逢いたいけど逢えない…

「渋谷…!仕方が無いだろう。君は魔力を使いすぎただ!今はまだ、眞魔国には戻れないよ。いくら眞王の力をうまわったといっても駄目だよ!」「村田…。わかってる、俺が無茶をしなければ…あぁ、言うことにはならなかった…俺は…魔王失格だな…」
かける言葉を失った村田
「渋谷…。」

眞魔国にいる時に、有利は大シマロンや、小シマロンの王と会談を設けた、戦争は何も生み出さない…。憎しみや、怒り、悲しみ。そして…絶望。
力のコントロールを失った有利は激情に任せ、大事な会談をぶち壊してしまった。有利はなお、自分を責め自己嫌悪に落ち込んだ…。見かねた、有利の親友である大賢者の村田健は、地球に眞王の力と、有利の暴走する心を治めるため、地球に戻ったが…。有利は自信を失い。自分勝手の行動に出てしまった自分を戒めている。


(俺は、もう、眞魔国には戻れないよ…。大切な会談を壊し、サラや、大シマロンの不評を完全にかった。どうすればいいのか、わからないよ…コンラッド…。)

「陛下が…。王を辞める?そんな馬鹿な!ユーリほどの人材が…、人を思いやる気持ち、自分を後回ししてでも、民や他の者に優しい、ユーリがなぜ!グウェンダル…俺が、視察に行ってる間何があった…全部話してくれないか?」ウェラ卿コンラートは兄にそして、ギュンターに言った…。
「それは…。陛下が、最初は、順調に話しをしていたんだ…だか、大シマロンの者が、陛下に、こう言ったんだ…」グウェンダルが辛そうにしかも、痛々しい顔をしながら言った。
「我が、眞魔国の王はただいなる兵器だと…、化け物だと…、その場では、猊下がいたし、感情を剥き出しにすることは、ないと我々は、思ったが…」一旦、そこで、話しを区切ったグウェンダル、コンラッドは、話しを聞く姿勢を崩さない。しかし、ユーリが好きな、銀色のかかったキラキラしている目が陰りを見せ、苦悶の表情をしめしている。ギュンターは、無言のまま。
「グウェンダル、話しを続けてくれないか?ユーリが辛いのは、わかっているが、あの猊下が、黙っている訳がない。まだ、なにか、ユーリに言ったのだろ?」とコンラッド。
「・・・・あぁ、ウェラー卿コンラートは、本当は、ユーリの…側にいる必要性がないと…、禁忌の箱である、コンラートを一緒にいるべきではないと…しかも、ユーリは…その傷はまだ、癒えてはいない…私自身の判断だがその前にも、小シマロンの王とも、話しをしているみたいだ…。多分、同じ事を言われたのだと思う…。ユーリは、大シマロン、小シマロン、から責められていた…。そして、ユーリは、魔力を解放してしまった…。猊下や、ヨザックがいたから、被害はそんなになかったが、ユーリは、優しい…しかも、脆い…。だからこそ、私達いたが間に合う事ができなかった。すまないコンラート私は…ユーリを…守れなかった…」

「グウェンダル…のせいではないよ。全部俺が悪い…。護衛として、恋人ととしても、守れなかった…俺の…」
「コンラート。一つだけ方法はあります。ユーリ陛下を眞魔国に戻す方法が…。しかし、あまりにも危険で命の保証がありませんが…どうしますか?」
「もちろん、行くさ!方法が有る限り…。俺は…ユーリを…眞魔国や、好きだから…必ず、無事にそして、ユーリを猊下を取り戻してくる!俺の命に代えても!」
「コンラート…。わかりました。今すぐにいきますか?考える時間は「いらない…。ユーリを助ける!」

「では、手配をします。少し待っていなさい。」
去って行くギュンター。
「行ってくるよ、グウェンダル後は、頼んだ。」
「・・・ユーリ陛下と、猊下そして、お前自身も帰って来い必ず!わかったな!コンラート!」

