話題:妄想を語ろう
「やぁ、カルエゴくん」
「‥‥何の用だ?用がなければ即刻帰る」
カチャ、シュサ、、シャララ〜ン
「ささ。アフタヌーンティーでも」
揃いのティーセットと
真新しいテーブルクロス、それに
沢山の薔薇が花瓶に飾られる
「‥ただの嫌がらせと言う訳でもなさそうだな、一体何があったんだ?」
しおらしく紅茶を淹れるオペラ
「こんな事相談出来るのはカルエゴくん‥君しかいないですから」
オペラの台詞に大きなため 息ひとつ
「‥分かりました、話は聞きましょう。ただし内容によっては‥」
「流石カルエゴくん。ではどうぞ」
ビロードのカーテンを盛大に捲り
ご対面
人間の匂い そのままに
固まるカルエゴ