとは自室で休んでほしいんですが…』
「枕よりも、お前の方がゆっくり休めそうだ。」
そう言いながら彼は彼女のひざ枕に頭をあずける。
『なっ、何いってるんですか!?』
そんな冗談に反応していると、下からは穏やかな寝息が聴こえてきた。
「………………………」
『毎日休まず、調査研究ばかりで…ソーマさんの負担が少しでも減らせるなら、私も何かお手伝いができればいいのに…』
「………………………」
彼の頭を優しく撫でる。
まるで母親が、わが子を大切に思うように…
『ソーマさん、私に頼ってください。少しでもあなたの力になりたいです。そして…どんなときもあなたの傍にいます。』
熟睡しているようで彼女もひと安心した。
(寝顔が可愛いです。なんて言ったら後が怖いから言わないでおこう。)
『今は、ゆっくり休んでください…ソーマ…』
せめて今このときだけは
(あなたに安らかな時間を)