「あぁ、わかった。」


所変わって地球

「渋谷…。ウェラー卿コンラートを信じてないのかい?こっちに来て、2ヶ月経つ…。」

「わかってる…俺は…コンラッドが…皆が、好きだ…。でも、自分自身に嫌気がさしているんだ…村田…どうすればいいか…わからないよ…」

「渋谷…。仕方がないなぁ。ウェラー卿!ヨザック!出番だ!」

「へっ?何で2人が…うわぁー。」
「失礼します。陛下。行くぞヨザック、猊下も…」

「離せ!コンラッド!俺は…」

「失敗は、誰にでもあります。悔やむ事も必要ですが、ユーリは、平和主義でしょ?それをつきとうせば、本当になる。ユーリ、皆が、待ってます!俺も…。ですから、責めるのはよしましょう。何よりユーリは、笑顔が可愛いですからね!」

「‥‥‥‥‥‥‥コンラッド久しぶりに会っていきなり何を言われるかわからないけど…。誉めてるの慰めてるのどっち?//」

「さぁ?ユーリに会わないと、愛の言葉が溢れちゃうです。とめたいなら。俺達と一緒に帰りましょ?」

「コンラッド…」

「なんだかかなり僕の存在忘れてる?僕と眞王と、アニシナさんの力がなかったら、こっちには…」
「まぁまぁ、いいじゃあないですか!帰ってくれますよね?へ・い・か」

「ヨザック…。帰ってもいいの?また、失敗や、無茶苦茶に」

「「「いつもの事ですから!」」」

「なにげに酷くないか?それ…。」
その問いに答える者はいなかった…あわれゆーちゃん…。

「「「とーちゃーくー」」」」

「‥‥‥‥‥テンション高いな、村田、コンラッド、ヨザック…。」

「なーにいってますやらいつもは、君がいってる言葉を僕達が、言ってるだけなのに…ねぇ、ヨザック」

「そーですね。」

「ヨザックは、タモさんか…違う、観客か…まぁ、いいや…」

「くすっ。ようやく、いつもの陛下に戻りましたね。」
「陛下言うな」
「「名付け親」」
「ですか?」
「わかってるなら言うな…。」

「はいはい。漫才はそこまでにして。皆に挨拶、挨拶。」

「あっ。・・・・ゴホン。皆、心配かけてごめんなさい。これからは、執務も頑張るしそれに

「「陛下、お帰りなさい。」」

「・・・・ありがとう!ただいま!」

俺は、これからどんな困難にも耐えれる王様になるそして、コンラッドではないけど、失敗を少なくする!俺は、負けない!ジュリアさんの命の分や、亡くなった人達の分も頑張って生きていく!皆、俺に力を貸してくれよ!


余談

「・・・・所で、どうして、空間を捩曲げて、地球にこれたんだろう…?」

アニシナ嬢に捕まったリスト

ヴォルフラム、グウェンダル、ギュンター、眞王陛下、ウルリーケなどいろいろ…。合掌…。


はい!長い文章を読んでいただきありがとうございました。ゆーちゃんの落ち込みを書きたかったけど、被害者が…f^_^;
仕方ない…。

眞魔国に怪盗現れる!?

「へっ?怪盗が現れた?名前は?背格好は?」

興味津々の眞魔国第27代魔王渋谷有利陛下。
答えたのは、恋人であるウェラー卿コンラート(通称コンラッド。腹黒。爽やかな顔して色々、ユーリの為なら・・・・とにかく敵に回したくない人物)

「はい。らしいですよ?俺が聞いたのは…。怪盗…ジェントリーだったかな?そんな名前だと思いましたよ?」

「へー。怪盗ねぇ…。」

「やほっーん。坊ちゃんに隊長!」
お庭番ヨザック登場(コンラッドの幼なじみ。色々な意味で可哀相な人)

「ヨザック!お帰り〜。ってなに持ってるだ?」

「坊ちゃんが、興味ある
怪盗ジェントリーちゃんから予告状ですよん♪」

『 予告状
今夜、アクワーキャンドルをいただきに参ります。無能な兵士さんたちへ。 怪盗ジェントリー』

「なんか…」
「はい。さっばつとした、予告状ですね。」
「そもそも、アクワキャンドルって、水のろうそくだろ?盗んで、なにをするつもりだろ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥坊ちゃん、ツッコミのポイントずれてますよん♪」
上から
ユーリ
コンラッド
ヨザック

