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タイトルなし

最近ストレスからイライラすることが多い。
ストレス発散したくてもカラオケも遠出もできない昨今、お話をまた書いてみようかなと思い至りました。
お題サイトからお題をお借りして、一ページの物語を書いていこうと思います。
しっかりストレス発散できますように!



お題をお借りするサイト様:確かに恋だった

【青い恋をしている10題】
1.好きなくせに馬鹿みたい
2.曖昧すぎて壊れやすくて
3.どうしよう隠し切れない
4.こんなの恋じゃないのに
5.意識しちゃってください
6.きみは変わらない笑顔で
7.終わるなんて言わないで
8.ありふれてる大切なこと
9.言葉なんて期待してない
10.このまま大人になってく



たのしみだなー(・ω・)

久しぶりに更新

セーラームーンのアニメを見始めたので、感想を記す場所がほしくて戻ってきました。
好き勝手に記していきます。

現在、無印2話鑑賞中です。
数十年前、リアルタイムで見ていたときはうさぎちゃんの魅力に全く気づきませんでしたが、大人になると分かりますね。めちゃかわいい…!素直な性格だからかなー。かわいいよね、うさぎちゃん。あと衛さんかっこよすぎん?衛さんも数十年前は全く興味なかったけど、顔も中身もイケメンやった…。そりゃ仮面つけててもモテるわ!

そして、現在の敵はジェダイトですが、彼を見てるといたたまれなくて胸が痛くなる…。強いはずなのに、めちゃ雑魚キャラっぽく感じてしまうのは私だけなのか……。ジェダイト頑張れ!頑張れ!ジェダイト!

はー、これから話が進むのが楽しみだ。なるちゃんとネフライト様の話が早く見たい………。
そして、早くはるかさんとみちるさんに会わなくちゃ……………(゜∀。)

最後に、セーラームーンの曲めっちゃいい…。ED曲最高。

マーガレット【S×M】

自分でいうのもなんだけど、私って…まぁ、その、モテないわけじゃない。
「…え?」
「す、すす好きです!」
思いを告白されたことより、手渡されたソレを見て思わずビックリしてしまった。目の前の男の子が私に差し出したのは、ピンク色のマーガレット。
…マーガレット?
「ごめんね、知ってるかもしれないけど…私、」
「い、いや、良いんだ。シリウス・ブラックと付き合ってるんだろ?知ってる。でも伝えたかったんだ。…そ、それだけ」
そう言って男の子は私にマーガレットを押し付けると、寂しい背中を見せながらどこかに行ってしまった。そんな言い逃げ去れても…。思わず手もとに視線を落とす。
行き場の無い、マーガレットと私。
「困ったなぁ…」
私はそう呟きを残し、その場を後にした。

「あら、可愛い花」
談話室のテーブルに置いておいた例のあの花に、リディアがいち早く反応する。
「マーガレットね。ふふ、私に一番無縁な花だわ」
「わかる。それ、すっごく良くわかる。私も自分には似合わないと思ったもの」
「何よ、怖い顔して…。もしかして、これメリエルの?」
もしかしなくともそうだと言ってやると、リディアはニヤニヤしながら「ふーん」と呟いた。
「メリエルったら。お盛んなこって」
リディア、それちょっと違うと思う。
そんなツッコミを入れる気にもならず、私は小さくため息を漏らすとテーブルの上のマーガレットを持ち上げる。水を貰っていないマーガレットは少し萎びていた。それが一層私の気分を憂鬱にさせ、またため息がもれる。
「さっきもらったの。察しのとおり愛の告白付き」
「あーら、自慢?」
「やめてよ…。それによく分からないの」
私の言葉に、リディアも分からないって顔をして私を見つめた。
「だから、わからないのよ」
お願いだからそんな顔しないでほしい。責められてる気分になるし、分からないって顔をされると無性に寂しくなる。そして決まって“イヤな”波がやって来て、私の胸の中をザワザワと掻き乱のだ。
私はサッとリディアに背を向けた。
「私、これにお水あげてくるね」
「ちょ、メリエル?」
リディアの呼び止める声をスルーして、萎びたマーガレット片手に私は談話室から出ていった。
“イヤな”波がきた時の対処法はひとつ。その場からとりあえず逃げ出す、これのみ。この思いが爆発して周りに迷惑をかける前に、一刻も早く一人にならなければならないのだ。
早く早く。
一人にならなきゃ。

