紅茶一杯。



お題(バトン)
2013年3月28日 15:13

ななどめまして。

この挨拶から始まるのもどうかと思ってるうp主ですどうも。



   ◇ ◆ ◇

・お布団もふもふ
干したての、ふわふわ暖かい布団を抱きしめてる君を抱きしめる。
いつもみたいに嫌がるかと思いきや、特になにも無し。
よく見たら眠っていて何だか幸せそうな顔をしていた。

せっかくなんで思う存分抱きしめといた。



・「眠い」「寝ろ」「やだ…」
フラフラしながらしんどそうに目を開けてる
馬鹿だなぁと思いつつ、寄りかかれるように体を寄せた
見上げてくる視線に笑う
「これなら安心だろ」
どこにも行かないよ。
頭を撫でたら、ふくれっ面をしながら、頭を寄せて目を閉じてた。
もうお前を置いてく奴は居ないよ。だから安心して眠れ。



・子供みたいに駄々を捏ねては
思い通りにしてきたから
うまく行かない俺にとても苛立っている
なんでもワガママで解決して来たから
言うこと聞かない俺に腹を立ててる
お前は自分が世界の中心だと思っているのに
逆らうばかりの俺を憎みだしてる
俺はそういう役目である
つまり結局お前の為に作られたんだ
神に愛されてるのはお前だけだよ
良かったな



・春眠ほにゃらら
桜の花びらが積もる
君を隠すように
君を労るように
払いのける花びら
ゆっくりあいた瞳
赤い赤い君の瞳が僕を捉える
「おはよう…」
少し掠れた声に泣きたくなった
「…おはよう。こんなとこで寝たら桜に埋もれるよ。体もこんなに冷えて」
ひんやりとした腕に、唇を噛み締める
「泣かないで」
ゆっくり君が抱きしめてくれるのを
すがりついて泣いた
このまま、一緒に桜に埋もれたかった
このまま、ずっと一緒で良かった
それで良かったのに。



・日向ぼっこをしましょう
手を引かれて
やって来た場所は
日差しの暖かい木に囲われた芝生
相変わらず顔色が悪そうで、むしろ太陽光に溶けてしまうんじゃないかと心配になる
木漏れ日のある場所で腰を下ろす
あなたはにこやかな笑顔で、促すように膝を叩いた
理解できず眺めていると手を掴まれ膝に寝かされた
真上からあなたが覗き込んでくる
幸せそうな表情が解らないし
パニックでロクに考えられない
日向ぼっこじゃないんですかと訊けば
日向ぼっこですよと笑う
自分は木漏れ日に隠れてるじゃないかと言いたいけれど
顔を両手で挟まれて何も言えなくなった
何が嬉しいのか解らないけど
気分転換になるのなら、それでいいか。と
頬を覆う手に自分の手を重ねて諦めた。



・太陽と桜と枕
桜の木の下で
君の膝枕で花見を楽しんだ
空の青と淡いピンクが綺麗
降ってくる花びらを君が楽しそうに眺めていて
幸せを感じる
来年も、君とこうして桜を見れたらいいのに。



・花より団子より
君がいい!
って言うと期待したのに現実はこのザマだよ
おニューの下着損した!と酔っ払いの頭を叩いたら変な声が出た



・夢と現の狭間
眠くて眠くてよく分からない
何か言ってるけど適当に相槌をうってた
いつの間にか手に温もり
重たい瞼を苦労して開ければ、手をつないでた
心地良く耳に響く声が質問してくる
「ねぇ、好き?」
小さな手が少し強く握ってきた
「僕のこと、好き?僕は君が大好きだよ」
俺もだよ、と思って手を握り返す
「本当に?」
うん、好き。大好き。
「嬉しいなぁ」
幸せそうな声に、自分も嬉しくなる
「大好きだよ」
優しい声が耳元で聞こえた気がした
柔らかい何かが耳に当たったような気がした
俺を抱きしめてるのがお前だってのは、解るよ
だから抱きしめ返した
訊かなくたって大丈夫だぞ
俺はお前が大好きだぞ
そう思いながら、お前を抱きしめてたはずだった。



・こんにちは、睡魔
ザラザラと瓶から出てくるのは錠剤
ぷちりぷちりとアルミを破って取り出すカプセル
粉は嫌いなの
山盛り積まれた薬の山は
私に眠りを与えてくれるありがたい神様
ごくりごくりと飲み干していく
気持ち悪さは吐き気は
幸せになる為の試練だと思う
ボリボリとラムネ菓子をかじるように
貯まっていく致死量
「ははっ足りるわけ無いよ」
茶化しながらこなしていく
おいでませ睡魔
君を歓迎しよう
目の下の隈は濃くなっていく、今更どうでもいいけど
苦味に酸味ほのかな甘さ
ウェルカム睡魔
私はあなたを歓迎する
胃袋に限界が
吐いてしまったら意味がないの
ゆっくりと横たわる
ぐるりぐるり世界が回る
「こんにちは、睡魔」

おやすみなさい。



・涙目と鼻水
ひっどい顔ね!と散々笑ってから
「これなら安心だわ」
と私を抱きしめてキスしてきた
綺麗でパーフェクトな彼女は
とんでもなく嫉妬深い恋人
ぼんやりしながらご機嫌な恋人に尽くされる
花粉症はイヤだけど
彼女が一番優しくなる季節だから
嫌いではない



   ◇ ◆ ◇


イラスト、詩、小説等お好きにお使いください。

(:3[布団]スヤァ…

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書いてたらすんごい眠くなってきた……


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