いや―
なんとなく唐突に(笑)

とにかく今私のマイブームは、マサと漣くんが絡むこと!
あ、もちろん恋愛とかは抜きでねww
フツーに仲良く会話してくれたらもう満足!
そしてマサがばーちょんのことノロケればいい!漣くんが呆れればいい!ノープログレム!

はい、では小ネタ!







ブー ブー

ポケットの中で携帯が小さく震えだした。
今は電車の中。
東京から仕事で大阪に向かってるのだ。
とある映画の試写会のために

ポケットから携帯を取り出し画面を見ると『馬場徹』の文字が映し出されていた。

漣『?ばーちょん…?』

ばーちょんから電話ってのは珍しい。
ばーちょんは自分から連絡をしないタイプだから、こうして掛かってくる事が新鮮でそれでいて謎。

とりあえずメール画面に切り替えて片手で文字を打つ。

『電車おりたらまた電話する』

と簡潔に。
そしてそれから数分が経った頃、俺は大阪駅に到着していた

まず向かうのは泊まるホテル。

ばーちょんに電話しなければと思いつつ『まあ後でいっか』なんて深く考えず携帯をポケットから鞄にしまった。









漣『すげー綺麗じゃん』

ホテルを見て一緒に来た荒やんと叫ぶ。
こんな綺麗なホテルに泊まれるなんて…グッジョブ試写会!

…と口開けて辺りを見渡していたら視界に何やら楽しそうな集団が入る。


『漣くん!…荒やんも?』


そしてその集団の1人がヒョコッと顔を出して手を振っている。

漣『なんだ…あのパイナップル………』
荒『あれ、マサじゃん』
漣『え!マサ!?』
雅『漣くんも大阪で仕事なん?俺も大阪で舞台なんよ!』
漣『俺らは映画の試写会で………って、マジ奇遇すぎ』
雅『な〜♪でも漣くんらに会えて嬉しい』

屈託なく笑うマサを見ていたら忘れかけていた先ほどの電話を思い出してしまった。

マサと別れを告げ部屋へと入った俺はベッドに転がり携帯を手にする。
着信履歴を見て少し考えてからばーちょんに電話をした。




馬『あ、もしもし漣くん』
漣『おう。さっきは悪ぃ…で、なんだった?』
馬『漣くん大阪だよね』
漣『今ついた』
馬『そっか。それでさ…マサも大阪なんだよね』
漣『ああ…さっき会った』
馬『マジ?あ―羨ましい!』
漣『………』
馬『マサ元気そう?最近忙しいみたいでさ…また痩せてんじゃないかって心配で』
漣『……元気そうだったけど』
馬『良かった〜…アイツすぐ無茶するからさ。ホントだったら今も傍にいてやりたいんだけど』
漣『…あっそ』
馬『でさ、漣くんに頼みがあんだけど?』
漣『何?』
馬『マサに悪い虫がつかないように見張ってて!マサ可愛いから…』
漣『ヤだよ、めんどくさい』
馬『とか言って…まさか漣くんがマサ狙い…』
漣『んなワケねぇよ』
馬『じゃあ…まさか』
漣『てゆうかさ〜馬場。マサに電話すれば?』
馬『……………』
漣『…………なんだよ』
馬『あったまいいね、漣くん!ありがと!さっそくマサに電話しなきゃ』


プツッ…ツー ツー


漣『………………』




なんだったんだ。

俺は携帯を片手にグッタリと沈んでしまった。

今頃…
仲良く電話してるんだろうな、なんてバカップルを想像しながら♪



荒『ちょ、漣くん大丈夫?』

漣『ああ…何かドッと疲れた』




チャンチャン♪
おしまい



なんてゆうか無駄に長ぇ。


心配するババさまと無邪気なマサと振り回される漣くんww