夕食が済めば職員は夜勤者と遅番の二人きりになります。
建前は消灯の21時までは入所者は、どう過ごそうと自由なのですが、全員が一斉に就寝となれば、二人では対処が一苦労です。
そこで実情は.....車椅子の方はどんどん口腔ケアをして、さっさと寝せてしまいます。
まだ7時であってもです。
テレビを見ている入所者に対しては20時くらいまではほっときます。
そして遅番が帰れば夜勤者一人になるので、ここからは職員一人一人の自由です。
就寝を促したり、消灯前でも明かりを落としたり.....。
如何に入所者をなだめすかして寝かせるか、それだけに力を注ぎます。
就寝前のトイレ誘導もしなかったりなんてのもざらです。
入所者が寝たあとは夜勤者は食器片付け、日報記入、洗濯たたみをしながら、入所者を見守ることになります。
夜間帯はトイレに起きてくる入所者を記録し、パッド交換があれば定時に行い、それ以外はソファや椅子にもたれて仮眠をとります。8時間勤務なら一時間、16時間勤務なら2時間ですが、実際は延べにしたらそれ以上は取ってると思われます。