紅茶一杯。



紡いでください85
2014年3月27日 18:51

猫なでなでしたいです。満足するまで撫でたいです


好きなように言葉を紡いでください。



見上げたのは蒼い
海の空
光る水面が慰めてくれてるようで
泣けてきたけど、涙はすぐに海に溶け込んで
誰にも気付かれない
ここにいても仲間になれない
陸にも居場所は無かった
どこにも馴染めない
全てに異物扱いされて
ひとりぼっち、もう慣れたって
強がりだって自覚済み



随分と前の記憶が
唐突によみがえった
飛び越して前世の記憶
目の前の君は前世じゃ家族だった
ああ、なるほど。と納得
だからこんなに愛しいのか



脳裏によぎる景色
目が覚めたら自宅のベッドで
なんかすごい雑な寝方でシーツの皺がひどい
久々に飲み過ぎたなぁと状況確認
ぼんやりする頭を起こすために洗面所へ向かい
顔を洗ってたらよぎった記憶
(なんだいまの)
ちょっと信じがたい光景だったので、手が止まった
夢かもしれないし、なんか記憶障害かもしれない
そうじゃないと困る
困惑しながら鏡に映る自分を眺めていたら
シャツから覗く決定的な痕に気付いて、意識が遠退いた



路地裏から出ると
全く違う世界が広がっていて
振り向いたら、今来た路地裏も無くなってた
地元を歩いてたはずなのに
全く知らない場所
正直オカルトは嫌いなのに
どうしてこんな目に遭ってばかりなんだ



歌も雑音も同じで
聴き分けが出来ない
君の心は死んでるねって、カラオケ好きな友人が言っていた
メンタル強いよねって笑うあの子は
僕が傷つかないと決め付けている
勝手に殺された僕の心はそのうち
友人達の声も理解しなくなった
なにを聴いてもうるさいだけだけれど
解ったって良い内容はどうせ無いから、いいや



可能性だけ渦巻く
実行したら結果がわかっちゃうから
君は口先だけで生きていく



首筋に触れたのは…
幸せそうに寝るなぁと眺めてた
こんなにぐっすり寝てるのに、あんまり育たなかったんだね
かわいそうに。と頭を撫でる
ついでに育て育てとお願いしてあげた
撫ですぎたのか唸って寝返りをうたれたので、手を引っ込める
よく見ると首に汗をかいてたので
タオルで拭いておいた
なんか解んないけど、優しくしたくてたまらない
慈愛に満ちた気持ちで見守ってたのに、汗を拭いたせいで起きた君が
「さっさと寝て下さい」
って迷惑そうに言ってきたから
満面の笑みで拒否しといた
君の絶句した顔が忘れられない



頭文字を繋げると
「水の楼閣」


お疲れ様でした。


※「好きなように言葉を」で検索をかけて頂くとこのシリーズの過去のものが出てくると思います。

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三番目のは、酔った勢いでやらかしちまったー的な。


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