落書きとか小ネタとか、
だらっと妄想雑記。

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2015.1.16 [Fri]
第91回箱根駅伝メモ

pass→あの数字と、クララ、ハイジの担当区を並べて半角数字6文字






category:箱根駅伝
2014.1.8 [Wed]
第90回箱根駅伝メモ

pass→あの数字と、クララ、ハイジの担当区を並べて半角数字6文字






category:箱根駅伝
2013.1.11 [Fri]
第89回箱根駅伝メモ

pass→あの数字と、クララ、ハイジの担当区を並べて半角数字6文字






category:箱根駅伝
2012.11.15 [Thu]
永遠と一瞬
「おやすみ。走」
狭い廊下ですれ違ったハイジさんが自室のドアを完全に閉めてしまう前に右腕を延ばし、体の片側で押し入る。立て付けの悪いドアが軋んで悲鳴を上げた。
一瞥したきり驚いた素振りもなく、そのまま入っていってこちらに背を向けて着替えながら、平然と「どうした」などと訊いてくるハイジさんに身勝手な苛立ちを覚えた。
ジャージの下に着込んでいたTシャツを脱いだハイジさんの、なめらかな曲線を描く背中が無防備に目の前へとさらされて、俺は咄嗟に目を逸らす。手にしたタオルでジョッグ後の汗を拭き取りながら、ハイジさんは溜め息をついた。
「取材を許可した件なら、双子とキングに言ってくれ。俺は止められない」
そのこともあるけど、と内心思ってしまって慌てて首を振った。予選会通過が決まって以降、周囲は何かと騒がしい。
「ちがいます」
そう小さく叫んだきり、立ち尽くしてしまった俺に、ハイジさんは「まずは座ったらどうなんだ」と眉根を寄せて振り返る。拳を握り締め、首を竦ませ、体をできるだけ小さくして、それでもなお座ろうとしない俺をじっと眺めて、ハイジさんは困ったように額に手を当てた。
「走まで何かあるのか」
嘆きともとれる呟きと共に、小さな箪笥から取り出した新しいタオルをそっと手渡されて、俺はさらに縮こまった。
双子がこのところ、ハイジさんに距離を置いていた。


「俺は」


「俺はハイジさんに騙されたとか、そんなこと、思ってません。アオタケの入寮条件のことはともかく」


「ハイジさんにかばってもらわなくたって、俺の意思で、走ります。ちゃんと、説明したいとも思ってます。だから、その、」
「きみはたぶん、何か勘違いしている」
「今回の件は全部が全部、きみのためじゃない」
「すみません」
咄嗟に頭を下げた。
「そういうことを、そんなことを、言わせたかったんじゃなくて」



「脚、触ってもいいですか」
はじめてハイジさんの瞳が揺れた。




category:小話
2012.11.15 [Thu]
潮汐の彼方
竹青荘に住み始めて二ヶ月。ハイジさん――清瀬灰二という人について、俺が知っていることは片手に余るほどしかない。
俺をアオタケに連れてきた張本人。寛政大学文学部四年。陸上をやっていたこと。料理が上手なこと。淡白な外見に反してかなりしつこくて強引で、大人げない一面があるということ。いままでの監督やコーチとはちょっと違った考え方を持っていそうなこと。
いつかの大会で名前を聞いたことがあるような気もするが、自分の記録を伸ばすことにのみ心血を注いでいたのでよく覚えていなかった。高校時代に無理をして故障したらしい、という王子さんからの話だけで過去も素性もなにも知らない。
ハイジさんのことはよくわからないというのが本音だ。

だからいまだに同じ大学の先輩だと言うだけで知らない人、なおかつ初対面で他人の足を触るような人について行ってしまった理由が自分でもよくわからない。
本当はあのまま野宿で通学することになろうが、自由に走れるならどうなったってよかった。なんだかんだでオンボロの竹青荘に住むことを決めてしまったのは、金銭的な理由ももちろんあったが、はじめて俺の話をまともに聞いてくれたひとに安堵して、どこかに落ち着きたくなってしまったのかもしれない。
大学で同じ必修授業を取っている知り合いにその経緯を話すたび「危機感がなさ過ぎる」だの「世間知らず」だのと笑われるのだが俺は一向に構わなかった。竹青荘の面々は変人揃いだけどいいやつばかりだし、何より、ハイジさんのよく浮かべるあの穏やかな笑顔に、押し付けがましい、嫌な感じは一切受けなかったからだ。

