可愛い男とは?

「‥‥可愛い男?」
シワが2倍に深く刻まれて尚且つ不機嫌オーラを放つ人は、M大助教授の上條弘樹(恋人の草間野分にはヒロさん)
「‥‥‥‥」
慌てる、宮城。どう言ったらいいものかと考え込む弘樹

「今、俺がくる前に出てて行ったの学部長の息子さんでしょう?大丈夫なんですか?色んな意味で‥‥‥」
「あぁ、忍ちんは頭いいだけど‥‥‥‥」
「‥‥惚気ですか?」
「「‥‥‥‥」」

実は、恋人でもある草間野分は、約一週間帰って来てないのです。
弘樹のイライラ度はかなり高めになっております。いわゆる、取り扱い注意シールが貼ってあっても不思議ではない状況。


「‥‥上條‥‥シワ怖っ。あっ!さっては〜愛しの研修医君が帰ってこないとか?」
ふざけた口調てからかったつもりが‥‥‥
「‥‥宮城教授。泣いて頼まれた資料廃棄処分してもいいですか?」
と、恐ろしいことをかます弘樹。

言われた、宮城は地雷踏んだと困惑。
ピンポーン
(文学部の上條助教授、お客様がお待ちです事務所迄お願いします)

「なんだろ?すみません、俺、行ってきます。少しでも論文進めて下さいね。」

ガラガラバタン

「誰だ?秋彦は勝手にくるけどなぁ。」
と、ぶつぶついいながら歩く鬼の上條。

〜〜事務所〜〜〜

「すみません。上條ですが‥‥何かご用ですか?」
「上條先生すみません、ご足労かけまして。あちらに、面会の方が‥‥」
「わかりました。」

玄関
しょんぼり顔野分、不思議な気分になる弘樹。
「野分、どうした?」
「‥‥‥ヒロさん、俺。」
「どうした?」
首を傾げる弘樹。渋々理由を話す野分

「すみません。家の鍵どっかに落としたみたいで‥‥」
「‥‥‥‥」
すっと、腕を持ち上げる弘樹。何か言われる!殴らる!と身構える野分

ビッシ!
額に、痛みが走る野分。犯人は、当然、弘樹。
「‥‥なに、泣きそうな顔してんだよ。仕方がないだろ?不可抗力だったら。まぁ、今のはお仕置き。鍵は、新しく作ってもいいし、無くして困り果て、俺を呼んだだろ?」
と、若干説教がはいる。
こっちに来いと、弘樹に言われて着いていく野分。

「あと、一時間食堂で、過ごせ。俺は、講義が終わり次第、帰れるから」
「‥‥‥ヒロさん。でも、お仕事まだあるでしょう?」
捨てられた子犬を連想しそうな野分。
心の中で苦笑いの弘樹。
「馬鹿。一緒に帰ってやるって行ってるだよ!//」
照れながらも言い切った弘樹に、豆鉄砲を食らったような野分。
「ヒロさん。はい!待ってます!」

あとでな、と去った弘樹。
忠犬的な野分に。ちょっと微笑む弘樹。

そんな、弘樹を目撃した大学生達は皆、明日は雷雨だと、噂した。


やっぱり。可愛いのは

「ヒロさんだね。」
「野分。だな」

二人は同じ事を思っていた。



あとがきならぬ、反省会
こんばんは!
うーん。ヒロさんの口調が‥‥‥。もっと言うと教授もおかしいかな‥‥要修業ですかね(苦笑)
野分は今回、腹黒がでないなぁ‥‥エゴ難しい‥‥‥。(大泣)


純情エゴイスト

「今年もあとすこしだな‥‥」
「‥‥そうですね。って、宮城教授!いい加減、論文仕上げてください!!」
「‥‥えー。上條の意地悪〜」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥教授。」

