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老人と性


こんな実話があります。
夜、巡視に回ると利用者さんが部屋にいない。慌てて探すと他の利用者さんの部屋でひとつのベッドに二人で寝ていた。とか、利用者さん同士とても仲良く話されていたら、ある日職員の目を盗んで、ことに及んでいた。等。
これはショートステイ施設でのことですが。
利用者さんとはいえ、男と女であることには変わりません。
そこには欲望も本能としてあるのです。
男が女を、女が男を求めるのは、人として至極当たり前のことなのです。
このような事態を防ぐには、男女別々のユニットにすればよいのでしょうが、それは現実的ではありません。
では、どうしたらよいのでしょう?
残念ながら、このことに対する答えを出せる施設、職員は見当たりませんね。
気をつけよう、またもやここでも、その言葉が出るだけなのです。

老人と性


セクハラ...それは利用者さんと職員の間にも起こることです。
特に男性利用者さんが移乗時などに、女性スタッフの腰に手を回したり、撫でてみたり、などは起こるのです。
では、それに対してどのような対処をしたらよいのか。
残念ながら、適切な対処が出来てる施設は無いのではないでしょうか。
一対一で接しないとか、十分気をつけるように、と言ったことしか出来てないのです。
稀に、そのような利用者さんに、冗談混じりに、増長させるようなことを言ったり(こんなおばちゃんでも◯◯さんにしたら若いこかな等)、刺激を与えるような服装(胸元を強調するような服、または胸が覗けるような姿勢等)をしている職員がいますが、それらを改めない限り、利用者さんのセクハラは収まるはずはないのです。

老人と性


いくら認知が進んでいても、そこは人間ですから、性的な配慮は必要です。
女性職員が入浴介助なり、トイレ誘導、おむつ交換をする分には、女性利用者も男性利用者も抵抗は少ないようです。
ところが、男性職員がそれらをする場合、特に女性利用者は抵抗する場合が、まま見られます。
これは人間として当たり前の「羞恥心」からによるものでしょう。
男性職員は、意識などせずに業務として淡々としてるわけですが、やはり、相手の心情を慮るならば、声かけを充分にする必要があると思います。
老人と性...この問題はとても大切なものなのに、何故か避けて通る施設が多いです。
職員対利用者はもちろん、利用者同士についても、様々な問題が現実起きてるのに係わらずです。

年末年始


介護に携わる人には盆も正月も関係ありません。
入居者さんのお世話に休日も祝日もないのですから。
当然そこにはスタッフ同士の連携がかかせなくなります。
年末年始はなにかと気忙しいものですから、せめて一日は休みを与えたい、その為にはスタッフ相互の協力も欠かせません。
ところが、中には他人を利用してまでも年末年始、自分の思う通りに連休をとる人間がいます。
2、3連休ならまだしも5、6連休となりますと、たとえどんな事情であれ、周りから批判が出るのですが、そんなことお構い無しです。
そんな人間は普段のケアも良くも悪くも自己流で、入居者に対して暴言、虐待まがいのことをしているものなのです。
そんな人間に介護をやる資格はありません。
そんな人間と知りつつも雇う雇い主に介護をやる資格はありません。

ターミナルケア

入居者の死、それは決して避けられないことです。
だからと言って、決して慣れてもいけないことなのです。
ムンテラで終末期を告げられた家族の殆どは、このまま施設を終の家にすることを望みます。
それは諸々のことを考えれば、当然の願いです。
介護職は、普段よりその入居者の体調変化に敏感でなければなりません。
最期の最期までいつも通りのケア、プラス特別な配慮をしなければならないのです。
そして、その時を迎えたなら粛々と、定められた手順に従って、連絡をとったりしなければならないのです。
だけど...中には、平然と早くその時が来るのを願ったり、なにをどうすればよいのか知ろうともしなかったりする介護職も残念ながら居ます。
そういう人間が平気で口にするのは、「死んだ」という言い回し。
「亡くなった」ではないのです。
そんな人は介護をやる資格はありません。
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