「ほーら、懐かしい土だよー」
中庭の外れにて。誰もいないその場所で、拾った石で土を掘り起こし耕した土山の頂にマーガレットを挿してやる。水分を失った茎は土に刺さりづらかったが、テーブルの上よりかは幾分マシだろう(根っこがないのに土に刺しても意味がないっていうのは後で気づいた)。こうべを垂れるマーガレットを見ていたら、なんだか泣きそうになった。
「まるで今の私ね…」
寂しくて寂しくて、でも一人にならないと立つこともできなくて。そのジレンマが、さらに私を寂しくする。
そんなことをぼんやり考えていると、急に視界が曇った。驚いて顔を上げる。
そこにいた顔を見て、思わずホッとした。
「…なーんだ、シリウスか」
ホッとしたついでに、わざと残念そうなフリをした。そんな私を見て、彼、シリウス・ブラックは呆れた顔をして口を開く。
「何やってんの?」
優しい声だった。
「それ、どーしたんだよ」
シリウスが私の肩越しに、マーガレットを見ながら軽く首を傾げる。
「…もしかして、貰いもん?」
声がちょっと硬くなった。ムッとした、不機嫌な声。ジイッと顔を見つめていると、表情も不機嫌そうに歪む。
「おい、ボーッとしてねぇで何か言えよ」
「シリウス」
「なんだよ」

「私、悲しいの」
「はぁ?」
シリウスの顔が、今度は不可解そうに歪む。何言ってんだ…って顔いっぱいにかいてあるのがわかった。
私はシリウスから視線を外し、マーガレットを見る。
この花を渡してきた彼は、どうして私の事を好きだと言うのに、この花を選んだのだろう。こんなの私には似合わないのに。私という人間が、見た目と中身にギャップがあることはウスウス気づいている。それにしたって、こんな、可愛くて花びらも茎も強く握れば簡単に壊れてしまうか弱い花を選ぶなんて見る目がなさすぎると思わない?こんなの私じゃない。
これは、私じゃない。
だから。
…ああ、やっぱり私って他人には理解されずらいのか…なんて思わずにはいられなかった。ヒガイモウソウだってわかってはいるけど、ね。
「だから悲しくなるの」
シリウスがギョッとして私の顔を覗き込んだ。
「おい、なに泣いてるんだよ」
言われてみれば、涙が頬を濡らしていた。完全な無意識でも、人は涙を流すことができるらしい。
「あのね、シリウス。私、今、悲しいの」
別に関わる人全員に私のことをわかって欲しいわけじゃない。そんなの無理だって、ちゃんとわかってる。
でも好きだというならば。私のそばにいたいと思ってくれるならば。
「だからねシリウス、お願いだからそんな顔しないで」

「わからないって顔しないで」

まるで、存在を無視されたような気分になってしまうから。
それが、とてもさびしい。

さびしい。

「いまいち良くわかんねぇけどさ…」
完全に顔を伏せてしまった私の隣にしゃがみ込んで、シリウスは萎びたマーガレットに手を伸ばす。その様子を、ただぼんやりと眺める。細長いシリウスの指がマーガレットの花びらをそっと包み込んだ。ゆっくりとゆっくりと、シリウスは花びらの感触を味わうように手を握りしめていく。最後にシリウスはギュッと握り拳に力を込め、優しい声で私に話しかけた。
「そんなに嫌なら、こんなもんさっさと捨てちまえ」