すっと携帯を取り出す弘樹それは
「なんで!忍の携帯番号を」
「保険で‥‥‥‥あと、30分したら大学に来ます。頑張ってください」

馬車馬のように急ぐ宮城教授

「‥‥‥嘘だけど」

そう、これは嘘。宮城を頑張らせて、早く帰して‥‥‥‥。
コンコン ボソッボソッ
ヒロさん自分の世界に‥‥‥(笑)
「‥‥‥‥‥‥//」
「‥‥‥‥‥‥あのぅ‥‥」
気づけよ‥‥‥。
「‥‥‥うわぁ!野分。どうした?」
「あぁ、驚かせてすみません。ヒロさん、俺の財布知りませんか?」
「‥‥‥へっ?ちょっと待ってろ‥‥‥‥‥‥‥あぁ、これか?」
「よかった‥‥‥」

久しぶりにみる野分は、やつれてるぽいが‥‥‥元気そう。
(すれ違いで朝、鞄をお互いひっくり返した為。)

「‥‥//そういえば、クリスマスとか、年末年始仕事だろ?頑張れよ」
「‥‥‥ヒロさん。」

ヒロさんにデレ期がきたか?
「‥‥の‥‥わき?」
ヒロさんの無自覚、上目遣い。攻撃、野分は、鼻血でる(笑)状態に‥‥‥‥だが、しかし堪えた。おぉ!←おいおい。

「‥‥‥すみません。仕事です。その前に2〜3日休むをくれるらしいですよ?」
「そっか。家でのんびりすればいいさ。」


「ラブラブだね〜。」

「‥‥‥宮城教授。窓の外に彼が待ってますよ。」

バタン

「‥‥ヒロさん?宮城さんに容赦ないですね。」
「‥‥そうか?これでも抑えてるぞ」

「いや、そうゆうわけでは‥‥‥あっ、今年も千代菊と仲良くしていただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。ヒロさんも」
「‥‥‥よろしく。」

ツンデレめ‥‥‥。

野分がだいたい言ってしまう感じになりましたけども、来年もよろしくお願いします。

お ま け?


「‥‥‥‥‥‥」
「‥‥ヒロさん、にらめっこ対決ですか?」
「‥‥むっ。野分もう少し縮め!」

あとがきならぬ、反省会

おまけの文は、よく家族に言われる台詞です‥‥‥
ヒロさんを少し腹黒くしてみました。
どうでしょう?

「‥‥‥‥教授。何をやってるですか?」
「‥‥‥‥すまん。」
「‥‥‥はぁ。」

この会話文みたいになってるのは理由があります。今から1分前。

ガタン!バッサバッサ

「しまった!上條が揃えてくれた資料‥‥ひっくり返した‥‥」

ちょっと真っ青になった教授。

ガラガラ‥‥‥‥

「「‥‥‥‥」」
ひっくり返したのは教授。これにはちょっとシワがよる上條
「‥‥‥これはだな‥」
「‥‥‥はぁ。片付けましょう。」

いつもとなにやら様子が違う。

「上條‥‥どうした?」
「いえ、別に。」

黙々と資料を片付けはじめる上條。

「もしかして、愛しの研修医君が‥‥‥帰って来ないとか?」
「‥‥‥教授。無駄口叩いてないで手を動かしてください!」

あー。八つ当たり?

「しかし〜上條先生〜。」
「なんですか。宮城教授。」
「‥‥すげー眉間にシワ。大丈夫かよ‥‥‥こうにっこり笑って、なんです教授。って花をもってだな‥‥」
「‥‥‥教授。半分は教授にあるですよ‥‥‥自分でやって下さい。俺トイレ行ってきますので」

バタン
「‥‥‥図星かぁ。ふむ」
いい事考えた〜♪とばかりにどこかに電話する宮城
いやな予感が‥‥‥。

「教授に、八つ当たりして何やってるんだ俺‥‥‥」

バタン
「‥‥ヒロ‥‥‥ヒロさん」

「‥‥‥‥いかん。幻聴が‥‥‥」

「‥‥ヒロさん。本物ですよ」
「‥‥‥‥‥のわき‥‥」
「はい。3週間ぶりですね」
「‥‥なんで?」
「宮城教授に連絡頂いてってヒロさん?」

色素の薄い瞳から溢れ出す水滴。
野分は。綺麗だな‥‥と思った。

「‥‥‥」
「ヒロさん?」

泣いたままの弘樹をどうにかしないと。と思い。

いきなり踵を返す弘樹にびっくりする野分
「ヒロさん!」

「‥‥‥っ。」
「ヒロさん!」


追いかけっこ?