「はーい!ご機嫌麗しい〜貴方のムラケンズの村田健こそ大賢者だよ〜。」
(ユーリの同級生にして、双黒の大賢者様。眞王を初代我が儘プーと呼ぶ恐ろしい人)
・・・・ガタン。ドッサ
「ユーリ!大丈夫ですか?」
「やーん。坊ちゃん、大丈夫ですか?」

「・・・ありがとう、コンラッドに、ヨザック。って村田、色々ツッコミいれたいけど・・・怪盗ジェントリーって知ってるのか?」
質問をするユーリに切り捨てる村田。
「いや、全然。」
「「「・・・・・はぁ!」」」

「あんなに、いきよいよく、登場したのに、おかしくないか?」
「そんなこと気にしてたら、立派な大人になれないわよ、ゆーちゃん。」(何気に、ゆーちゃんを強調。)
「むーらーたー!ゆーちゃん言うな!」

一方おいてきぼりをくらった、コンラッドとヨザックは・・・・
「ヨザック、怪盗の件は、グウェンダルに報告済みだろ?」
「流石は〜隊長♪おみそれいたしました〜。・・・陛下が、即位されてからは息を潜めるみたいでしたが。・・・確か。」

ジェントリーの狙いは、魔術の使える術者を拉致していく。そして、拉致去れたものは生きて帰ってきては居ない。
(捕らえてないため)

「炎の術者は、ヴォルフラムか、土は、グウェンダル。・・・待てよ。陛下は」

「えぇ。陛下は、水の要素と盟約を交わしてますが、しかし、眞魔国の領地にも、術者は居るわけですからなんとも・・・」

「・・・・コ・・コンラッド!どうしたんだ?顔色悪いぞ?」

「えっ?そうですか?陛下。」

「むー。陛下言うな!名付け親!ヨザックも村田に、攻められてるし・・おかしいぞ二人共」

鋭い・・・・。

確定はできないし、話しを反らそうか・・・

「失礼、ユーリ。(耳に顔を近づけ)夜どうゆうふうにお誘いをしょうかと悩んでいました。」

「なっ!・・・・//コンラッド//耳はやめろ//」

「耳、弱いですね。相変わらず。」

「・・・////」

しかし、大賢者様はごまかせられない。眼鏡が光った。

「くすっり。なるほどね・・・ウェラー卿。渋谷、ヨザック、その、怪盗ジェントリーを捕まえようか?」

黒笑を浮かべる村田様。
実際は、ヨザックが負けた。

「・・・村田?」
「猊下?」

「・・・へぇ。面白いですね・・・因みに捕まえたらどうしますか?」
珍しくコンラッドが悪乗り。
「ふふふ。そうだなぁ〜魔力を持っているなら。」
「アニシナの所に実験台一週間。ギーゼラの指導に三週間。後はどうしますか?」

コンラッドと村田腹黒・・・
お茶を飲みはじめるユーリ。完全なる現実逃避。
それに、便乗したくなるヨザックだがストッパーがいなくなるため。しばし観察。

「そうだなぁ。あと、効果的はウェラー卿コンラートの剣術の(地獄の)特訓とか?」
まだ、色々言っているがここに書くと18禁(笑)

「お茶、もう一杯ちょだいヨザック。」
「はいはい。坊ちゃん・・って止めないですか?」
「あれは、無理だよ。ヨザック・・・そろそろ止める人物がくると思うよ。」
カッカッ・・・バン!

「お呼びですか!コンラート!」

引きずる物体は・・・憐れギュンター。
グウェンダルは既に、魔力切れでダウン。
ヴォルフラムは、逃走。

「・・・あぁ。アニシナちゃんだったのか。」

「まぁね。俺は、止めてもまた言う出すだろうし。さっき、ダカスコスがメイドさん達に連行されてたの見てたから。」

以外と、ユーリ冷静。

「べーいーがー。助けて下さい〜。」
ギュンター、(泣)

「・・・・とりあえず、汁を拭け。・・・・コンラッド、アニシナさん、村田。話し中悪いけど、その捕まれない、怪盗ジェントリーをどうして捕まえるのさ?」
おっ。ユーリ正論。

