突然の喪中





帰って居間に入ると
透析から帰って来た
母さんは横になってた

透析の日はそんな感じなのだが

手紙を渡された

叔父さんからの
手紙だった

母方のお祖父ちゃんが
亡くなった知らせだった

葬儀も済んで
数えて四十九日も
過ぎてしまってからの
手紙...

相続やらで
印が要るとの内容

電話をしたけど
繋がらないと



携帯の番号を知ってるはずの
婆ちゃんもボケがあるのか
知らないと言ったらしく...

手紙が来た

びっくりでも無いのだけど
やっぱり淋しく悲しいのである

糖尿を患って
入退院を繰り返してたと聞いてた

青森と愛知の距離

なんかね...








霊感のある母さんだが
なにも感じ無かったらしい

ただ亡くなった日が
知り合いの誕生日で
お祝いのメッセージを
送ろうとしたけれど
躊躇った自分が居たのを
覚えて居た

そんで朝から
色々考えてたら
突然の訃報が来た

なんか不がずっと
付きまとってる感覚は
抜けないよね