冬の元気のご挨拶。

話題:今年を振り返る、


気がつけば今年も残りあと僅か。そこで、一年を振り返るべく勢いよく後ろを向いたところ、ギクッ、急に首を回したせいで、ぎっくり首になってしまいました。と言う事で残念ながら今年一年の回顧は断念せざるを得なくなりました。

もっとも、放送最終回の【チューボーですよ!】でラストとなる堺正章さん渾身の叫び「いただっきましたっ、ほしぇっ(星っ)みっっつ(三つ)でっすぅっ!!」を耳にした瞬間、衰えを知らぬ声のデカさと勢いに今年一年の記憶がすべて吹っ飛んでしまったので、振り返ろうとしても何も覚えていないというのが実情であります。さすがマチャアキといったところでしょう。スマスマの20年を超える22年もの間続いた【チューボーですよ!】の終了に伴いマチャアキ・ロスとなっている方もまた多いのではないでしょうか。同様にダイアナ・ロスやデヴィッド・リー・ロスの方も多い事でしょう。かようにマチャアキ一色に染まった平成2016年でありましたが、果たして来年は何に始まり何に終わるのでしょうか。直角眉毛に始まり真円おちょぼ口に終わるのか、はたまた、二等辺小鼻がそれに割って入るのか……。

ところで、去年のこの時期、クリスマスの話題も兼ねた中で店頭に出回る七面鳥の数が年々増え続けている事を踏まえ、「来年(つまり平成2016年=今年)には七面鳥が八面鳥や九面鳥になっているのではないか?」、と述べましたが、恥ずかしながら、その予測は外れたようで、八面鳥以上の面鳥を見掛ける事はついにありませんでした。

さて、ここまでをザッと読み返してみて、一年を締めくくるにまるで相応しくない内容と筆致に我ながら愕然としてしまいますが、何はともあれ、今年も一年大変お世話になり申した、最後だけ何故かお侍さまの口調になりながら、来年も引き続き宜しくお願い致します、と締めくくりたいと思います。それでは皆様、よいお年を。&、最後に一言、これだけは言わせて下さい………




ピアノ売ってちょ〜〜だい♪




〜おしまひ〜。

それでは、少し早いですが、皆様どうかよいお年を♪m(__)m

(注)…タイトルを見てオイリオなギフトを期待された方、残念ながらこの記事にサラダ油のセットはついておりませんのでご注意下さいませ。

いつか壁を抜ける日。


話題:おいおい、まじかよ…

一万回、壁に激突すると、その内の一回は壁をすり抜けて向こう側に行けるらしい……。ずいぶん前、そんな話を小耳に挟んだ事がある。あ、そうそう、小耳と言えば、子供の頃私は耳たぶを指で丸めて耳の穴に格納する技を持っていた。手を離しても耳たぶは耳の穴に収まったまま、というスタイルだ。しかし、いつの頃からかそれが出来なくなってしまった。寂しいので現在は耳たぶの代わりに木耳(きくらげ)を耳穴に詰めて昔を懐かしんでいる……などと言う事はない。が、耳たぶ格納術の話は本当だ。

さて、話とリクライニングを元に戻そう。

壁のすり抜け。話の信憑性は不明だけれど、どうやら理論上はそういう計算になるらしい。一万回に一回は激突する事なく壁を通り抜けられると。何でも、そうでないとブラックホールの存在が説明出来なくなってしまうのだとか。理屈はさて置き、その話を聞いた時、私はこう思った―「ふむ、世界もまだ捨てたものではないな」―と。何故、壁をすり抜けられると世界が捨てたものではなくなるのか、その理屈もまるで解らないけれど、兎に角そう思ったわけです。

以来、人目がない所で時々、素知らぬ顔をして壁に激突し続けているのだけれど、正直、ただの一度も成功した試しがない。ことごとく壁に弾き返されてしまう。

体が壁をすり抜けるイメージはそれなりに持っているつもりだ。一見すると堅固な壁も原子や分子レベルで考えれば隙間だらけで、イメージとしては網戸を思い浮かべて貰えると良いと思う。その網戸の隙間を自分の体の全粒子が通り抜けられれば“壁抜け”は成功となる。判りやすい総体的イメージとしては、自分の体を蚊柱(小さな虫が数百数千集まって遠目からは一つの大きな塊に見える物体)として、その蚊柱が竜巻のように移動しながら目の粗い網戸を通り抜けるような感じだ。蚊(虫)の一匹一匹は網戸の目よりも小さいので、壁(網戸)に阻まれる事なく体(蚊柱)は向こう側へと到達する。逆に言えば、壁抜けに成功した時、自分の体の(分子レベルで存在する)隙間を壁の粒子がすり抜けている事になる。可逆性を持つすれ違いだ。

といった具合に、イメージも理屈も(それなりに)持っているにも関わらず、未だ壁抜けに成功しないのは、やはりまだ何処かに照れがある、と言うか、信じ切れていないから、なのだろうか。仔鹿のバンビみたいにピュアな瞳と気持ちで、けれん見なく壁に激突する必要があるのかも知れない。

何れにせよ、ブラックホールの存在を証明する為にも、伝説のイリュージョニスト[デビッド・おカッパ頭フィールド]として、これからも壁抜けに挑戦してゆくつもりなので、もし成功した暁には必ずやこの場所で報告させて頂こうと思っている。皆様も、何となく通り抜けられそうに思える壁や扉を見つけた際には是非、壁抜けに挑戦してみては如何だろうか?


〜おしまひ〜。



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