「それは、私にお任せ下さいませ!私の発明品です。」
アニシナ・・・・・さん

「ちなみに成功率は?」
ユーリ
「・・・・(目を反らすアニシナ)」

「・・・・死ぬなよ。ギュンター・・・・」
コンラート師匠を売った。
「陛下は、言いませんよね?」
ギュンター閣下

「頑張っれ〜。」
ユーリではなく、村田が答えた。

「猊下〜(泣)」

ユーリ陛下は、どうしたもんか、考え中。

「私の、魔道装置その名を貴方をげっとくんで大丈夫です!」
アニシナ威張る。


「なんか、黒い物体を取るあれ見ないだよね。渋谷。ネーミングが。」

「あぁ。確かに・・・設置した所に入ってくるのを待つあれね。」

「では!私はこの辺りで失礼致します!ギュンター逃がしませんよ!」

「ぎゃー」

ズルズル・・・バタン。

「・・・・ギュンターもあれだし、グウェンダルは、休養してるし。まぁ、執務終わっててよかったけどね。」

「渋谷・・・・実際は、しばらく休みで、ラッキーと思ってない?」
「いや?そんな事はないよ〜」


怪盗ジェントリーねぇ。
・・・・・ニヤリ。

「いい事考えた!」
ユーリ少し、黒い

「坊ちゃん?隊長に汚染されましたか?」

「ヨザック、夜道気をつけろよ」

「げっ。だってねぇ。」

「で?その方法とは?渋谷。この大賢者様が聞いて差し上げよう!」

「あぁ。ごにょごにょ・・・・」
コンラッドちょっと、村田に嫉妬中。
ヨザック青ざめている。

「ふーん。面白い作戦だね。渋谷。」

「だろ?しかし、実行出来る人物・・・」

「一人しか、いないだろ渋谷」

「「ヨザック!やってくれるよね?」」
眞魔国最高権力者の2人に指名されたヨザックの命の燈し火は・・・

「あのーこの赤い服装は・・・女王陛下を思い出すですが・・・・」

赤いマントに赤い服

「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥ぶっ。あははは〜」」

「赤いチャンチャンコかよ!笑い過ぎてお腹痛い・・・・」

「村田・・・確かに、還暦とっくに二、三週回ってるけど・・・・くっ。あははは〜ヨザック!似合うような似合わないような。」
大爆笑の双黒のお二人・・・
あれ?コンラッドは?

「・・・・っつ。」
あっ、笑いを堪えてた。

「隊長・・陛下に・・・猊下・・・」
飽きれるヨザック。

夜-眞魔国---
「ふふふ。さて、アクワキャンドルをもらいにいきますよ。」

怪盗ジェントリー登場。

---ふわぁ---
「ここが、お城ね・・・まぁ、ご丁寧に見張りの兵士がうろうろと・・・」
ドッカ。ドッス。

「くすくす。兵士も所詮こんな物・・・」

コッコッ・・・・
「ふふふ。ここに、魔王陛下がいるのね」

ガッチャ。

「・・・・くぅ・・・」
昼間笑い過ぎて、疲れたユーリ。熟睡

「・・・(まぁ、本当に黒髪ねぇ。)」

触ろうとしたその時!

「そこまでだ!怪盗ジェントリー!陛下に触るな!」
コンラッド登場。

控え間に潜んでいた。兵士や赤い服装をした、ヨザックもいた。

「--うわぁ!」

怪盗ジェントリーに抱え上げられるユーリ。

「私を捕まえられるかしら?ウェラー卿コンラートさん?」
「コンラッド!ヨザック!助けて!」
「陛下!」
「坊ちゃん!」


「・・・近づけばこのまま、魔王陛下を・・・」

月明かりに移しだされた怪盗ジェントリーは・・・
紺色の黒に近い色を纏っていた。女なのかわからない。

「くすくす。じゃあねぇ〜」
ドッカーン

爆弾を投げ付ける。煙幕だ!

