Sep18::映画
マスカレードナイト
封切り2日目で観ちゃったよ。
話題:今日映画館に見に行った映画
東野圭吾の作風自体が淡々としてるから、
映画も淡々と進むので邪推しなくていいから楽。
トリック自体も簡単な事なんだけど、
そこに至るまでの道のりを考えたらさ。
並の一般人にはそこまで出来ないよねっていう。
どこにでもいる普通の人が
ある日突然凶行に走るって現実的な怖さは、
フィクションにはないのよなぁ。
その点、
『死刑にいたる病』なんかは好きなんだけど。
(サイコパスだって普通の顔してその辺にいるし)
殺人事件をエンタテイメント化してると思っちゃうの。
と、
年々考えるようになったなぁ。
そういう映画も好きなんだけどもね。
倫理観や道徳観だけでも、
善悪二元論や二律背反だけでもない、
人間の複雑な仕組み。
恵まれない生い立ちの人が
100%犯罪者になるわけでもない、
甘やかされた子供たちが
100%ロクデナシになるわけでもない、
パーソナリティっていう底なし沼。
そんな感じのドロドロした超大作、
誰か書いてないかなぁ。
誰か書かないかなぁ。
だから『孤狼の血』の上林も、
人間が描くから情を持たせたくなるんだろうね。
何の理由もなしにハチャメチャに生きる人間はいない、
そう信じたい性善説なんだろうなぁ。
まぁヤクザ関連の話は根深い部落差別とか
戦中の移民差別なんかが底の方にあるんで、
そういう話とも切り離せないんだろうけどね。
描き方はわかるし心理もわかる。
東野圭吾はおもしろいんだけど、
淡々としてて私は好まないし、
ジャニーズが絡んだ映画に深みなんざ求めてないんで。
彼の顔と髪型が見れればそれでいいんで。
今年の骨太映画は『孤狼の血』でお腹いっぱいだし。
あぁでも、
『そして、バトンは渡された』はどうしよう。
予告編観れば観るほど観たくなる。
今年はあと
『燃えよ剣』に『土竜の唄』は観なきゃだから、
楽しみが多くてなぁ。
ジェームズ・ボンドは字幕なら観る。
ナイル殺人事件はいつ封切りなの!
て悶えながら待ってるから洋画観たい。
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