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動物たち(木の工房展2)ラスト


写真四枚目。窓辺の動物たち。

木の工房展、とっても楽しかったです!また来年も行きたいな〜。

動物たち(木の工房展2)その3


写真三枚目。りすです。気を抜くとつい指で頭をなでてしまってます。かわいい…。ころんとしたどんぐりが良い味なのです。



しかし部分のひとつひとつがものすごい丁寧に作られていて(作業工程を想像すると気が遠くなってしまう)、確かな技術と、作品を完成させられる精神力にただ脱帽です。職人って本当にすごいなあとしみじみ思います。



初冬の雰囲気がよく似合うなあ。

動物たち(木の工房展2)その2

写真二枚目。ひつじ二頭です。白い毛並みと四本それぞれ違う足がキュートな茶色い子は姉のところへ旅立つ予定。

しかし手元に置いて眺めているうちに手ばなしたくなくなってきてしまい、これはまずいぞとあわててもう一頭自分用に黒い子を買ってきたのでした。


連れて帰ってきた日、両親にいいでしょー!と見せたら、口をそろえて「あーサフォークだ。なつかしいー」と言っておりました。さすが元・農協職員ですな。

まず部屋に飾って、来年になったら玄関にてお仕事をしていただくつもりです。

ひつじどしだからね!


*


「すぐにこちらに来てくれないか」と僕の相棒が言った。ぴりぴりとした声だった。「とても大事な話なんだ」
「どの程度に大事なんだ?」
「来ればわかるよ」と彼は言った。
「どうせ羊の話だろう」とためしに僕は言ってみた。言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と相棒が言った。
とにかく、そのようにして羊をめぐる冒険が始まった。


(村上春樹「羊をめぐる冒険 上」)より

動物たち(木の工房展2)その1

前回箸置きの向こうに焼鮭が見える写真を貼りましたが、見返すたびに焼鮭が食べたくなってちょっと困っております。良い具合に干してある鮭だった。



いわて木の工房展での購入記録、第二回。


ていうか二回に分けて、と前回書きましたが、そのあとでこのブログが基本的に一記事に付き画像添付は一枚らしいことに気がつきました。なんてこった!写真何枚か撮ったのに!ということで今回は連続更新をかけますですよ。




wood works crando さんの「ひつじ」と「りす」



良いな、と思うものを見つけると、それが置いてある景色が浮かんでくる。crandoさんのところにいる動物たちを見たとき、白っぽい光があたる朝の窓際が思い出されました。ガラス越しの木立をうしろにそっと並べたら、きっと素敵だろうな。そういう感じで。


やわらかな丸みを帯びたちいさな動物たちからは、手ばなしで自然なあたたかさを感じるのですが、その一方では、木目で表されたひつじの毛の流れ方や、首の傾げ方、どんぐりを持つりすの腕のふくらみ、繊細なうすい耳、ふっくらとしたしっぽの先端のすっとした抜け方とか、簡略化された中にある決して揺らぐことのないリアルさに、凛とした空気を感じます。


ほっと息が抜けつつも、背筋が伸びる空気感です。



りすの手が動かせたり、ひつじの口にカードを挟むことができたり、ちょっとした「仕掛け」がまた素敵なのです。




北上市でお仕事をされているcrandoさん(笠原さん)のブログはこちら。


blog.goo.ne.jp ゆうきのスケッチブック


参加されるイベントの情報やwebショップのことなど、とてもあたたかい雰囲気の文章で書いておられます。crandoさんの作品が気になった方は要チェックですよ。





写真の一枚目。crandoさんはかわいいヘアピンも作っておられます。寄木デザインの、ひとつひとつのパーツの「間」の取り方が本当に絶妙な逸品。モンドリアンのコンポジションというか、おしゃれな佇まいです。

木の箸置き(木の工房展1)




岩手県公会堂で開催された「岩手 木の工房展」へ昨日今日と行ってまいりました。


実は先週たまたまこのイベントを知ったのですが、今年で第6回目だそうです。昨日も今日も賑わっていて、とても楽しいイベントでしたよ。
「展」と銘打ってありますが販売も行われていて、作家の方とお話をしたり(素敵な喫茶スペースも設けられておりました。ちょっと時間がなくて、おいしそうなコーヒーが飲めずじまいだったのがとてもかなしい)気に入った作品があればその場で購入することもできます。

私も何点か購入させていただきましたので、二回に分けてご紹介!の、第一回です。




WOOD工房 ブナの森 さんの「箸置き」


寡黙であって欲しい。というのが食器に対する個人的なテーマだったりします。


食卓のメインって、やっぱり料理・食べ物だと思う。なので、食器の「我」みたいなのが強いと、なんとなくパワーバランス的な何かが崩れてしまうような気がするのです。

だからと言ってどんなもんでもいいかと言えばもちろんそんなことはなくて、食事をすると「食べるぞ!」とか「食べたぞ!」とか、人によって差はあれど「食べ物と向かい合う」みたいな気持がきっとあるわけで。だから、食べる前に(もしくは食べながら、あるいは食べた後に)どこか肩に入った力を抜かせてくれる要素が食器にはなくてはならない。気がする。

例えば卵焼きのあったかい黄色に丸いお皿の白さが映えて「きれいだなあ」と思ったり、あつあつの味噌汁に息をふうふう吹きかけながら木のお椀を持った時のはっとする感じだとか、そういうことです。

 

うーんしかし自分勝手なことばかり書いている気がするな。
猫に名前をつけるのは難しいという言葉がありますが、気に入った食器を選ぶのも相当難しい。




しかし不思議な物で、見つかるときには見つかるんですよね。


と言うわけで、前置きが長くなりましたがWOOD工房ブナの森さんの箸置きです。
写真の通りごくシンプルな作品なのですが、ていねいに仕上げられているので、シンプルさゆえの「寂しさ」みたいなものは見当たりません。艶のかかった甘い茶色の色合いが料理にしっくりと馴染みます。やさしい色なので、食べ物の色と喧嘩しないんですよね。食卓に置いたときの佇まいがなんとも素敵です。箸の準備をするときに、指先に木の箸置きが触れたときの、ほんの少しだけざらっとした、あったかい感じ。


これ普通に箸を置く以外にも、鉛筆とか筆を置くのも良いだろうなあ。

昨日の時点でみっつ購入したのですが、その日の夕食で使ってみてすごく良かったので、今日ふたつ買い足しました。計5個。これで来客時も安心!


この箸置きに限らず木工の作品全てに言えることだと思うのですが、なんというか、木のものって不変的に良いですよね。





次回はとってもかわいいどうぶつの作品のことをば。今もパソコンの横にちょこんと並べております。超かわいい!

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