「ごっほ。・・・・・ユーリっ・・・!」

連れ去れたユーリ。
怪盗ジェントリーは、隠れ家に着いた。

「魔王陛下・・・」

ビック・・・・

「俺を、連れて来てどうするつもりだ・・・・」

「くすくす。貴方には関係ないのよ。ただ、魔力を頂くだけ。」

「・・・っつ・・・そうだ、先に連れ去られた人達はどうした!」

「・・・・おかしい魔王陛下ねぇ。こんな状況でも他人の心配なんて・・・馬鹿ねぇ」

「いいから聞かせろ!」
コンラッド、早く助けにこい。時間を出来るだけ
‥」

稼がないと・・・

「・・・・死んだわみんな〜力が少ないですもの。答えたわよ。」

「・・・・・魔力が欲しいだけで、人を殺すなんて酷いよ!」

「人?魔族がよく言うわ。そうねぇ、死ぬ前に言い話しをしてあげる。」
怪盗ジェントリーの過去を‥‥‥‥‥。昔、20年前に私達はある人物と幸せに暮らしてたの・・・しかし私達がいた村が貴方達の国に近いから、と言うだけで、男は皆殺し。女は、奴隷にされた。子供は売られてしまったわ。

「・・・・っつ。」

「あら?泣いてるの?同情?憐れみ?」

「だって・・・・俺が、魔王になったのは、戦争や、争いを止める為だ!それに、可哀相過ぎるよ・・・・」

「・・・・・」

純真な心を持った少年ね・・・・。

「・・・外が騒がしくなったわね・・・ここで、貴方に力を貰うわ」
近く、ジェントリー。

・・・・・。

「ジェントリー・・・一つ聞いても言ってもいいか?過去に囚われるのは、自分自身だ。だけど、自分自身は何回でもわかれるんだよ・・・」
説得をするユーリ。

「・・・・・」
沈黙を保つジェントリー。
「そこまでだ!怪盗ジェントリー!渋谷を返して貰うよ」

「村田!」
「陛下を・・・・いや、ユーリを離せ!」

怒りに燃えるコンラッドに危険を察知した、ジェントリー。


「今回は、魔王陛下を諦めるわ。」

----ふわぁり----
「消えた・・・?」

----ごめんなさい魔王陛下---
最後に、貴方に会えてよかったわ平和な世界を作ってね。さようなら。----

「・・・・・」
近寄るコンラッドに気づかないユーリ。

「・・・・陛下・・ご無事でよかった・・・貴方に何かあったら・・・俺は・・・・」

「コンラッド・・・・」

「渋谷、お城に帰ろうか。」
「あぁ」

城に着いた、ユーリは、ジェントリーが言った事をそして自分が言った言葉を皆に伝えた。

「渋谷・・・・。今日はウェラー卿と一緒にいてくれるかな?護衛もかねて。」
すまなそうな顔をしている村田。

「わかった。コンラッド行くよ?」
ユーリが歩き出した。
「はい。」

コンラッド部屋

「・・・ユーリ。本当は怖かったでしょ?泣いてもいいですよ?」

「・・・・コッ・・コンラッド・・・」
ボロボロと泣き出すユーリ。
それを優しく受け止めるコンラッド。

まだまだ、解決させないといけない事件はある。しかし、人は学ぶ。繰り返す事は少ない方がいい。
後日談。

「えっ!あれ悪霊!?」

「うん。だから、力を持った人や、憎しみに溺れただろうね・・・」

「でも、坊ちゃんが無事でなによりでしたよん。」

「えぇ。そうですよ。ユーリ。」

「・・・うん!」

上から、ユーリ、村田、ヨザック、コンラッド。
ユーリです。


あとがきならぬ、反省会。
やってしまった!怪盗ジェントリー編。

『ウェラー卿コンラートに語るユーリ。』

場所は、地球の村田家。(渋谷家だと乱入者が多いからな・・・)
「花見?先週見に行ったよな?」

眞魔国魔王渋谷有利陛下が、相方である(親友)大賢者様である村田健に言いました。

「だって、今のシーズンは、卒業式、進学、花見だろ?あと、花粉症か・・・」

村田は、一気に言いきった。

「花粉症は・・・確かにきついけど・・・・。ツッコミ入れる所間違えた。」

ちょっと凹むユーリ。
「渋谷〜。最近、あちらにいけないから、ウェラー卿依存症だもんねぇ〜。」

「違う・・・・とも言えないが・・・」

「そもそも、ウェラー卿の何処がいいわけ?」

村田は、某にリポーター風にになりっつも聞いた嫌悪感を抱く人物に聞こうするわけはのちほど。(笑)

