一学期、二学期、そして氷河期。


話題:妄想を語ろう


いったい、この寒さはどうした事でしょう。寒いというより冷たい、を通り越して痛い。息まで凍りつくようです。さすがに、これはもう限界。すみません…

ちょっと一旦、冷凍庫から顔を出していいですか?

いえ、なんかピノが見当たらなくて。座敷わらしが勝手に食べてしまったのでしょうか。もしくは小さいおじさんか。でも、あれですよね、ピノってたまに、凍り過ぎてメチャ硬くなって、付き添えの(プラスチックの)爪楊枝の歯がまるで立たない事がありますよね。個人的にはそういうピノを“強ピノ”と呼んでいるのですが、皆さんはどうでしょうか。似たような感じで強パピコとか弱ガリガリ君なども……。

さて、それはそれとして、つい先日、正確に言えば十一月の二十四日、あろう事か東京の都心部に雪が降りました。それなりに長く生きているワタクシ――(ただし、心は永遠に十六歳の夏を駆けめぐっている。一方、肉体はと言えば、齢三千年のミイラと化している)――にして、十一月の雪というのは初めての経験です。前代未聞。宮本亜門。ちょっと常識では考えられないテンション及び刈り上げの爽やかさです。はっきり言ってあり得ない。たとえ部活と勉強が両立するとしても、十一月と雪はこの東京では両立し得ないはず。ただし唯一の例外があって、それは、そう、氷河期です。

あな、大変!すわ、一大事!マンモスだった頃の記憶がたちどころに甦って参ります。歌って踊れるマンモスとしてデビューが目前に迫っていたあの日、突然訪れたまさかの氷河期。そして、あっという間の絶滅。ツンドラ氷河の下で氷づけの姿となりながら、薄れゆく意識の中で思いました。ああ、今度生まれ変わったら絶対にハワイへ行こう。それが無理なら、常磐ハワイアンセンターでもいいや……。


あのような絶滅はもう二度と経験したくありません。もしも、この寒さの正体が氷河期であるならば、今のうちに徹底した氷河期対策を講じておかねばなりません。例えば、いつもより一枚多く着て出掛けるとか、生野菜のサラダを温野菜に変更するとか。しかし、それよりも、まずはこの寒さが氷河期のせいなのかを確認する必要があるでしょう。という事で気象庁に電話をして確かめてみました。

私「もしもし、気象庁?一つ訊きたいのだけど、この寒さってやっぱり氷河期に突入したって事で間違いないのかな?」

気象庁「んなアホな!」

ホッ。どうやら絶滅の心配は無さそうです。ちなみに、[気象庁]というのは高校時代からの友人です。いつも天気ばかり気にしているのでそういうあだ名がついたと。とにもかくにも、お天気大魔神こと気象庁君の鶴の一声で氷河期ではない事が判りました。

となると(ダック)、十一月の東京に雪が降った事をどう説明すれば良いのでしょうか。宇宙の法則により十一月の東京に雪が降る事はあり得ないので、恐らくは何処かに嘘があるのです。[十一月]か[東京]か[雪]、その何れかが偽者、成りすまし、フェイクに違いありません。

まず[東京]は本物でしょう。勝手知ったる街並みを見間違う訳がありません。[雪]も恐らく本物。実際、空から降ってくるのをこの眼で見ていますし、道路に積もった雪を路肩に寄せ集めている人たちの姿もありました。幻覚の可能性も0ではありませんが、それを言い出すとキリが無くなるので取り敢えずはそれは置いておきます。となると(ダック再び)、必然的に怪しいのは[十一月]であるという結論が導き出される事となります。

考えてみれば確かに、[十一月]というのは目に見えません。人々が勝手に十一月と言っているだけで、地球本体や成層圏、或いは宇宙に[十一月]と書いてある訳ではないのです。雪と違って道路に[十一月]が積もっているのを見た事も無ければ、除雪車ならぬ除十一月車や、雪ダルマの代わりの十一月ダルマなどという話も聞いた事がありません。もし、誰か(他の月)が十一月に成りすまししていたとしても私たちがそれに気づくのはとても困難だと言えるでしょう。

「十一月の東京に雪が降った」

このあり得ない出来事も[十一月]が嘘であるならば何とか説明がつきます。例えば、東京に雪が降ったあの日、二十四日だけは[十一月]では無かった。あの日だけが異常に寒く、その前後が温暖だった事は二十四日の特異性をはっきりと示しています。ならば、成りすましていたのは何月か。最も可能性が高いのは[二月]でしょう。何故なら、二月の東京(の都心部)に雪が降るのはよくある事だからです。

今年の11月24日は、実は来年の2月の何れかの1日が化けていたものだった!

