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年末年始


介護に携わる人には盆も正月も関係ありません。
入居者さんのお世話に休日も祝日もないのですから。
当然そこにはスタッフ同士の連携がかかせなくなります。
年末年始はなにかと気忙しいものですから、せめて一日は休みを与えたい、その為にはスタッフ相互の協力も欠かせません。
ところが、中には他人を利用してまでも年末年始、自分の思う通りに連休をとる人間がいます。
2、3連休ならまだしも5、6連休となりますと、たとえどんな事情であれ、周りから批判が出るのですが、そんなことお構い無しです。
そんな人間は普段のケアも良くも悪くも自己流で、入居者に対して暴言、虐待まがいのことをしているものなのです。
そんな人間に介護をやる資格はありません。
そんな人間と知りつつも雇う雇い主に介護をやる資格はありません。

ターミナルケア

入居者の死、それは決して避けられないことです。
だからと言って、決して慣れてもいけないことなのです。
ムンテラで終末期を告げられた家族の殆どは、このまま施設を終の家にすることを望みます。
それは諸々のことを考えれば、当然の願いです。
介護職は、普段よりその入居者の体調変化に敏感でなければなりません。
最期の最期までいつも通りのケア、プラス特別な配慮をしなければならないのです。
そして、その時を迎えたなら粛々と、定められた手順に従って、連絡をとったりしなければならないのです。
だけど...中には、平然と早くその時が来るのを願ったり、なにをどうすればよいのか知ろうともしなかったりする介護職も残念ながら居ます。
そういう人間が平気で口にするのは、「死んだ」という言い回し。
「亡くなった」ではないのです。
そんな人は介護をやる資格はありません。

忘年会


職員の慰労の為の忘年会、だからと言って全職員が参加できるわけではありません。
施設は24時間介護が必要な方が入居しているわけで、必然的に夜勤者、翌日の早番者、場合によっては当日の遅番者は忘年会不参加とならざるを得ません。
施設によってはそういう勤務者に対してちょっと豪華な夜食を提供するとこもあるようですが、殆どの場合勤務者は無視されます。
それなのに、忘年会参加者はその楽しかった様子をいつまでもガヤガヤと話して盛り上がっていますから、勤務に就いてた者が面白いはずはありません。
こういった細かいところまで配慮出来ない施設、職員が利用者に対してきめ細かいケアが出来るわけはないのです。
自分本意な意識が強い人間が、他者に対して配慮、心配りをしているわけはないのです。

面会制限


冬も本格的になりますと、家族の面会に制限がかかります。
外部からの感染症、特にインフルエンザを警戒してのものなのですが、当然職員にも検温、手洗い、うがい、マスクの着用が義務づけられます。
施設によっては、家族さんでも同様の処置さえして貰えたら面会を許可する場合もありますが、面倒くさがる家族さんが多いのか、はたまた家族さんを信用しないのか、面会制限をつけない施設はほんとにひと握りだけなのです。
ところが、職員はこれを良しと受け止めたりします。
なんせ、家族さんが来れば色々と気を使いますし、クレームが出ないよう普段とはがらり違って丁寧な介護ケアをしなければなりません。
時間に追われる中、いちいち丁寧におむつ交換やトイレ誘導をしてられませんし、言葉遣いも、ついポロリと荒れた強い口調が出かねませんから。
来年春までの面会制限、その閉ざされた空間でなにが起きてるのか、家族さんには窺い知ることはないのです。
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