「コンラッドには、言わないか?」
疑うユーリ。

「言わないよ(多分)」

「・・・・・最初は、わぁー。白馬に乗った王子様〜と思った。」

「あぁ、最初に眞魔国に吹っ飛ばされた時?」

「…………吹っ飛ばされたって‥‥うん。まぁ。で、あいつ、俺の為に大シマロンに渡っただろ?」

「あぁ、初代我が儘プーか。で?」

初代我が儘プーは、眞王陛下です。(これを言えるのは多分村田ぐらい)

「自分の考えとかしっかりしているのに、コンラッドは、たまに〜寒いギャグを言わないなら完璧だけど・・・」

「だけど?何さ?」

「・・・少しは、俺の事頼って欲しい。確かに、俺は、王様業をしてるけど、プライベートでも相談役とも言えないけどヘナチョコだしさ。」

「つまりは、勝手に腕を捨てて、尚且つ大シマロンに渡ったウェラー卿が、許せないくて自分自身が情けないって事?」

「・・・・村田、無理矢理話しを違う方向にしてないか?っうか、コンラッドとは、同族嫌悪だろ?なんで、話しをふる・・・」

「ごめん、ごめん。続けて〜。」

「・・・・はぁ。確かに大シマロンに居た時は安心感はあった。生きてた〜とか。なんで、俺の所に帰って来ないとかな。」

ユーリは・・・

ガタン。


「・・・・(冷や汗)」


(まずい。渋谷に黙ってるけど、ウェラー卿ここに居るんだよね〜。)

「村田・・・今、クローゼットから物音が・・・」

「気のせいだよ!続ける!」

(出てくるなよウェラー卿。全く………………

『ユーリは何を考えてるかを知りたい』

なんて僕の所に聞くから、眞王を脅してしかも、ウルリーケをおとしこんで地球に送らしたのに、仕方がないか・・・・・クローゼットに隠した迄はよかったけど・・)
村田独り言。
(悪態をついている)

「・・・村田?聞いてるか?」

「あぁ。もちろん。どんだけ、ウェラー卿の事好きすぎて困るって?」

「・・・半分当たってるけど半分不正解。」

「(あってたか・・・)は?半分?どいうゆう意味さ。」

「だから、ヨザックには言えるけど、俺には言わない事が、多いな・・って。」

「渋谷・・・君。乙女思考になってないかい?」

「・・・・・//違う・・」

顔真っ赤にするユーリ。
図星か……………………と思う村田。
クローゼットにいる、コンラッドも顔真っ赤。

「そうだ、僕今から、買い物行ってくるから2時間ぐらい。クローゼットのプレゼント開けてもいいよ」

「村田?クローゼット?猫でも飼ってるのか?」

「うん、一時期的だけど、大きな獅子をね。」

「獅子?」


バン!


「うわぁー。猊下いきなり開けないで下さい!・・・あっ。」

慌てる(珍しい)コンラッド。

「村田・・・今までの話し・・・」

「うん。全部筒抜け。」

じゃあねぇ〜といいながらコンラッドにボソッりと村田は囁いた。

(客室のベッド使ってもいいけど、シーツ変えておいてね。)

バタン・・・・・

「・・・・。なんで、コンラッドがここにいるんだ?」

確かに、わけがわからないユーリにしたら当然な質問。

クローゼットから現れたのは、渦中の話しの中にあったウェラー卿コンラート。ユーリの名付け親でもあり理解者(恋人)

「・・・・くっす。渋谷今頃どうしてるかな?僕からの先日の花見行かせてもらった。(強引に着いてきた)お礼だよ。」
策士村田健。おそるべし・・・。

はいあとがき!反省会(笑)
今回は、そろそろ暖かくなってくるので、ゆーちゃん達にはお話中では、お花見に行った後日談でした。
サプライズのコンラッド(リボンを巻こうか迷いましたが)プレゼントをした村田君。
成功したみたいでした。(笑)
って、コンラッド話ししてない・・・

