振り返り(思い出せるとこまで



真夜中12時過ぎたら
点滅する信号を知った。

真夜中2時頃の仕事の帰り道
新幹線の車両を運んでるのを
赤信号で止まって見てた。

そんな日々だった。

会社として
集約するとの話が出た。

辞める人が続出した。

残った人達は本社へ異動。

不安な引っ越しを経て
始まった仕事の形が納得いかないものばかりで
誰も何も説明して貰えない世界へと入った。

今もあんまし変わらん。

ずっと残業。

今も残業してるけど。

いつも仕事は山積みだった。

お昼を食べながら仕事したりとかしてた。
食べない時もあった。

仕事でまとめ役を担ってから
家庭に疎遠になってしまった。

朝も顔を見ないとか。
不満を言われたりとかあり
仕事の引っ越しとか
新しい環境とかでいっぱいいっぱいだった。

暑い夏。

兄貴からの電話。
電話口から怒鳴る兄貴。

少し母親がおかしいと思って居たけど
気にしてる余裕もなく
仕事のまちまちな兄貴に母さんを任せていた。

幻聴が聞こえてるしいと

呆けてしまったのかと思った。

怒鳴る兄貴を宥めながら
昼休憩が終わったのをおぼえてる。

去年の年明けから
母親に言われた一言がとても嫌で
口を聞かなくなってた。

だから、朝も、昼も、夜も自分だけの
食事を用意してたな

自分だけ良ければ良いの?

って、言われた。

私に有り難みも感じてくれないのに
その言われようわないよねって思った。

当たり前が無い。
存在しない家族。

おはようも
いただきますも
ごちそうさまも
行って来ますも
お帰りなさい
お疲れさま
おやすみなさい
大丈夫?
有り難う

だんだんと無くなった言葉達

今言うと違和感覚えてしまう。

他人のが随分と優しい。

家族ってなんだろうって
また考えたね。