そう言ったシリウスの手のひらから、ぐちゃぐちゃになったマーガレットがぼとりと音を立てて落ちた。

葛藤

忙しい。
そんなこと、出来ることなら言いたくないし思いたくないし、もっと大変な人だっているんだからこんな私がそう思うのはおこがましいなって思わなくはないのだけれど、1つ言わせてほしい。
私は今、忙しいんだ、とても。



リディア・ヴィンスは、電気の消えた夜中の談話室のソファーに身体を預け、ゆっくりと深呼吸を繰り返した。誰もいない、シンとした談話室。唯一、月明かりがリディアに付き合ってくれている。

「私だけじゃない。みんな大変なのよ」

そう呟いた言葉は、見えない誰かに向かって体を守ろうとしているだけなのはわかっていた。もしくは、自分の中に渦巻く“醜い感情”を綺麗事にしたいだけのくだらない意地。誰に言うわけでもないが、理想の自分になりたい…こうあるべきだ、とでもいうような…欲望に忠実に動いているだけの自己満足でしかない、偽りの言葉なのである。

「ダメよリディア。これ以上はいけない」

人知れず夜中に勉強をしていることも、魔法の練習をしていることも、様々な悩みを抱えていることも、それをストレスに感じていることも、誰にも知られたくなかった。誰にも知られないようにしたかった。しなければならないと思った。

「ダメ、ダメ。ダメだってば」

自分的には、すっごく頑張ってると思う。でも、よくよく考えれば、ただ当たり前のことをしているだけだった。リディアは学生で、未だ未熟な子供なのだ。勉強も練習も、問題を解決させるために悩むのも、リディアの立場ならば当たり前のことなのに。

「こんなことで頑張ってると思うなんて…」

そんな自分が、ちっぽけでどうしようもなく恥ずかしく感じていた。信じていた自分と現実のギャップは、思っていたより大きい。

認めてほしい、と思う。誰かに頑張ってるねって言われたい。褒めて欲しかった。根底にあるこんな欲を自分が持っていることに、リディアは本当に腹がたっていた。

「あーあ、言葉にしちゃった」

今すぐにでも叫びたかった。

「誰か助けて」











最近、傷ついたことがあった。大して親しくないけどそれなりに好意を感じていた人の態度に、心がひどく傷ついた。
勉強したい。練習したい。自分のすることで恥ずかしいことはしたくない。もう不誠実だと言われたくない。全部に全力を出さなきゃ。目一杯しなきゃ。
そんなしがらみに囚われた私は、人として評価されるより、女として評価されるより何より、仕事で評価されることに最も価値を見出だす人間のようです。
その仕事に対する私の思いを、信じてもらえなかった。
ただそれだけのことが、凄く心に傷をつけたようでした。
ようでしたって、今もなんだけど。