それにあの夜、真率に問うたハイジさんのあの表情が、どうしても脳裏から離れなかった。



物音で中にいることを確認して廊下に出、毛布を抱えた反対の手で正面のハイジさんの部屋の扉をノックした。竹青荘に入った日の夜にハイジさんの毛布を借り、翌日貸し布団屋を教えてもらったのだが、借りるお金すらなくて2回目の仕送りまで結局借りっ放しだったのだ。その間、寝袋のようにしてハイジさんの毛布に包まって寝ていた。それでも屋根があって暖かいし、なによりありがたいことに食事が二食も出る。万引き生活の野宿より、ずっとずっと走りに集中できる。
すぐに開いたドアの向こう、ジャージから上のみTシャツに着替えたハイジさんが出迎えてくれた。本棚がある分、同じ部屋なのにすこし狭く見えた。
「毛布しか貸せなくて悪かった。もう一組布団があればよかったんだが、アオタケ中のをかきあつめても、さすがにな。皆ほとんど地方から出てきているからね」
「いえ、ありがとうございました。一応クリーニングには出してあります」
どういたしまして、とハイジさんは口元だけで笑った。

「すごい量の本ですね」
「読みたいものがあったら持って行っていいぞ」
コーチングの基礎から体系的な指導理論、栄養学、スポーツ医学やテーピング法、哲学書、果てはビジネス書まで揃っていた。まるで陸上選手と言うよりは監督のような。
「ハイジさんはコーチになりたかったんですか」
聞いてしまってから、しまった、と思った。故障の話は王子さんに勝手に聞いただけ、噂話でハイジさん本人に確かめた訳じゃない。それにいまのは無神経だった。
ばつの悪い思いで下を向くと、ハイジさんは笑って向き直った。
「走の夢はなんだった?」
「夢…」


「特に考えたこともありませんでした」




category:小話
2012.8.30 [Thu]
ハイジ
"清瀬"の文字を眺めてて思ったことは透き通る水底で書いた通りなのですが、
ずっとなんで"灰二"なんだろうなあって思っていて(唐突)

まさかお兄さんいるの?ハイジさん次男なの?(みえない…)とか
ハイって他になかったんかいとか。

杯廃背稗肺胚這俳盃排敗拝ちょっと変換してみてもこれだけある中で、灰っていうことはしをんさん的に何かあるのかなあって。
シンデレラとか思ってません。思っていませんよ。



灰色/グレーって善悪のうやむやってのはそうなんですが、
新しい生命をもたらすものって意味もあるんですね。着火しやすいってことから(wikiより)

不死鳥は自らを炎の中で燃やし、その灰の中から再生するといわれる。また、日本の民話「はなさかじいさん」においては、飼い犬の遺灰をまくことで枯れ木に花が咲くという描写がある。童話シンデレラは世界中に分布する灰かぶり姫の物語の一類型であるが、その中で灰はこの世とあの世を仲介する象徴であると分析されている。

再生、蘇生、行きつ帰りつ。
最近ずっと、走れなくなること=本当に死なのか?って考えていて。
なんかそういうので書けたらなあって、妄想でした。





2012.8.29 [Wed]
更新しました
長らくお待たせして申し訳ありませんでした。
永訣の朝」実業団の走灰です。
あとは昔のものを引っ張り出したり整理したり。

永訣はきみとみる月の「きみが僕を見つけた日」のちょっと前辺りの話です。まだ走が認められずにいる辺り。
きみとみる月を書き終わってから少し気になっていたところだったので、、これもまたちょっとナイーブなとこなので扱いを悩んだのですが、走にも成長してほしくて。というより私が自分に言い聞かせたくて。そんな感じです。






2012.1.5 [Thu]
第88回箱根駅伝メモ

pass→あの数字と、クララ、ハイジの担当区を並べて半角数字6文字






category:箱根駅伝
2011.11.7 [Mon]
おとなげない(※走灰)

pass→あの数字と、クララ、ハイジの担当区を並べて半角数字6文字






category:小話
2011.8.10 [Wed]
白樺湖夏合宿
一日目:豚のひき肉入りカレー/サラダ/プロテイン入りの牛乳/桃
合宿折り返し:葉菜ちゃんの野菜の煮っ転がし
翌日:正午プロテイン入りレモン水
夕食は焼肉(念願の牛肉)





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