おはこんばんにちわ、なかなかサイトのキャラ紹介が作れない名無しです。
絵が、‥‥‥‥‥ね?
━━━━今回の新キャラー━━━━
コウリュウ‥‥‥‥‥スクルドなど、ハラート星各地で活躍する若き(若すぎ)情報屋。
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ということで追記〜⇒
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おはこんばんにちわ、なかなかサイトのキャラ紹介が作れない名無しです。
結局先程アシュウィーと戦闘したところにもおらず、一同はこの階段状の山を下山することになった。
そしてその途中────
「しかし、ティーラの奴どこ行っちまったんだ?」
ラッドが隣にあった大岩にもたれかかる。
下りの道は、さんざん邪魔な岩を破壊してきたため簡単なはずなのだが、何故だろうか道が若干違っているようで、あの通路上の岩も復活していた。
「とらえず一番下まで下りれば会えるよきっと」
後ろを向きながら話すアリシアは、前にあった岩にぶつかて転んだ。
呆れたような顔で額を抑えるアプリーレ。
「この岩もお願いしますわ。」
少女は横で岩にもたれかかっているラッドにまた岩を壊すようお願いする。
彼は面倒臭そうにどこかから大剣を取り出すと、巨大な岩にガツッッと切りかかる。大きな振動があたりへ伝わった。
と同時にガランとそばにあった岩の塊が崩れ、四人を巻き込んで下方へと流れて行ってしまった。
崩れてごちゃごちゃになった山の中から、ぼこっと両手が出てきて、外にいたアプリーレに手を引っ張ってもらうと、そこからヴィータが姿を現した。
彼以外は幸いにも落ちる際に岩塊から飛びだしていたのだが。
「おり、このバカラッド!!あと少しで窒息死するところだったんだぞ!!」
いきりたつヴィータに、一言騒がしいですわ、と鉄拳をくらわすアプリーレ。
静かになった中、周りを見渡す。
結構近くから、ざざーという波の音が聞こえてきた。
その音を頼りに四人が進んでいく。
視界が若干明るくなり、潮のにおいが鼻をつく。
海に接している岩は、波によって削られ、柔らかい四角の入り江を作っており、まるで自然の港のようになっていた。
そこに収まっている水色の紋様が入った茶色の船、その上に見慣れた二つの人影がこちらに手を振っている。
「おーい!みんなー!!」
ミウが東側に架けてある船を繋ぐ橋をかけ下りてきた。
「大抵の事はティーラから聞いたわ、ご苦労様」
ヴィータが、一人船の上でくるくる回っているティーラを見る。
「ティーラは崖の所でくるくる回ってたら、滑ってここまで落ちてきたらしいわ」
ミウはそういうと、ハァとため息をつく。
「あたしもこの船をすぐ見つけたから、あんたらに早く追いつこうと思ったんだけど、船の損傷が結構あってね」
あはは、と頭をかく。
「で、この船はちゃんと動くのか?」とのヴィータの問いかけに、彼女は首を縦に振る。
「じゃあ次の目的地に早く行くお!!」
いつの間にか近くに来ていたティーラが、ラッドが持っている旅のリュックから上手にマップを抜き取った。
「次の場所はここより北にあるスクルドや、早く行くで!」
せわしなく走り回るティーラを追っかけ、五人は船へと乗り込んだ。
青い空に青い海。巨大な船が青をかき分けて通り、そのあとに白い軌跡が続く。
そしてやがて眼に入る、見た事のないテントのような建物や褐色の肌の人々。
───── スクルド
「うおぉおおおおおお!すっげぇ!!あんな建物初めて見たぜ!!」
「あの人たちの肌、変わってる!!すげぇ!!!」
初めて見る光景に、大声で感嘆符を打ちっぱなしのラッドとヴィータ。