もう悩みの全部が叶わなくていいから、楽になりたい。


って、グチ。

羞、執、醜6

「お待たせ、リディア」
パーティーが始まるとすぐに会場は騒がしくなった。話し声や人の動く音が混ざり合い、軽やかなワルツの音楽が微かにしか聴こえない。今日のパートナーであるレイブンクローの彼、アダム・キーンツルから黄金色のジュースを受け取り、笑顔を向ける。グラスを傾けると、中の液体が蝋燭の火を反射してまるで宝石のようだった。
「ありがとう。これ、綺麗な色ね。何ていう飲み物なの?」
「さ、さぁ…。でも今日のリディアのドレスに似合うかなって思って…」
「あら素敵。意外にロマンチストなんだ」
そう言ってグラスに口をつける。サラッとした炭酸が、弾けながら喉を通る。
結局、あれ以来メリエルとシリウスには会えていない。人が多いっていうのもあるし、会場内は薄暗く近くまで来ないと顔すら見えない。
なのに。
「…リディア、聞いてる?」
アダムに呼ばれ、私はハッと我に返る。
「あ…ご、ごめんごめん!えーっと何だっけ?」
なのに、なぜかアイツの姿だけはすぐに見つけることができた。
「もしかして、僕の話しつまらないかな?何だかよくボーッとしてるし…その…」
「ああ違うの、違うのよ。ほら、ずっと立ったままだから。何だか、ね」
我ながら下手な言い訳だなとは思うけど、まさか彼に本当の事を言えるはずもなく。
リーマス・ルーピンが視界に入ったから…なんて、言えると思う?
だけど、たまには気を使わず本音を言うことも必要なのかもしれない。嘘をつけばつくほど、現実は良くない方向に転がっていく。
私の返答を聞いて、アダムの顔が少し輝く。
「じ、じゃあダンスをしに行こうよ!」
「え?」
「僕と、踊ってくれませんか?」
私の反応が微妙だったからか、輝いていたアダムの顔が少し不安そうに歪む。私は馬鹿だけど、彼が私をクリスマスパーティーに誘ったことも、今こうやってダンスに誘っていることも、彼にとって凄く勇気のいることだってことぐらいはわかっているつもり。そんな相手の誘いを、断ることなんてできるだろうか。
「…もちろん。せっかくだもの、楽しみましょう!」
例え、ダンスホールにリーマスの姿を見つけていたとしても、私には断ることなんてできなかった。

私たちがダンスホールに着く頃には、軽やかなワルツはいつの間にかスローなテンポの音楽に変わっていた。私たちが輪の中に入っていっても、先にいた人たちは誰も気にしていないようだった。もちろん、リーマスとも視線は合わない。フリルがたっぷりついたドレスを着たヴィーヴィの腰に手を回して、クスクスと談笑しながら踊っている。胸に、チクリとした痛みが走った。あの笑顔は、前まで私のものだったのに…なんて未だ勘違いな思いが頭の中に埋まっていく。
「リディア」
アダムの手が腰に回る。私は周りに倣いアダムの肩に手を乗せて、彼の動きに合わせてステップを踏む。ワン、ツー、スリー。ワン、ツー、スリー。視界の端には同じようなステップを踏むリーマスが映った。私はリーマスを追い出すようにそっと目を閉じる。もう気にするのはやめにしよう。アダムに失礼だし、何よりも私自身が不憫でならない。何ヵ月も我慢した。
可哀想だなんて思うのは、もう真っ平だ。

どれくらいか踊って、私たちはダンスの輪から離れた。人混みから外れて薄暗い空間に出る。
「わ、涼しい!」
あれから何曲も踊ったせいか、少し汗ばんだ肌に夜風が凄く気持ちいい。
「僕、何か飲み物を取ってくるよ!リディアはそこで待ってて!」
アダムは興奮が冷めないのか、ワントーン高い声でそう言うと人混みの中に消えていった。
先程とは打って変わった、シン、とした空気が耳に痛い。この空気に早くなれようと、ゆっくりと呼吸を繰り返す。このまま吸って吐いてを繰り返したら、この空気の中に溶けてしまえないだろうか。そうしたら、アダムはびっくりするんだろうな。グラスを両手に持って、私が居ないことにパニックを起こして…。そんな場面を想像すると、思わずクスッと笑ってしまった。
「楽しそうだね」
だから突然上から降ってきた声に、身体が跳ねる。誰かが後ろにいただなんて、気づきもしなかった。バッと振り返り、口から心臓が飛び出すんじゃないかと思った。思わず口を押さえる。
「リーマス…」
「ちょっといいかな」
「え?…え?!ちょっと!」
リーマスは私の手を取ると、さっさとどこかに歩き出す。何で?どうして?ヴィーヴィは?アダムはどうすればいいの?疑問が心の中で渦巻いているのに、こうやって手を引かれていることがどこかで嬉しいと思ってしまう。
私は何も言わず、ただただリーマスの背中を見つめていた。
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