スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

アーマード ガイズ

「いつまであの人の我が儘に付き合わされるんですか!?」

氷川 誠は苛立っていた。

― 事の起こりはこうだ。

アメリカから巨大企業のCEOが来日するが、そのCEO直々の指名で氷川が身辺警護を任された。しかもG3-Xも準備しておいてくれ…との要望だった。

「仕方ないわ…彼の我が儘は有名だし、私達は警察官よ。いくら相手が失礼な性格をしていても警護対象には変わらないわ」

そう返す小澤澄子も不愉快そうな顔を隠そうとしなかった。2人ともSOUL解体からしばらくぶりに会ったのと「あの」人物に会えると言うことで最初は喜んだものだが、実際に会ってみれば閉口するほどの人物だったのだ。


「本当に申し訳ないと思うわ…」

彼の人物の秘書…ポッツ女史が謝ってくれているが、2人ともそろそろ我慢の限界だ。


「おーい…イカワくん!」
「氷川です!御用ですかッ!?」

「あぁスマンスマン…本当に日本人のファミリーネームは難しいな」

(分かって言ってるんじゃないか?)

「それで何か…」
「買い物を頼めるかな?私は研究で忙しいし、何かと身に覚えのある恨みを買っているんでな。平和な日本でもその手の輩がいないとは限らないからな」

「買い物って…警護はどうするんですか!?」
さらっと言い放つ男−トニー・スタークに問う氷川に対しての答えは

「あぁ、問題無い。自分で守れるからな」

自分で守れる?

自分で守れるだと?

「何ですか、自分でだなんて!!それじゃあ僕たちに何故警護を頼んだんですか!?」

爆発した。
続きを読む
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2014年08月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
アーカイブ