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縁の下

終戦から幾らもたってない頃と思われます。
当時の家は、台所が土間のままってのいうのも多かったんですね。
タクシー運転手の奥さんが、まだ五才になったばかりの子を残して亡くなった。
父親は仕事ででかけている時間が長く、そのあいだ隣の家に子どもを預けていたのだけれど、深夜になっても帰ってこないのものだから、親切で面倒をみていた隣人もさすがにしびれを切らして、子どもをひとりの家に帰してしまうことも多かった。
子どもは寂しくて、父親が帰ってくるまで、親の名を呼んで泣いていたそうだ。
ある晩、子どもの泣き声がぴたっと止まり、笑い声が聞こえてきた。
隣人は、「ああ父親が帰ってきたのだな」と納得したのだけど、そのしばらくあとに父親の帰宅する音が聞こえてきて、「父ちゃんおかえり」と子どもが出迎えている。
そうした夜が何晩かつづいて、不審になった隣人はある晩、子どもの様子をみにいった。
子どもは、暗い部屋でひとりで喋っては笑っている。
その様子が、だれかと話しているもののようなので、翌日、父親にそのことを話した。
父親は、子どもに毎晩だれと話しているのか、とたずねた。
「母ちゃんだよ。おいらが寂しくて泣いてると、母ちゃんがきて、だっこしたり、頬ずりしたりしてくれるの」
「それで母ちゃんはどっから入ってくるんだ?」
子どもは、土間の縁側を指さした。
「あの下から、にこにこしながら這ってでてくるよ」
それから父親は仕事をかえて、早く帰宅するようになったそうだ。

階段の数

厨房のときの担任から聞いた話。
ある山の中腹に墓地があった。そしてその墓地を移転させてそこに学校を作った。
やがて工事も無事終わり何年かたったころ、ある先生が当直をしていた。
よる見回りをしに上の階にあがるとき何気なく階段の数を数えたらしい。
「1、2、3、・・・・11,12,13。13??」
13段なんて不吉だなあ、と思いつつその階の見回りをした。
そして下の階に戻るときまた階段の数を数えた。やっぱり13段ある。
気味が悪いのでその先生はさっさと寝てしまった。
次の日、昼間またその階段を通るときに数えてみると14段だった。
不思議に思ってまた数えたが確かに14段だ。
その先生は不思議だと言って同僚たちにその話をしたが、そのことについては結局よくわからなかった。
それからまもなくその先生は急死したそうです。
この話を聞いてからは、絶対階段の数を数えないようにしています。

歯が抜ける夢

知人に「歯が抜ける夢って見たことない?」と尋ねられたことがあります。
2年前の夏、彼は歯が抜ける夢をよく見たそうです。正確には抜けるのではなく、歯が根元からぐらぐらと動いて今にも抜けそうになるという夢。乳歯以外に歯が抜けた記憶などないのに、やけに生々しい不思議な夢だったそうです。
全部自前の虫歯一つない自慢の歯だったのですが、その頃はこころなしか本当に歯がぐらぐらとしてきた気さえしたとか。
ある晩、彼がまた歯が動く夢で目を覚ますと、驚いたことに胸の上に小柄な老人が正座していました。どう考えても異常な事態なのに、金縛りにあったのか指一本動かすことができず、ただ目玉をきょろきょろさせるのが精一杯。何より恐ろしかったのは老人が彼の口に手を突っ込んでしきりに歯を揺さぶっていたこと。口を閉じることもできず、声にならない悲鳴すら上げることができません。確かに目があったのですが、それでも老人は無表情に指でつまんだ歯をゆすり続けます。やがて、グポッという音とともに鋭い痛みが襲ってきました。
老人が抜き出した皺くちゃの指には血と涎で光る彼の歯がつままれていました。
老人はそれをしげしげと眺めると、初めて血の気のない顔を歪めて表情を変えました。ニッタリと真っ赤な歯茎を剥き出しにして、嬉しそうに笑ったのです。
やがて彼は激痛のあまり意識を失ってしまいました…
そこまで話してくれた彼の口元には、きれいな真っ白な歯が並んでいました。
恐ろしい夢を見たんだね、私の言葉に彼は答えてくれました。
「ああ、これ? 実は全部入れ歯なんだ」

取り調べ

かなり前に、しかもラジオで聞いた話なのでうろ覚えの話ですが、もし詳しく知っている方がいたら、追加で書き込みしていただけるとありがたいです。
大阪、西成で暴動があったときの話です。
暴動鎮圧で一人の男が逮捕されました。
連行され、取調べが行われたのですが、かなりひどい扱いを受けました。
脅迫、暴行、とにかくひどい扱いを受けたのです。
しかし、何の証拠もなく、警察はそのまま男を拘留することもできず、すぐに釈放しました。
警察から開放された男は、すぐに隠し持っていたテープレコーダを取り出し、取調べの内容一切を録音したテープを抜き取り、あるラジオ番組当てに送ります。
テープを受け取ったDJは真偽を疑いながらも興味を抱き、それを放送で流しました。
その放送から数日後、テープを録音した男、暴動で取調べを受けた男が死体で発見されます。
誰も寄り付かない、建設半ばで放棄されたビルの屋上からの投身自殺、そう断定されました。
遺書も自殺を裏付けるような状況もなかったのですが・・・。
その一件がDJの耳にも入ってき、ひょっとしたらこれはマジでやばいものかもしれない、そう考え、とりあえず百本のコピーを作って、知り合いやいろいろな方面に送りつけ、自分のもっているオリジナルは捨ててしまいました。
それからそのコピーがどうなったのかは知りません、それにそのDJに関しても誰とはわかりません。ほんと記憶があやふやで、内容に関しても細かいところで違っているかもしれませんが、誰かこのはなし知らないですかね?

新築アパート

本人から聞いた話なんだけど、彼女は大学通うのに東京に引っ越してきたのね。
そこは新築のアパート。初日の夜から部屋で不気味な声が聞こえるんだって。
しかも毎晩。けどその彼女は新築だし、この部屋で過去になにがあったなんてある訳も無しと思って、気にしなかったのね。
そして数日たってある日、お酒を飲んで深夜帰ってきたんだって。
部屋カギを開けようとしたら誰かいる。部屋のなかに。足音がする。
すぐにその場を離れて近くのコンビニ(人がいる所)に行って、そこから警察を呼んで一緒に自分の部屋に入りました。
しかし、誰かが物を触った形跡もない。前の住人がカギを持っているってこともなし。
結局、勘違いってことで収まったのね。警察が帰ってすぐに、隣に住んでいる夫婦がやってきて、彼らの話。
・ここに住んでいるほかの部屋の人たちも深夜に女の悲しげな泣き声らしにものが聞こえる。
・寝てると脇を誰かが通る気配がする。
・窓が開いてないのにカーテンが動く。
この夫婦は警察がくる前に隣の部屋で誰かの足音を聞いてたらしんんだけど、いつものことだからその時、警察にはいわなかったんだって。
ただ、彼女が帰ってきて(足音)また出かけた後、だれもこの部屋から出て行かなかったとだけ証言したんだって。
その夫婦はすでに退出届を出していてすぐに引っ越していった。
その隣も、下の階の住人も数名。
彼女は我慢してもう1ヶ月住んでたって。
住人達は前からこの話をよくしてたんだけど、顔を合わすことが出来なかったから(帰宅が深夜なため)教えることができなかったんだって。
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