吸い込むスポンジ
08/10 21:24


話題:読書

産まれた次の日から母が読み聞かせをしてくれた(らしい)おかげか、本を読むことが好きです。幼稚園・小学生のときは毎週日曜日に母に図書館に連れて行かれ、吐くほど本を読み漁りました。

これは大袈裟な言い方でもなんでもなく、事実です(笑)わたしは集中してしまうとまばたきするのを忘れてしまう癖があって、だから集中して本を読んでいたり、映画を観ていたりすると、酔っちゃうんです。

とにかくその頃は色々なジャンルを読んでいました。小3でカフカに挑戦したときは、何がなんだかさっぱりわかりませんでしたが(笑)

中学生・高校生になってからは部活が忙しくなってしまい、ぱったり本を読まなくなってしまいました。6年間で3冊くらいしか読まなかったかもしれない。

それが変わったのは、大学1年の春、文学系の授業を受けたときのことでした。

授業の内容は忘れちゃいましたが、資料として先生が用意してくれた作品が、夏目漱石の『夢十夜』でした。あのときの衝撃は忘れられません。大袈裟かもしれないけれど、体全体に電流が流れたようでした。こんなに美しい文章があったのかと。

それから明治期の文学にどハマりし、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作ばかり読む日々。めちゃくちゃ偏っていますね。我が事ながらこんな女子大生はなんか嫌だ(笑)

そして社会人になったわけですが。文章を扱うことが仕事なわけで。当然先輩方からは「どんな本が好きなの?」「○○賞の××はどうだった?」と聞かれても、好きな本しか読んでいなかったわたしには当然さっぱりわからず、苦笑いでやり過ごしていました。

そこで一念発起して、本屋さんの1番目立つところから何冊か読んでみました。


あ、現代小説も面白いわ。


単純な食わず嫌いでした。それまでは「現代小説は軽すぎる!文学は明治大正しか認めない!」派(笑)だったのに、あっけなく現代小説も読むようになりましたとさ。ちゃんちゃん。

まだまだ現代小説に関しては詳しくないので、話題書き等を見て、次に購入する本を参考にしています。いつかわたしも堂々と本を語れる人間になりたいなあ。









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