9/16::アイシールドSS(0)
 鼻血が

手術後って鼻血が止まんないんすね。初めて知りました狸です。

・・・以下、動かぬ指で打った妄想文。



部活も引退して、単位も取得して、後は卒業式のみとなったある日…監督に呼び出された。
はあっ、また阿含が何かしたのだろうか?
此処(神龍寺)の学生でいられるのも残り僅かな日数だけなのだから大人しくしていてほしい。
…少なくとも同じ学校の間だけは。
離れたらまた好き勝手すりゃ良いさ。俺は関知せん。愚弟の生き方に干渉せず俺だって俺の好きなように生きてやる。愚弟に注意するのも同じ学校の奴が、一休か蛭魔か番場がやれば良いさ。
良し!監督が何を言おうと知らぬ存ぜぬで通してやる!!
と、俺が初めて監督に逆らう覚悟を決めたのに、監督の内容は阿含関係ではなかった。

「…答辞、ですか?ですが、答辞は推薦者の中の成績優秀者か人望のある者がやるのでは?」
「伝統から言えばそうなんじゃが…ほれ、今年の三年は、阿含は性格、一休は成績、他の部の推薦者ははっきり言うて…」
「?」
「成績か性格で反対者数が多いので決まらんかった。そこで、推薦者以外を挙げると全員がお主を選びよった」

うわぁ、ありがた迷惑。

「光栄ですが俺には身に余り過ぎます。誰か他の者を」
「駄目じゃ」

俺の意思無視ですかそうですか。しかも即答でしたね。悩みもせずに…♯

「…監督、もしかしてもう決まってたりしますか?」

よく考えれば卒業式も近い日数に答辞を読む人間を選んだりする筈がない。

「職員会議でお主に決定して既に三ヶ月が経っておる。今更、変更はきかぬ」

逃げ道を塞がれた。



監督の庵から帰された俺はその足で滝の前にやって来た。
神龍寺に入学して何が一番良かったかと言えば神龍寺名物のこの大滝だな。
阿含が何か事件を起こした時も、監督に理不尽な事を言われた(された)時も、チームメイトやクラスメイト達に面倒事を頼まれた時も、滝に打たれれば綺麗さっぱり忘れられた。卒業すると滝にうたれるのも一苦労だな。…『湘南滝行の会』に申し込もうかな。いや、東京で滝行出来る場所探した方が早いかな。
………答辞か。
今から何を言うのか考えるのは面倒だな。前回の答辞は確か山伏先輩だったな。参考にさせてもらうか。先輩はどんな事を言ってたかな?
‥そうだ、先輩、嗚咽が酷くて言葉にならなかったんだ。もしかしてあれがパワフル語というやつだろうか?

「あれ、雲水なにやってんの?俺待ってたの?」
「溺れろ」

誰が貴様なんて待つか。貴様が来ると知ってたら大人しく部屋で座禅でもしてたさ。

「溺れねえよ!天才舐めんな!」

死んでも舐めるか汚らしい。

「も〜、こんな所で黄昏てないで部屋戻ろうぜ〜。腹減っちゃったよ俺」
「…そうだな」

答辞の内容考えねばならんしな。

「モス買ってきたから部屋で食お♪」

食堂で食え大馬鹿者。

そう思いつつモスバーガー食べました。



早くリクエスト小説書きたいのに、最後のオチが決まらないんす。







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