今ならば
なんとなく、わかる気がする。

温かい
温かい気持ちに
触れながら
温かい
心に
触れながら
壊れる事の
幸せというものが。

そういえば
絵師の最期は
穏やかだったっけ。
こんな感じだったのかな

全てを許されて
浄化される感覚。

まっすぐな瞳で
真っ白な心で
寄り添い
暖かく見守って貰って。



久しぶりに
世界の夢をみた。


私は
すごく眠くてあくびばかりで
ふらふら眠気眼

それと引き換えだったのか
特別な力を持っていて。

貴方達と
先陣に立てる力の1種なのに
私はその力を使うなと言われて。

なんでだと泣いて
泣いては眠って
現実の私と同じように
結局は理解出来ないくせに
理解したように振舞ってみる。



ただその夢では
誰かを歌で癒せたから
何の歌を歌っていたかは
忘れてしまったけど
なんか必死に歌っていた
私がいた

たぶん医務室?
みたいな密室で
白いベットに向かって
コードの繋がる人に向かって

職場の影響か
その風景は少しばかり
リアルに残りました。




歌ってからは
情景は移り
風の噂で無事だった旨を聞いたけど

私にはやっぱり
私みんなと同じように
外へ出て
守ることはできず
どこか
納得いかなかった。



また情景は勝手に飛んで
夢で あまりもう
思い出せない所あるけど

やっと戦場に立てたみたいな。

でも
様子がおかしくて
周りは黒い世界
赤が空気に触れて黒になったのか
壊れた機械と
黒の世界の中

こんな中でも眠くて眠くて

こんな中でもダメって
ないよねって
やっぱり私は夢でも私で
自分勝手で

終わりにするためにって
歌っていた
歌うと自分の足元に
螺旋がえがかれて


真っ黒な世界が
光ったあと
やっと君に会えた
真っ白な君だから
すぐに分かったのに
今までより
すごく比べようのないくらいに
眠くて

やっと会えた
キミなのに
困ったような
悲しげな顔で

やっぱり伸ばした手は
届かなかった

そんな感じの夢

漠然と
覚えている限りだけど。




今日職場でボーッと
考えてみてた。
なんで室長に
あんなに執拗に
歌うなといわれたのか。

歌って 医務室?では
確かに私は
誰かを救う事が出来たのに

戦場ではなんで。



もしあの力があるとして
回復に長けたものも
あるのかもしれないけど

きっとそれでも
攻撃の手段を備えているはず

悪魔を破壊する力なんだもの


そしたら
歌を「聞いた人の」命を「救う」声
「聞いた人の」命を「奪う」歌を
歌った自分は。
その歌は
自分自身にも
響く



久しぶりに会えたのに
困らせてしまったね。





今度は
青い空緑の中で 会いたいな