9/05::アイシールドSS(0)
 腱鞘炎

パソコンか携帯か、原因はどっちかだと思いますけど右手が腱鞘炎になった。
今は左手で打ってるけどむっちゃ打ちにくい。
利き腕って辛い。

以下、メモ帳に入れてた続きが決まってない妄想文。







どうする、 ア イ フ ルー……。
とあるコマーシャルが頭を過ぎった。

「……どうしよう…」

眉を寄せ困っている雲水。その前には小さな小さな子犬が二匹眠っている。
神龍寺寮は女人禁制+ペット禁止。
校則違反なのは知っていても雨の中震える子犬が可愛くて可哀想で連れて来てしまった。
こういう時に頼りになる弟は下界で遊戯の真っ最中。
違反な事にナーガの面々を巻き込みたくない。
雲水はアメフトの試合並みに頭を使った。
……プルルル、プルルル、プルルル……etc.
やはり享楽に耽っている弟は電話に出ない。
やはり一休辺りに相談してみようかとアドレス帳を開いた時、弟と同じくらい頼りになって弟と同じくらい危険な人間を思い出した。
少しばかり出ないでほしいと願いながらその人物に電話をかける。
……プルルル、プルルル、プルルル…ズギャーーン!!

「珍しいな。何の用だ糞坊主?」

出ちゃったよ。何か銃声も聞こえたよ。
気分は気紛れに実験したら偶然悪魔を召喚出来ちゃった新米魔道師。だが、出たものは仕方ない。利用出来るモノはしておこう。

「蛭魔‥頼みがある」

蛭魔に頼んだ数分後、飼い主候補を見つけたから出て来いと連絡があった。
出て来いっつったって此方は神奈川。しかも山奥。タクシーと新幹線使っても結構かかる。
雲水が何か言う前に蛭魔からもう一言。

「糞奴隷と一緒にこっちに来い。一時間後にゃ神龍寺に着く」

他人を奴隷呼ばわりなんてお前はいつの時代の人間だ。
いつもならそう怒鳴ってやるのだが今回は助けてもらってる立場なので何も言えない。
―――一時間後。
けたたましいエンジン音と土煙とともに賊徒学園は賊学カメレオンズ主将葉柱ルイが現れた。

「…よう」
「ああ…」

葉柱が後ろに誘導したので素直に後ろに跨ったがバイクの二人乗りは校則違反どころか法律違反だ。

「おい、二人乗りはっ‥!」
「カッ、黙ってねえと舌噛むぜ!」

スタートと同時に落ちかけた。

「待て待て!子犬がいるんだ!」

言われて気づいたのか葉柱が急ブレーキをかけた。

 







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