毎日他人を羨ましく思う。


どーして、僕はあいつらに敵わない?


僕は僕なりに、


努力をしてるつもりだった。


勉強してるつもりだった。


打ち込んでるつもりだった。


だったのに…。


どーーーして!!!


どうして僕は一番になれないんだろう?


勉強面、運動面、趣味の面、見た目、性格。


どれをとっても、僕は中途半端だ。


僕よりあいつの方がどれを取っても上だ。




いつしか僕は、


SNSで、とある一言を目にした。



「他人と自分を比べ、劣ると感じたのなら、それは努力が足りないからだ。」と…




僕は怒りに震えた。



お前に何がわかる!?



僕は僕なりに、死に物狂いで努力をしてきたつもりだった。



僕にできる全てを試したつもりだった


なのに、お前は!!!!



まだ足りないって言うのか?










そうだ…




でも僕は、それをぶつける勇気を知らない。




そんな自分に笑いすら溢れない。












そんな時、僕は知ってしまった。











僕より頭がいいあいつ、勉強なんて基本しないらしい。記憶力が優れてるから、テスト前に少し教科書を見たり、授業を受けるだけで充分だって。


僕より運動ができるあいつ、普段から筋トレや、自主トレなんて、したことないらしい、生まれつき身体能力が優れてるんだって。



僕より○○が上手いあいつ。僕は幼い頃からずっと趣味に打ち込んできたのに、あいつは!○○を初めてまだ半年も経ってないだって?



嘘だ…












嘘だ…!!!

















嘘だ!!!!!!















所詮は神様が「才能」って道具を気紛れに与えた人間のみが輝けるってこと?


僕はこんなに努力してもこのレベルなのに…



お前ら才能人は、死に物狂いで努力をしたわけでもないくせに、有名になってく。





ずるい。あんまりだ。












「努力」は「才能」には敵わないのか?














そうだ…




煮えくり返りそうな腹の中で、ぐちゃぐちゃに回転してる頭の中で、全てを吐き出してしまいそうな胃袋の底で、僕はこの真っ黒で醜い感情に押し潰されながら、今日も生きてる。

















僕は…
【劣等感】の塊だ。







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