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ドリライ6の立海は…



…兼ちゃんのみ。


ショボーンって感じです
8人全員は無理って分かってましたが…それにしても1人って(-"-;)
可哀想だよ…米。


じゃあちょっといい小ネタを!
良くなってるかはアナタ様の広い心次第ww




―――――――――――――



DREAM LIVE 6th

俺はマネージャーから一通りの台本を渡された。
またみんなと会える、仕事が出来るとワクワクして開いた台本。そこに記されていた名前は、自分の名前だけだった。


立海 真田役 兼崎健太郎


兼『俺だけなんだ』


ボソッと呟いてみたが、よくよく考えるとみんな忙しい。
自分も舞台はあるけど…ドリライの5月はちょうど空いていた。
それに立海の登場シーンは他校に比べて少ない。
だったら俺一人でも十分か…

仕方ない。と言い聞かせ台本を閉じると携帯が光っているのがわかる。
誰からかの着信。

ゆっくりと携帯に手を伸ばし通話ボタンを押した。



兼『はい?兼崎です』
壽『あ!兼ちゃん』
兼『その声…壽太か!』
壽『当たり♪…でさ、さっきマネージャーから聞いたよ!兼ちゃんが今度のドリライで立海代表なんだよね』
兼『ああ。情報が早いな〜』
壽『だって立海って言ったら俺たちの原点でしょ!』
兼『だな』
壽『そんな立海のこと、兼ちゃんに宜しく頼もうかと思って電話したんだ!』
兼『頼む?』
壽『ホントはさ…久しぶりのドリライ、みんなで参加したかった。でも実際は無理だったから…だから、俺たちの分も宜しくって言いたくて』
兼『壽太…』
壽『勝手だけどね。あと…』
兼『?』
漣『久しぶり♪』
兼『漣くん?』
漣『俺も、託しますよ〜副部長に(笑)』
兼『ははっ』
漣『なんつって☆…まあ、シクヨロ!ってこと』
兼『お前等な〜』
漣『そうゆうこと!ちゃんと見に行くから』
兼『ああ、ありがとう』


電話を切ったあとも2人の顔が頭をよぎる。
と同時に懐かしい思い出にふけってしまう。

…っと、電話してて気づかなかったのかメールが届いていた。
開くとそこには…


『ドリライがんばれ!

兼ちゃんは俺らの副部長だから、きっとスゲー舞台になるよ!


元気&健斗より』


アイツら…
元気と健斗らしい短文。
それに微笑ましく思う。





コンコン

『失礼しまーす』

ノックと共に入ってきた2人に俺は携帯を開いたまま目を丸くした。


雅『来ちゃった』
馬『久しぶり』
兼『マサ、ばーちょんまで!』

そして開いたままの携帯をばーちょんがチラッと見てきて
その携帯をマサに渡す。
するとマサが笑い出した。

雅『先越されたやん』
馬『いや、メールには負けないよ』
雅『なんソレ』
馬『こっちは会いに来てんだから』

兼『で…まさか2人もドリライの件で?』

雅&馬『そのまさか!』
兼『さっき壽太と漣くんからも電話があったよ』
雅『マジ?かなり出遅れてもうた』
馬『でも電話でしょ?』
雅『そうやね』
兼『対抗してどうするんだ…』

雅『はい、兼ちゃん』
馬『これでドリライ頑張って』

兼『おにぎり?』

雅『ちなみに手作り!俺特製!』
馬『ラッピングは俺ね』
雅『ラッピングて…入れただけやん』
馬『いやいや入れ方がスゴく綺麗だろ』

兼『ふ…ありがとうな!頑張れるよ』



そうして嵐のような2人は去っていき…自然と頬が緩むのが分かる。
最初は俺一人なんだって思いつつ少し寂しかった。
今まで当然のように8人で立海だと名乗ってきたのに今回は一人。
そう思うだけで物足りなさを感じていた。
だけど違った…
みんなちゃんと立海を忘れてなんかいない。
俺たちの大事な原点なのだから


そしてその日の夜…

ピンポーン

インターホンがなり俺は急いでドアを開けた。


兼『……王子』
王『久しぶり…かな?』
兼『久しぶり』


王『今日来たのはね…』
兼『ドリライ?』
王『なんで分かったの?』
兼『朝からみんな電話やらメールやら…マサとばーちょんなんて会いに来たから』
王『そっか…みんな立海が大好きなんだね。俺もだけど』
兼『ああ。俺たちの大事な場所だからな』
王『うん…大切だよね』
兼『俺は一人でも王者立海の凄さを見せつけてやる』
王『はは…兼ちゃんなら貫禄あるよ』
兼『王子の幸村には劣るよ』
王『いやいや…兼ちゃんという副部長がいてこその立海でしょ』
兼『…そうでもないよ。8人が揃ってこその立海なんだ』
王『兼ちゃん…ゴメンね。一人で背負わせちゃって…部長は俺なのに』
兼『何を言ってるんだ。王子はただ応援してくれたらいいんだよ』
王『でも…』
兼『それに、苦労かけるのは今更だろ?』
王『………そうだね…兼ちゃん?』
兼『ん?』
王『苦労かけるな』
兼『大丈夫だ』


みんなが応援してくれる。
俺は立海の副部長として立海を盛り上げるんだ。
王者としての貫禄を…見せつけてやる。

そしていつか

また8人で…舞台に立とう。

その日まで

俺は真田として、みんなを支え続けるよ。
みんなが俺を支えてくれたように。



END



な、長いっ!
なんか途中ワケ分からんとこあると思いますが
良い話になってればいいかなと。



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