雪が無くなった
こんな時期だったよね。
もう大昔の話。


誰かの歓迎会かなんかの
帰り道、帰り方向が同じだった
あの子と一緒になった。
送りがてら、二人だけ。

今思うと…仕組まれてたのかも
わかんないけど…。

"バス間に合うかな?"

"……"

"ん?"

"私……
優さんが冷たいから
仕事辞めようかと思ったんですよ…"

"…え…"

雪解けの冷たい、豊平川の河川敷に誘われた

お姫様抱っこで
川縁を渡る

"持てなかったら、どうしようかと思った(笑)"

"…バ…バスに遅れちゃうよ…"

"帰りたくないです"

(;´д`)

ドラマに出てくるような
セリフを言う子はいるもんで

"キスしてくれたら帰ります…"

(;´д`)

すすきののホテルのネオンが揺れていた…。


家に帰ると、こんな日に限って
彼女が来ていた…。
俺は彼女の誕生日に…部屋の合鍵をプレゼントしたんだよね。

"遅かったね…?"

"……うん…。"

彼女の顔が…見れなかった……。

あの時、自分は浮気が出来ない人間なんだと知った。

←説得力ないけどね笑

次の日、あの子と一緒に仕事だった。

そして

"急に優しくなった(笑)"

と言って笑われた(;´д`)

男って…単純でバカだよね。

あの子とは後日談が色々あるんだけど
ちゃんと清算はしました(;´д`)

春が来れば思い出す…。