目に映る全ての人や物に、ほめてみたり文句をつけたりしている。
ふと視界の隅に星が飛び、ヴィータがばたっと倒れた。
後ろには太陽を背にしょったアプリーレ。
「もう、少しうるさいんですわ」とにこにこ笑っている顔に映る影。
二人が恐れおののいている中、後ろからかかる空気を読まないティーラの声。
「なー、ウチ回りすぎて疲れたし宿屋行かん?」
彼女は船に乗っている間ずっとくるくる回っていた。疲れるのも当たり前だろう。
「じゃあ行くか」とのラッドの声に六人が船を降りた。
外から見た通りに、様々な形の建物が並んでいる。
中には見世物小屋や酒場、その他あまりよろしくないところもあるが、それはこの町が繁栄しているからなのだろう。
ある小屋の前で、ふとヴィータ、ラッド+ティーラとアリシアにミウ‥‥‥‥つまりアプリーレを除く全員の足が止まった。
その小屋の左右には色とりどりの風船がくくられており、その前ではピエロが道行く子どもたちに風船とビラを手渡している。
看板にはある意味芸術ともとれる時で、『スカーサ・サーカス』と書いてある。
「わたしたちは遊びに来たんじゃないんですよ?」
アプリーレが呆れたようにそのサーカス、の下の人を見る。
ヘルメットをかぶった小さい子供が、ぴょこぴょことび跳ねながら、泣き顔ピエロと話をしている。
その何とも言えない滑稽な姿に、ついくすっと笑ってしまう。
子供は話し終えたのか、ばいばーい!とピエロに手を振ると、かなり長い袖をゆらゆら揺らしながら、どこかへ走って行った。
アプリーレが咳を一つする。
「さて、みなさん遊んでないで早く行きますよ!!」
彼女の掛け声に、渋々ながら五人が動いた。
海を覗く窓がある宿の部屋に、五人が集まっている。
いない一人ミウは、船の整備をしに行く、と港へいった。
開け放たれた窓からは、温かく乾いた風が吹き抜ける。
「ダラージュ島でのアシュウィーとの戦い‥‥‥‥惨敗でしたわ」
外の明るさとは反して内は暗い。
アプリーレが今までにあった事を書いている日記を取り出す。
この日記は当番制で、その日の記事を書いたのはよりにもよってラッド。
まともな記録は取っておらず、「強かったー」だの『負けた!」などの感想しか書いていなかった。
彼女はため息をつくと、日記をぱたんと閉じる。
「‥‥‥とにかくオレ達はもっと強くならないとだめだ。」
ピッと腕を振り、そのまま机をたたくヴィータ。
「お兄さんたちなにか悩みごと?」
突如少年の声がかかる、場所は外、いや窓から。
「よいしょ」と軽快な掛け声とともに、窓から先程のヘルメット少年がぴょこりと顔を出した。
少年のかなり変わった登場のし方に驚きつつも、彼の言葉にアプリーレが答える。
「強くなる方法を探していたのですわ。
‥‥‥‥それと危ないから降りなさい、話があるのでしたら正面からお願いします。」
それに少年はえ〜と法を膨らました。
「強くなりたいんだったら武器屋に行くといいよ!」
そう言うと、窓からぱっと手を離した。
びっくりした五人が窓の下をのぞくと、彼はちょうど地面に着地したところだった。軽い音が響く。
少年がどこかへ走り抜けいてくのを見送ると、彼らはそれぞれの場所へ戻る。
「‥‥‥‥武器屋へ行きましょう」と口を開いたのはアプリーレ。
周りから嫌とでも言いたげな視線を受ける。
「ガキの言う事を聞くのかよ」とヴィータが悪態をつくと、突然ティーラが立ち上がり、思いきしヴィータを殴った。
「ガキちゃうねん!ショタやショタ!!」
行きよいよく叫ぶと、うっとりとした表情で外を見る。かわいいな〜と呟きながら。
冷える空気を無視して、結局アプリーレが武器屋へ行くことを決めたのであった。
性 別 | 女性 |