今までの漢数字表記がいきなり英数字に変わるほどの衝撃です。しかし、何はともあれともさかりえ、十一月の東京に雪が降った事の説明は何とかついたと言えるでしょう。ワタクシのこの推測が正しければ、来年の二月の何れか一日は“とても二月とは思えないほど暖かい日”になるでしょう。そして、それこそが、そう、本当の[11月24日]なのです。


という具合に、力わざの着地をもってスッキリ解決。冬の空気の冷たさが頭に身体に心地いい。さてと、またピノでも探すと致しますか。


〜おしまひ〜。




踏み切り屋ケンちゃん。


話題:妄想を語ろう

踏み切り、遮断機の手前に埋まっている小さな石柱がニョキっと気になって仕方ない。いや、違う。地面からニョキっと飛び出している石柱が気になるという話。里程標と言うのだろか。石柱というより杭に近い。材質は恐らく粗めのコンクリで、くすんだような暗い灰色は地蔵や石仏を彷彿とさせている。うっかり間違えて地上に頭を出してしまったモグラのような中途半端な顔の出し方にも拘らず、妙な存在感をもっている。怪しい。恐らく単なる石杭ではあるまい。きっと何かの謎が隠されている。

謎を解く鍵は、やはり、その高さか。踏み切りが開くのを待つ間、つい片足を乗せたくなる絶妙な高さ。これまでに数え切れない程の人達が、見えない力に誘われる形で問題の石杭に足を乗せたに違いない。そして踏まれた石杭は、上方からの圧力により、ごく僅かずつ地面に埋まっていったはずだ。

もしも、それが何かのスイッチ(ボタン)だとしたら。そのようにして日本中にある全て路線の全ての石杭が完全に埋まった(全てのボタンが押し切られた)時、恐らく何かトンデモない事が起こる。それが、踏み切りの里程標(←うろ覚えで適当に言っているだけなので、そんな名称じゃなかったらスミマセン)に仕掛けられた秘密。

では、何が起こるのか?
私が思うに、それは……

@夜空に銀河鉄道が出現する。

A賢治ではなくアニメの方の銀河鉄道999が出現する。

Bむしろ、銀河鉄道999を唄ったゴダイゴが完全復活する。

C同時に後醍醐天皇も復活する。

D逆にアメリカの五大湖は消える。

Eそして小太鼓ブームが起こる。

Fなんか収拾がつかなくなってきた。

Gよし、読者に催眠術をかけてこの部分の記憶を消してしまおう。せーの…

Hビビデバビデブー♪

Iいや、それ古過ぎるでしょ。マハリクマハリタ♪テクマクマヤコン♪ウーヤーター♪これでOK牧場。

Jいやいや、アナタ、今のも十分古いから。て言うからそもそも催眠術じゃないし。

K……ああ、ついに自分の中で二人の自分による対話が始まってしまった。こうなると更に収拾つかなくなるんだよなあ。

Lハッハッハ、大丈夫。私が何とか致しましょう。万事、三人目の私にお任せあれ。

Mうわぁ、三人目まで出て来ちゃったよ。ほんと、どうしよう。

Nウオッホン。いや逆に、このカオスのお蔭でここまでの内容なんか誰も覚えていないなず、と四人目の私は考えるがな。

Oまさに瓢箪からコマ…の発展形で、瓢箪からコマネチだね。

P何人目でも、いちいち出てくるものが古いな。

Qんでば最後にダメ押しの一言。

Rあったかいんだからぁ〜♪&……

Sてじな〜にゃ♪そして……

A@まいう〜〜♪

AAよし、これで読者の半分は気を失ったに違いない。この隙にシャラっと話を進めてしまおう。


【続きは追記からどうぞ】

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