数乱digit「漆原景太郎」



●漆原 景太郎/シチハラ ケイタロウ(cv前野智昭さん)
数家の七の数字を持つ家の息子であり、刻印数を持つ一人。主人公の1つ年下で一年生。生徒会に属しており、何かと騒ぎを起こすメンバーのまとめ役をしているくらい優しく温厚で真面目な好青年。漆原家にまれに生まれるという強運の持ち主。








〜ネタバレ〜
生徒会に入った主人公は、会計をしている景太郎の補佐につくことになる。景太郎は温厚で優しくて、会計の仕事を教えるのもうまく、年下とは思えないくらいに彼のそばは安心できた。補佐のこともあり景太郎と一緒にいることが多くなった主人公は完全に景太郎に心を許し、穏やかな学園生活を送り始める。
そんな時、学園の中で生徒の左手の甲を斬りつける「切り裂きジャック」のような事件が起きた。左手の甲ということもあり数家が関係しているのではないかという噂がたち、生徒会のメンバーも犯人探しのために動き出すことになった。主人公もまた信頼している景太郎と共に犯人を捜す中、今度は参河と肆形が襲われてしまう。更に主人公の親友である滴までもが襲われ、ショックと悲しみと怒りに満ちる主人公だったが、そんな時も景太郎は優しく主人公を慰めてくれた。
しかし、怪我をした滴を保健室に連れて行った主人公は滴の袖に景太郎が持っていた付箋がついていたことに気づき、その瞬間主人公の脳に想像したくない答えが浮かんでしまう。そう、いつだって襲われた人物の近くには景太郎がいたのだ。
疑い始めたら止まらなくなった主人公はついに景太郎本人に問い詰めた。自分はそんなことしていないという答えを望んだが、なんと景太郎は喜んで自分がやったと大笑いし始める。ずっと気づいてほしかった、自分が犯人だってことを主人公に突き止められて咎められたかったと悦びに満ちて笑う景太郎はもはやいつもの面影はなく、狂っていた。
彼は、退屈していたのだ。強運を持ったが故に何をしても何をしなくても失敗しない、負けない、悲しまない、辛くない、そんな毎日が辛かった。だから人を傷つけたいという衝動と、自分を痛めつけてほしいという気持ちが沸き起こっていたがそれを隠して生きていた。そんな時、イレギュラーのように現れた主人公にとても興味を持ち、主人公なら自分を咎めてくれるんじゃないかと期待した。
もはや狂っているとしか思えない景太郎を咎めるために主人公は左手を差し出し、数乱戦を行い主人公は勝利した。初めて傷つけられたことに景太郎は悦び興奮していた。
その後、犯人が景太郎だったことは数家のみにしらされ、景太郎は暫く謹慎になった。他の生徒には病気のため休学という形になっていた。
あれから平和が戻ったものの、景太郎の事が頭から離れない主人公。この気持ちが恋なのかと気づくのには時間はかからず、謹慎中の景太郎の元に足繁く通う毎日。景太郎は以前のように穏やかになっていたが、やはり狂気は消えず主人公に痛めつけられた快感を忘れられないと自らの手をナイフで傷つけ、他人を傷つけられないから自分を傷つけたので叱ってほしいと言い、もう彼には自分がいなければダメなんだと思う主人公はまた数乱戦を始める。しかし戦いの最中、景太郎にも異変があり、人を傷つけることをなんとも思っていなかったのに主人公の事だけは傷つけたくないと思い始めていた。
その後、耶告が本当は主人公が数家の人間だと知っていたのに隠していた事を知り傷付く主人公だったが、それを見た景太郎が自分の事以外で主人公が傷付くのを見たく無いからと、ここから二人で逃げようと言い出す。元々海外に興味があった景太郎は留学を考えており、そのために貯蓄もしていたため、主人公を連れて海外に行くことにした。主人公も景太郎を愛していたし、彼には自分がいなければダメだと確信し、生涯を共にする決意をし、ついていった。
その後二人は海外で共に暮らし始めており、景太郎も狂気はまだ完全に無くなってはいないものの、主人公を愛することにより穏やかに暮らしている様子で、ねぼすけな主人公の為に朝ごはんを作ってくれる景太郎が主人公を起こし、お姫様抱っこで連れてってくれるスチルで終わる。主人公がずっと自分から離れない為に何から何までやってあげたいと言う景太郎という終わり方。ヤンデレってやつでした。ヒィ

(数乱digit)



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