楽しくいってみょー!
「・・・・村田何これ?」
「ふっふふ!よく!聞いてくれた!渋谷有利原宿不利恵比寿便利君!」

「原宿〜はいらないから。しかも、今、俺何してるかな?大賢者様」

「うーん。執務に缶詰?なに?魔王陛下?」

「ま、魔王陛下って!陛下じゃなくて、渋谷って呼んでくれよ!」
「………だが、しかし、断る!拒否。」

「…………いじめだ!っうかわかってるだったらくだらないことするなー!」

吠えるユーリ

「それは、渋谷自身が悪いじゃんか!」
と村田
「ウェラー卿と遠出したせいでしょ?」

「うっ……………」


ゴホン


「で、大賢者様は、なにをおみくじ大会にしたいのですか?」

「暇だから。」


ガタン・・ドッサ

・・・ユーリが、椅子から滑り落ちた・・・。

「村田さん、失礼ですが…。」

「なに?協力してくれるの〜ありがとう渋谷!やっぱり信頼ある親友だね!どっかの初代わがままプーより話しが早いよ!うんうん。」

「その、初代わがままプーは。まさか・・・」

「うん!眞王廟に引きこもりの奴。」

「あぁ、やっぱり・・・・」

そんなやりとりをしてる中執務室は………………
皆青ざめていた………。

当たり前だが…。

「で!おみくじポンだっけ?」

「違う違う、おみくじドンだよ!」

ぎゃいぎゃい騒ぎはじめた2人。

正直うるさい・・・。

「で、おみくじ〜を本当にやるのか?」
とユーリ
「うーん。渋谷と、遊んだから暇潰しになったし・・・」

「村田ー!いい加減にしろ!」

「あーれー?猊下こんな所にいたんですかぁ?」

眞魔国きっての情報屋
グリエ・ヨザック登場!

「なるほどねぇ〜。そんな猊下にお土産ですよん!あと、閣下達にも。」

「なに?ヨザック?」

「陛下、落ち着いて下さい〜。まず、小シマロンが、動き出しました。大シマロンは、馬鹿王様が失脚しましたよ。」

さすがは、お庭番。情報が早い・・・

「こんな時期に・・・」グウェンダル

「・・・サラ・・・」

ユーリが心配そうに見つめるコンラッド

「そういえば、フォンクライスト卿は?」

と村田

「あぁ、視察だと、俺には言ってたよ…………」

(覆面小説家だしな………。ユーリ以外の心の声)

「ふーん。」

「何?村田、何か言いかけただろう?」

わいわい騒ぐ陛下大賢者様。


微笑ましく見ている傍らで。

「うーん。戦争は絶対にいやだ!サラは、眞魔国同盟になったから、あとは……………………」

「大シマロンの王を決めるか…………」

「はぁー。地球では、民主主義が多い国が、おおいのにこっちはそれは、少ないよ」

「渋谷、昔の話しだけど、こっちにでも民主主義は、あった可能性はある。しかし、王位継承権とかで、一気に、辞めたんだ。でも、渋谷が、率先して言っていけばいいかもね?

「「私達の王は、平和主義だからね」


「あと、陛下に一つ聞きたい事がありまして〜」

と、ヨザック。

「なに?」

ユーリ。

「コンラッドと、接吻の一つや二つしたんですかぁ?」

………………………////

「内緒!な、コンラッド!」

とユーリ


「くすっ。そうですね。じゃあ後でな、ヨザ。」


知らず知らず、地雷を踏んだヨザック。


一方、魔王部屋に帰ったユーリと、コンラッド。


「////びっくりした。」

「そうですね……………(俺は言いたかったけど………………………)」コンラッド

「グリエちゃん、妖怪センサー付いてるのか…………………」


余談。

実は、聞いてみろと言ったのは、コンラッドと、村田でした。うーん。腹黒


…まるで砂糖菓子みたいな…


「コンラッド…。休憩したい…。」

眞魔国第27代魔王渋谷有利陛下が、執務に疲れて言ってきました。

「陛下。あまり休んでたら、ギュンターやグェンに怒られますよ?」
とコンラッド
正式は、ウェラー卿コンラート通称コンラッド。
有利の名付け親であり、隠れた恋人だったりする。(まぁ、ほとんどバレバレですがね…。ヨザック談)

