mixiチェック

スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

覗き込む幽霊

その頃私は地方の水産試験場で働いていた。工場の二階の空き部屋にベットなどの家具を運び込み住んでいたのだが、夜になるとそこに女の幽霊が出るようになった。まだ若い髪の長い女性で、どこを見るともなくうつろな目をしており、うつむきかげんで部屋の隅に立つのだ。悪さもしないし、特に何を訴えるわけでもないので、私はしばらくの間ほうっておいた。
しかし、あまり気持ちのいいものではない。女の立つ位置はいつも決まっているので、ベットとその場所の間についたてを置いて見えないようにした。
2.3日はそれでうまくいっていたのだが、こんどはついたてのこちら側、つまり私のベットのすぐ側に女が立つようになってしまった。いまや女は私の寝顔を覗き込むようなかたちだ。私は意地になってしまい、無視を決め込んだ。
そのまま幾日か経ったある夜、私が寝ているといつものように女が姿をあらわした。しかし今日は何かか違う、何が違うんだろうと考えた私は、その理由に気づいてゾッとした。いつもは焦点のあっていない女の目が、その日に限って私の目の奧をじっと見つめてきているのだ。女と目を合わすと布団の中が氷のように冷たくなってくる。いけないと思い必死で目をそらし、布団の中に潜り込んで丸くなるとだんだんと温もりが戻ってきた。ほっとした拍子につい女の目を見てしまった。また氷のような冷たさに逆戻りである。
その繰り返しを何度続けただろうか、気がつくと朝になっていた。
このままでは命が危ないと思った私は、その日のうちに水産試験場を辞め実家に帰った。その後、その女の幽霊は現れることはなかった。

ビルの見回り

私の友人Aと、その友達(Bとします)が警備員のバイトをしていた時のこと。
そのビルは5階まであり、二人はいつものように見回りを終え、帰ろうとしていました。すると、侵入者がいることを示すランプがつき、泥棒か!?と急いでビルへと戻りました。そしてBは外側の非常階段を、Aは中からビルを昇っていきました。そして4階まで行くと、階段の踊り場に小学校2、3年生位のおかっぱの女の子がひざを抱えて座っていました。「こんな時間に何でこんなところにいるんだ?」とAが聞いても女の子はうつむいたまま返事をしません。
そのとき、自分を呼ぶ声がしてふりむくとBが階段の見回りを終えてやってきていました。Aが「おい、困ったよ。この子どうしよう。」と言ってもBは青ざめた顔をして黙っています。
すると、いままでじっと座っていた女の子が急に立ち上がり、すごい勢いで階段を駆け下りていきました。びっくりした二人が慌てて追いかけますが、女の子の足は速く、大の男二人が追いつけません。
1階につくと女の子の姿は消えていました。Aがくそ、何だったんだ、と舌打ちしてBを見るとやはり元気がありません。どうした?とAがきくと「わからないのか?あいつ、この世のものじゃないよ」と。
翌日、そのことを話して会社の人に調べてもらうと、セキュリティは4階にいきなり反応を示していたそうです。鍵はどこもきちんとかかっていたにもかかわらず。

オフィス

会社の先輩の実体験&脚色無しです。
私は実際の場所で聞いたので怖かったのですが・・先輩が一人で残業していた時の事です。
彼女の席の後ろは窓なのですが、夜の9時をまわった頃に突然後ろの窓が「コンコン」とノックされました。
職場はビルの4階で、窓の外に人が立てるスペースなどありません。
空耳か・・?と思っていたら再び「コン、コン」とノックが・・ゾッとした先輩はもう帰ろうと思い、給湯室の向かいにあるトイレの洗面所で顔を洗いました。
そして顔をあげて鏡を見ると、給湯室の入口から眼鏡をかけたスーツ姿の男性が首を曲げて無表情でこちらを覗き込んでいるのが映っていました。
思わず悲鳴をあげて振り返ると、そこには誰も居なかったそうです。
この男性は人が少なくなるとたまに現れるらしく、オフィスを横切って壁の中に吸い込まれるように消えてしまうそうです。
社員だった人ではないようで、なぜうちの職場に出て来るのかはわかりません。
このビルは他の階でもいろいろ変な事が起きるらしく、社員の事故や病気が相次いだ為、お祓いをして貰った会社もあります。
ビルが建った時から居る人や、設計した人に話を聞いてみたのですが、これといった因縁もないようです。
ただ基礎工事をしている時に地下に抜け穴のようなものがあった(防空壕ではない)そうですが、調査などで工事が遅れる為、コンクリートで入口を固めて埋めてしまったとの事でした。

