昨日7/8で、木の葉の雫は開設13年を迎えました。
日頃いらしてくださっている皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございます!
13年前。世はまだガラケー時代でした。
私もまだ学生でした。
パケ放題なるものが導入されて、携帯からでもネットサーフィン(死語?)し放題!になって。
フォレストを始めとする携帯サイトが一気に盛り上がった時期かな〜と思います。
私も最初は一読者から入って、カプ小説(多分当時はFF7のクラティ)を読み漁ったりしていたんだけど、そこで初めて「夢小説」「ドリーム小説」という単語を目にする。
夢って何?何がドリームなの?
最初は見当もつかなかったその実態を知ったときは衝撃でした。
名前変換…だと…!?
自分が主人公になって、漫画やゲームのキャラとイチャコラできる…だと…!?
ナンコレ画期的ィィィ!!!!!
キャラ×夢主という構造は、頭の妄想として膨らませることはできても、それが小説として読めるなんて思ってもみなかったんだよなぁ…
まさに目から鱗だった。
で、これまた当時多かったのがジャンプ系の夢。(あくまで私の体感です)
それまでジャンプの漫画をチラホラ読む程度だった私は、とあるテニプリリョーマ夢サイトを訪れ、感銘を受ける。
特に好きでも嫌いでもなかったはずのリョーマが、夢小説を読み進める度にどんっどん好きになっていく。ハマっていく。ボロボロ泣く。
最後まで読み終えたときには、今でいうロス状態で。
感動したしとても素敵なラストだったんだけど、もうこの方が書くリョーマとヒロインが読めないのか…と思うと心にぽっかり穴があいたようでした。
それはもう私の中では原作のテニスの王子様のリョーマではなく、その方が書くそこにしかいないリョーマで。
二次創作でこんなにも心を揺さぶることができるのか、と衝撃を受けました。
そしてその後もネサフ(だから死語?)を続け、とうとう出会ってしまった、カカシ夢…。
当時はNARUTOのこともざっくり「忍者の漫画」くらいの認識だったんだよ。
だけど、やたらといろんなところで目にする「カカシ夢」の文字。
主人公はナルトなのに、なんでこんなにカカシ先生が人気なのー?
原作を読んでみるも、なんかひょうひょうとした掴めないキャラで、その魅力がいまいちわからず。
まあ試しに読んでみるか、といくつかのサイトのカカシ夢を読み始めた、ら。
KO I NI O TI TA YO☆
萌えとはこういうことか!
これがどっぷり浸かるということなのかぁぁぁ!!
夢書きさんたちの常軌を逸した妄想力にただただ脱帽し、ただただハマるのみでした。
原作ではクールだったり不愛想なキャラが、夢小説ではあんなこともこんなことも言ってくれる!壁ドンしたり顎クイしたりしてくれる!(当時はそんな言葉すらなかったけど!)
そんなの萌えるしかないだろーーー!!!!
そしてそれを「キャラ崩壊」ではなく「ヒロインにだけ見せる顔」「ギャップ」としてすんなり受け入れられるのもまた、夢書きさんの文章力や表現力あってのもので。
鮮烈でした。
そこから「私も書きたい!」と思うまでにそう時間はかかりませんでした。
既に相当長いけど、語り尽くせないのでたたみます(笑)