※特定のキャラは出てきません。皆様の想像力をフル活用して下さい(笑)
空が酷く青くて。
絵に描いたような入道雲がくっきりと青を切り取っていて。
暑いというより、もはや熱い感じの日光を肌に受ける。
空の青は澄み渡っていて、確かに綺麗だった。
見上げるのも避けたくなる程、眩しい青をぼんやりと眺めてみる。
そうしていると、夏らしい、湿気をあまり含まない爽やかな風が私の蒼い髪を揺らした。
日差しを受け、首筋を汗が伝う。
暑い。
確かに暑いのだが、分かってはいるのだが、それでも空を眺めていたかった。
どうしてだろう。
『――…』
風が一際強く吹く。
草木が揺れる音、髪が翻る音がする。
その中に、私は懐かしい声を聞いた気がした。
空耳だとは分かりつつも、思わず笑みがこぼれる。
「… ――…」
紡いだ音は風に溶ける。
この真っ青な空も知らぬ雨が、私の頬に一粒流れた。
この青い空はいつか見た空。
いつだったか、貴方と。
近くの鳥が、ばさりと翼を広げて飛び立っていた。
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管理人のイメージでは、ポップン連載ヒロインが兄に向けた感じです。
まぁ、誰でもいけるような内容ですがw
ちょっとあまりにも学校の帰りに見た空が青すぎまして。
衝動的に書いた物ですので、軽く読み流して下さい(笑)
…「あおい」って一口に言いますが、漢字の違いでどんな色を指すか違うんですよね。
青い蒼い碧い…。
一応使い分けてるのですよ☆