「うー。そうだけど、でもさぁ、少しぐらいならいいだろう?」

甘えた声で言うユーリ

「そうですねぇ。あと、10枚片付けたら休憩にしましょう。俺は、お茶の支度をしてきますね。ちゃんとサインして下さいね」
と言い残して出て行ったコンラッド。

「よーし、頑張るぞ!」

あと、9、8、7、6、5、4、3、2、1枚…

「よし、終わった!あれ?コンラッド帰って来ないぞ?どうしたんだろう?」
ユーリはおもむろに、執務室から、出ていきメイドである、ラザニアを呼び止めた。
返事は、わからないとの事だった。

「うーむー。コンラッド何処まで、お茶もちに行ったんだ?厨房かな?」

厨房に向かったユーリ。

「すみません。陛下ちょっと兵士に呼び止められてしまい、今、お茶をお持ちしました。あれ?陛下?…ユーリ?」

そこに、ギュンターが来て

「先程、陛下にお会いしまして、今日の執務は終わりだそうです。あと、コンラート、伝言を預かりました。私には読めない字なので、よくわからないですが、陛下…なんだか、落ち込んでましたよ?」

「えっ?本当か、ギュンター。メモ見せてくれないか?」

そこには、英語で

「俺、地球に帰る。」
の文字…。
「ユーリが、地球に帰るって書いてある…。ギュンター!俺、眞王廟にいってくる!」

「ですが、猊下から、何も…。あっ!コンラート!」
「そろそろ、ウェラー卿も気付く頃じゃないの?渋谷。話しはわかったけど、僕としては2人で、話し合う方が良いと、思うけどなぁ。」

猊下事、有利の親友の村田健が言ってきた。

「…。わかってるけど、胸のあたりで、もやもや
するだ。わかってるつもりだったのかな…。コンラッドが、ただ、女の子と話ししてだけなのに…」

「……いい加減でてきたら?ウェラー卿。そこに、居るんだろ?あと、ヨザックも」

「陛下…」

「……」

「猊下どうしちゃたんですか?この2人。」

「ふー。ただ、渋谷が、ウェラー卿が楽しく女の子と見ちゃってねぇ。」

「ヤキモチですか?」

「そうなんだよ。」

ヨザックと村田は、なんとも言えない顔をしていた。

「わかってるけど、俺以外の奴と話しをしているのは…」

「ユーリ。あれは、ユーリの話しですよ…………?兵士が、ユーリに話して欲しいと言われたので、今、付き合いをしている方はいらっしゃいますか?と言われたので、居ますよ。と言いましたよ。」
とコンラッドの説明

「ちょっとまて、名前は、言ってないよな?」

にっこりと微笑んで
「言いましたよ。俺ですてね。」

「////」

赤い顔のユーリ。

「ごほん!でも、さぁ、陛下御寵愛トトだっけ?あれに///」

「平気だよ、渋谷。トトならウェラー卿に、決まったならそれで、おしまいだから。」

「村田…。」

「それに、さぁ、これで、堂々と、城下街を歩けるよ。よかったね。渋谷」

「そーっすよ!坊ちゃん!前向きに考えましょ!」

「ヨザック…。村田…」
「ユーリ。俺の事、嫌いですか?」

「そ、そんな事ない。大好きだ!//」

「よかった。」


2人間に、甘ーい空気が…
「なんだか、忘れてられてるような気がするのは僕の錯覚かな?オレンジ頭…ヨザック。」

「(何気に酷いけど…)そうですね…。まぁ、猊下は、コンラッド昔を知らないからいいですけど、かなり、荒んでましたからねぇ、それに、陛下…ユーリ陛下が、こちらに来られた時は、凄く喜んましたよ?」

「ふーん。まぁ、僕は途中からしか知らないから、まぁ、ヨザックが言うならそうなのかもね。」

こっちらもほのぼのとした、空気が…

「……………………//コンラッド。疑う事をしてごめんな。」

「いえ。平気ですよ。」

「はいはい!そこまで、してくれないかな?砂糖菓子より甘い感じになるから。あとは、城に帰ってからしてくれないかな?」


「/////」

「ユーリ、帰りましょう。」

2人は城に帰って行きました。帰り道で

「コンラッド//手を繋ぎたい…」

「俺もですよ。ユーリ」


2人は仲良く帰り。たまには嫉妬をしたり、喧嘩があるけれどお互い支える仲になりました。おしまい。


-エムブロ-