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子供達

もう10年くらい前の話。高校生時代のこと。確かな時期は良く覚えていません。
俺の友人が廃墟の病院を見つけたって言うんで、夜2人で探索しないか?と言われました。
ようするに肝試しってこと。霊体験はなかったせいか、あまり怖いとは思わなかったんですね。
俺は引き受けて行くことにしました。
夜、チャリンコで現地へ。到着すると、何だかいかにも出ますよ、って感じの不気味な雰囲気。
周りには建物らしいものは見あたらないし、手持ちの懐中電灯がないと殆ど周りが見通せないほど薄暗い。
正面玄関は鍵が掛かっていたため、他の入口を探すことに。
非常階段を発見したので、そこから進入することにしました。
非常階段のドアも鍵が掛かっていたんですが、4階の入口が開いていたためそこから中に入りました。
まずは下から回ってみようと言うことで、そのまま1階まで降りてきて先ほどの正面玄関の所まで来ました。
すると、俺はなぜか寒気、というか気配というか、何か普通じゃない感じがしたんです。
友人も同様だったらしく、何か険しい表情。「何かやばくないか?帰るか?」
なんて会話をしていると、正面の通路10mくらい先のドアが勝手にゆっくりと開いたんです。
しかも、電気が通ってないはずなのに、その開いたドアから青白い光が漏れているんです。
そこから、たくさんの子供達が現れました。しかし、その子達は全員無表情、目は虚ろで顔面蒼白だったのです。
俺はすぐに悟りましたよ、奴らはこの世の者じゃないって・・・。
全員で20人くらい居たでしょうか。彼らはまっすぐ俺達に向かってゆっくり歩いてきます。さながらゾンビのように・・・。
「怖えぇ!逃げ逃げ逃げよう!」俺は内心そう思いましたが、金縛りにあってしまい動けなくなったんです。
それは隣にいた友人も同様でした。俺達が立ちすくんでいる所に奴らはやってきました。
しかし、俺達の事は眼中にないような感じで、全員俺達の間を通り過ぎ、背後の正面玄関に向かって行きました。
俺は怖くて目を合わせることができませんでした。
やがて全員通り過ぎて奴らが居なくなった頃、金縛りは解けました。
恐る恐る背後を見ると、鍵が掛かってしまっている正面玄関のドアしかありません。奴らの姿はどこにもありません。
しかし、間違いなく奴らは俺の背後に向かって歩いていったんです。
その後はどうやって逃げ帰ったのか、その廃病院はどこにあったのか、等は全く覚えていないんです。
いまいち怖くないかもしれませんが、俺達にとって死ぬほど怖かった体験です。

車に乗った白い霊

私が学生の時に、実際に経験した話です。
その当時つき合っていたある女友達は、ちょっと不思議な人でした。弟さんが亡くなっているんですが、彼女の家に遊びに行くと、どこからかマンドリンの音が聞こてくるのです。すると、「あー、またあの子が弾いている」と彼女もお母さんも当たり前のことのように言うのです。そのころ、私は頻繁に奇妙な夢を見ていました。彼女に似た丸い顔をした男の子が十字架に掛かっているという夢でした。その話をすると、彼女は「弟は白血病で死んだので、薬の副作用で顔が丸くなっていた。それは私の弟だ」と言って泣くのです。そのうち、夜になると私の家でも何かが侵入してくるような気配が感じられるようになり、彼女にお札(フダ)をもらって部屋の四隅に張ったりしていました。でもまだ若かったせいか、そういうことも別段異常なことだとは思わずに日々を過ごしていました。
大学2回生の夏に鳥取まで遊びに行ったとき、そんなことを言っていられない目に遭いました。みんなで車に乗り、山を越えるときには夜になっていました。山中の夜のドライブというだけで、十分恐い気もしていたのですが、山の途中で車がガタガタいいだし、止まってしまいました。
「え、こんなところで…どうしよう?」
と思ったのもつかの間、彼女が運転席で、
「誰かを乗せてしまったみたい…」
と言いました。「え、うそ?」と私はパニック状態に陥りました。私は助手席に乗っていたのですが、恐くて後ろを見ることができません。
「どこか行きたいところがあるみたいだから、送ってあげる」
彼女がそう言ったとたん、車がまた動きだし、しばらく走った後ガタガタといって止まりました。
「ここみたいね…」
「そんな落ち着いた声で恐いこと言わないでちょうだい」
という私の言葉も聞かず、彼女は冷静に、
「降りてください…」
と、ドアを開けて言いました。
私はもう「神様仏様、お願いですから降りてもらってください…」と念じるだけ。必死の願いが通じたのか、車の後部座席から何か白いものが飛ぶような速さで前方の一角に消えました。彼女がライトで照らすと、そこにはお地蔵さんがあったのです。
「ここに来たかったのね…」
と彼女。
私はもう何も言えず、とにかく山を越えて無事目的地に着くことばかりを祈っていました。
鳥取では砂丘を見て海で泳ぎ、平穏に過ごしました。帰りは格別恐いこともなく無事に家に到着。
彼女とはその後、だんだん疎遠になりました。それ以後、私の夢に彼が現れることもありませんでした。

仲良くケンカしな

ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、こっそりジェリーの前から姿を消しました。ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、ジェリーにはよくはわかりませんでした。トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを待っていました。そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。いつものように、自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その猫はトムではありません。猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、体をガブリと噛まれました。ジェリーも噛みつき返しましたが、トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」

