ブログでは久しぶりの夢日記。
いやあ、ツイッターにばっかり投稿していたんですけど、1400字超えちゃって、この量はこっちに晒した方がいいなあと思ったので。

というわけで以下、夢日記です。







映画館で映画を見ている。どうも学校の課外活動の一環らしい。でも、つまらない映画だから皆おしゃべりしていて、誰もスクリーンを見ていない。
クラスで人気のイケメンくん(以下:美形)は、前の座席に頭をぶつけるようにして居眠りをしている。彼のファンクラブの子たちがそれを見て和んでいる。ふと見ると、一人だけ変わった女子がいる。その子はちょっとぶちゃいくで、イケメンくんを一生懸命スケッチしている(以下:絵娘)。

何かの拍子に美形の手がだらんと垂れて、前の席に座る女子(前子)の頬に触れる。美形の手は前子の頬を撫でるように動いた。それを見たファンクラブの子たちは発狂したみたいに叫ぶけど、美形は眠ったまま。




場面転換。




学校の中庭のような、広々としたところ。たくさんの屋台がある。私は母親を待ちながら近くの屋台を回っている。野外ステージの出し物に目がいく。開催されているのはビビりの人決定戦。近場の屋台の屋根に入りつつ、その出し物を遠くから鑑賞していた。けれど、大柄な男がシュウマイ入りの人間大の箱を持ってやってきて、私は作業の邪魔になっているとわかる。迷惑をかけないよう場所を変えることにする。

どこからか、民族調の楽器の音がする。ひかれて足を進めると、「ラピュタ」と題された屋台に着く。アラビアっぽい雰囲気の人が民族楽器を吹いている。店員だと思うのだけど、客である私の方は見ずに、ひたすら机に立てかけてあるコルクボードを見つめている。ボードにはハイビスカスなどで作られた、ストラップ風の壁飾りが並んでいる。黄色いのが可愛いなあ、と思ったところで、別の民族楽器の音が聞こえる。今度はそちらに惹かれて足を向ける。

気付けば光がキラキラしている、森のドームみたいなところに来た。外から中を覗くと一変して薄暗くて、褐色の綺麗なお姉さん達が踊り子衣装を着てくるくる踊っている。見惚れているといつの間にか足元に少年がいて、ぐいぐいと中に引っ張り込まれる。私はお客様とされたのか、お姉さん達のうちの一人が前に進み出て外国語の口上を述べて、劇が始まり出す。でも、私は友達との約束があるから学園祭に戻らないといけないので、sorryなんて言って抜け出す。お姉さん達は私を引き止めることもなく、劇を続けていた。

ドームを出ると景色が変わっていて、森ではなく砂漠に着く。砂漠はどこまでも続き、いつまでも学園祭に帰れない。ドームに帰ってどういうことか尋ね、その間にも外の風景は移り変わる。劇の開幕口上を述べていたお姉さんが、彼氏とイギリス風の街を歩く映像が浮かぶ。気づくと私は、その街の人ごみに紛れてその他大勢として立っていた。前を歩く女の人を呼び止めると、「ここは私の記憶だし学園祭なんて知らない、帰れない」と言われて呆然とする。




場面転換。




昼間みたいに明るくて白っぽい博物館に入る。入場料が112円いるらしくてケチな私は嫌だなあと思うのだけど、友達が先々行ってしまったので、仕方なく後を追いかけることにする。

扉が無い代わりに、部屋と部屋の間を駐車場のゲートみたいな機械が通せんぼしている。赤い棒が降りていて、四角くて黒い機械にお金を入れると棒が上がって進める仕組み。しぶしぶお金を払う。お金を払わなくていいゲートもあるけど、そこは全て外へのショートカットなので出てはいけない。

進むと、遊園地とホラーハウスが混ざったようなホールに出る。そこには先に進むゲートが無く、来た道も無くなっている。学校の皆がそこで立ち往生している。映画館で見た美形と絵娘、前子、ファンクラブの方々もいる。どうしようもないので、ふらふら見て回っているとふと、ここに夢で一回来たことあるのを思い出す。確か…と考えている間に、プーさんの木の仕掛けに触れた男子がスライダーを通って蜂蜜まみれになっていて、そうそうこうなるんだったと納得する。

時間経過ごとに部屋がどんどんホラーになるみたいで、部屋の中をうろつくプーさんは中から化け物を吐き出しているし、お化けがガオーと脅してくる。前に夢で来た時、この部屋は謎解きをしないと脱出できなかったのを思い出しながら、壁を叩いたり裏口を探したりする。気づいたらホラー要素は無くなっていたんだけど、出口はないまま。

美形は灰色の平べったい岩の上で寝ていて絵娘が相変わらずそれをスケッチしている。ファンクラブの子が絵娘を咎めようとして、美形はそれを大きなお世話とばかりに睨むんだけど、そこで誰かの声がする。

「ホールはせっかく明るくなったのにどうして彼の居る皿だけは灰色なんだろうね?」それを聞いて皆、美形が恋をしていることに気づく。美形は立ち上がってファンクラブの子のうちの一人に歩み寄る。

それを見て、ずっと大人しかった前子が大泣きする。そのままやけになったように大声で歌い始める。曲はボカロの林檎売りの泡沫少女。それで暗かったホールがぶわっと白く色づいたと思った矢先、美形が前子の手をぐいと引いて走り始める。それで、美形は前子を選んだのだとわかってしまう。ファンクラブの子たちはぎゃあぎゃあ騒ぐし、絵娘は諦めたようにスケッチブックを見やる。

美形は「急がないと扉が閉まる」と言って、気づいたらできていたゲートを通り抜ける。次の間には「タナと夜の魔物」という題字、八雲紫が待ち構えているのが見えたところで目覚めた。