オートロック

幽霊がいるって信じてないんだけど、1度だけ不思議な経験をしたことがある。
今おもったら怖い経験なんだけど・・・。
四年前、神戸に住んでいた時、警備会社でアルバイトしてた。たいがい夜勤だったんだけどお盆の日に、ある新築のマンションの玄関のオートロックがおかしいと電話があってそこに行ったんだ。
泥棒かなにか入ったのかな?と思って見てみると何の異常もない。
住民が言うには扉が勝手に開いたって言うんだ。それで、オートロックを作動させる機械の故障かなとおもって調べてた。だけど異常が無いんだ。
電気会社を呼ぼうかと迷ってる時、俺のうしろで「バタン!!」って音がした。
振りかえると、オートロックじゃない扉が誰もいないのに開いた。
先輩もオレもびっくりしてると、今度は「ピッ、ピィ、ピィ」って機械音がしたんだ。
先輩が「おい見ろ!!」って言うから、オートロックの扉を見ると、「302」って番号がでて、扉が開いたんだ。あん時は、寒気がしたよ。
本当に先輩とオレしかいなかったんだから・・・。
後日、「302」に誰が住んでいるのか気になった。
調べてみると誰も住んでいない・・・。
それから少したって、先輩が教えてくれたんだ。
前に「302」の部屋に住んでいた人がわかったって。
その人は震災でマンションが崩壊して亡くなったらしい・・・。
だからその人は、お盆の日に懐かしがって帰ってきたのかなぁと思う。

帰社する足音

昔勤めていた会社での話。
そこは同系列の別会社と一緒に大きな部屋を借りて二つに仕切り、それぞれの社員がドアで出入りできるようにしてあった。仕切りはどちらの会社の人も通れるように1m程の隙間が二箇所ほど空けて有り、昼間私はそこで電話番兼で一般事務の仕事をしていた。
ある日の夕刻 いつものように隣の部屋のドアが開く音がしたので営業の人に渡す電話のメモを手に隙間から隣の部屋へ行った。が。
誰もいない。確かに靴音はしていたし、ドアの開く音はしていたのに。
先輩から以前『この部屋、(そういうのが)出るんだよ』とは聞かされていたけど、まさか自分のいる時に出るとは。当然焦るわ、顔は引きつるわで他の営業さんが戻るまで無茶苦茶怖かったのは言うまでもない。
しかし、連日とまではいかずとも何回もそういう事が度重なると人間慣れてくるものらしい。ドアの音がする度に「お帰りなさい」「今日は早かったですね」と(ややヤケ気味に)声をかけているうちにその靴音とかはしなくなった。
・・・靴音をさせてドアを開ける音と共に戻ってきていた『彼』は、今もそこに帰社しているのだろうか?
余談ですがその会社、今でも大阪のオフィス街に現存してました。
戦時中は空襲があってその辺りにあった堀とかで大勢死んだ人が浮いていたと言う話をモータープールのおじさんに聞いたのはその会社を辞めて以降です。
場所は北御堂付近。近所に同名のお寺があります。
Movie
世にも恐ろしい画像集
怖い画像集
 

地獄堂霊界通信


戦闘少女


恐怖女子高校


学校の怪談 DVD-BOX


ヘルドライバー


Not Found 3


身代り人形アリア


エクステ