土手

アニキが浪人中の時の話(実話)
浪人中、勉強をしていて疲れると釣り好きだったアニキは息抜きにチャリンコで川を見に行き、朝日が上ってくるのを見て「もう一頑張りするか!」と気合を入れることが良くあったみたいです。
ある日、いつものように勉強で疲れてきたので、また川を見に行こうと思いチャリンコで30分程の江戸川の土手に向かい、そこで起きた話です。
江戸川の土手に着くといつもの様に土手を川面を見ながら歩いて、太陽が昇ってくるまでブラブラしていると、ふと目に止まるものがあったのです。
何だろう・・・と土手から川の横のスペースに降りてみると布団があるのです。
しかも、真中がこんもりと盛り上がっているのです。なんでこんなところに布団が?そしてこの盛り上がりはなんだ?と疑問を抱きながら色々考えていると、嫌なことを思い出したそうです・・・
それは以前、利根川の土手をチャリンコで走っていると人だかりが出来ているので、「どうしたんですか?」って近づいてみると、お爺さんが一人倒れているのです。話を聞くと、近所のお爺さんが散歩に来て川に落ちて死んでしまったとのことでした。倒れてるお爺さんは既に亡くなっていたのです。
・・・そんなことを思い出してからは、布団の中に入っているものに対して、実は死んだ子供がいるんじゃないのか?殺されてバラバラになった死体があるんじゃないのか?また、見つけたことによって新聞に出てしまうんじゃないのか?といろんなことが頭の中でグルグル回ったそうです。
まだ日も昇っていないし、周りには誰もいない、もし考えたようなモノがあったとしても元に戻しておけば、自分が関わったことはバレないな・・・と考えて布団の端っこを掴みました。だけど本当にヤバイものだったらどうする・・・と葛藤しつつ意を決して えいっ とめくると・・・
そこまで話すとアニキは「何があったと思う」と微かに笑いながら言いました。
「なんだよ、何があったんだよっ!」って言うと
兄「・・・もうちょっと考えろよ」
俺「わかんねーよ、何があったんだよっ?」
兄「・・・・・・・・さらにもう一枚、毛布が掛けてあった」
俺「で?それをめくったら?」
兄「・・・・・・・・・・・・最初の一枚をめくるので精一杯だった。だから・・・中は、解らない・・・
俺「なんだよ、だらしねー」
兄「じゃぁ、お前だったらめくれんのかよ?いきなり四つんばいでザザザザッて走って来るかもしれないんだぞ!?それでもめくれんのかよ!?」
俺「・・・・・・」
兄弟揃ってヘタレやね。でも本当に中には何があったんだろう。

投身自殺

ある日、女子高生のAさんが、学校帰りに駅で列車を待っていると、反対側のホームに同じ学校の制服を着た子がいるのに気づいた。
顔を見ると、同じクラスのBさんだと分かった。
しかし、その日Bさんは体調が悪いとかで学校を休んでいたはずだった。
よく見ると、うつろな表情でぼんやりとしており、こちらに気づいた様子も無い。
Aさんは、さほどBさんと親しいわけでは無かったが、学校を休んだ子が制服を着てぼんやりと立っているのはさすがに気になり、声をかけてみようと思ったが、Bさんのいるホームにはすでに列車が入ってきていた。
Bさんはその列車に乗ってしまうのだろうから、もう間に合わないとAさんが思ったその瞬間、うつろな表情のBさんは、ホームに入ってきた列車に飛び込もうとした。
「あっ!」とAさんが思った時には、すでにBさんの足はホームから離れていた。
もう助けられるわけもないが、Aさんは思わず身を乗り出した。
・・・と、その時、Aさんはドン!と何か凄い力によって突き飛ばされた。
ただでさえホームの端で態勢を崩していたAさんは線路に向かって飛んでいった。
Aさんの目に飛び込んできたのは、猛スピードで向かってくる列車と、引きつった表情で急ブレーキをかけようとする運転手の姿だった・・・。
さて、問題となるのはここからである。
線路に飛びこんだAさんだったが、凄い力で飛ばされた為、列車の入ってきた線路を飛び越えて、線路の向こう側に落ちた為、列車にはぶつからなかった。
その為、肉体的な怪我は骨折だけで済み、命に別状は無かった。
駅員や警察の調べでも、「普通の女子高生が助走もつけずにこんなに飛べるわけが無い」との事で、誰かが彼女を押したに違いないと言っているが、調べた限りではそんな人物は見当たらない。
そして、Aさんが見たというBさんの投身自殺。
これはそもそも、その時間、反対側のホームに入ってきた列車自体が存在しなかったという。
仮にそんな列車が入ってきていたのなら、反対側の線路に落ちたAさんは、間違い無くその列車にぶつかっていたはずである。
それだけなら、Aさんはありもしない同級生の自殺を見たという事になるが、実は、Aさんが線路に落ちたまったく同じ時刻に8つ離れた駅でBさんは自殺を図り、助からなかった・・・という事が、その後まもなく分かった。
つまりAさんは、遠く離れた駅で起きた同級生の自殺を目の前で見て、さらに自分も列車に飛び込む羽目になったという事である。
その後もその路線の駅では人身事故が相次いでいるという。
その大半が自殺として片付けられているらしいが・・・。
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