〜〜〜屋上〜〜〜〜〜


「はぁはぁ。」
「‥‥ヒロさん?」

「‥‥‥‥どうして、俺を追いかけてくるんだよ!」
ボロボロと泣く弘樹。
そんな弘樹に‥‥‥

「‥‥‥ヒロさん!俺と、一生一緒にいてください!」

「‥‥‥///はぁ!?‥‥‥野分‥‥//
「ヒロさん。俺ヒロさんが居るから、留学とか頑張ってこれました。ヒロさんがいるから毎日、どんなに過酷な仕事でも頑張ってこれた。」
「野分‥‥‥。」
「ヒロさん、寂しい時は寂しいって、言ってください。」
「‥‥‥//野分。寒い」
「はい!ヒロさん!俺もです。」


「仲良しこよしでよかったな、上條。しかし、さみー。」
「おい。オッサン。いいのか?仕事。」
「忍チン。行くよ。後でな。」

さりげなくラブラブで‥‥‥。

「いいネタをありがとう弘樹。」


その数日後、あのピンクの本が店頭並んでたそうな‥‥‥。
いないような‥‥‥‥


あとがきならぬ、反省会

エゴ‥‥‥難しい。


「‥‥‥‥‥‥‥野分」
「‥はい。すみません」

俺は、草間野分。恋人は4つ年上のM大助教授上條弘樹。俺は、ヒロさんって呼ばしてもらってる。(最初は、かなり驚いてたけど‥‥‥)
ヒロさんは、可愛い。純粋だし、純朴、清楚。とにかく、本当に男性だろうか?と勘違いしてしまう程だ。そもそもは、宇佐美さんにフラれた?せいで俺達は出会って、恋人同士になった。もし、宇佐美さんにフラれてなかったら‥‥‥でも、今のヒロさんは俺のものだ!
なーんって。強気でいても、ヒロさんは感が鋭い。ちょっと俺が悩むと励ましてくれる‥‥‥ただ、一つだけ気掛かりの事がある。それは、あまり俺に、『好き』『愛してる』とは言ってくれない。ヒロさんは、極度の照れ屋さん‥‥‥。
でも、たまには‥‥‥‥‥‥

〜〜〜花屋〜〜〜

「‥‥‥す‥‥‥すみません!」
「‥あっ。いらっしゃいませ。何にしますか?」

「‥‥‥‥」
「‥‥?どうかされたのですか?」
「‥‥‥//俺。た、大切な人に花束を贈り物にしたいですが‥‥‥」
「送りたい人はおいくつぐらいですか?」
「‥‥‥‥29歳?(ぐらい)//」

ヒロさんと同じ歳ぐらいだな‥‥‥

「外見でも、色々決めれますが‥‥‥」
「あの‥‥‥かすみ草」
「かすみ草ですか?」
「‥‥‥//俺が、その‥‥かすみ草好きなので‥‥」
「かすみ草だけだと、うーん。他には好きな花はありませんか?」
「‥‥バラ?」
「バラですね?では、色はどうしますか?」
「色?赤しかないかと‥‥」
「いえ、他の色もありますよ?」
「あっ、やっぱり!赤いので!」
「わかりました。メッセージカードどうしますか?」
「うー。」
「なくってもいいですよ?」

真剣だな‥‥‥高校生だよね?可愛い系の男の子だな‥‥‥。あっ、赤くなった。
「カードは、自分で書きたいので‥‥‥」
「わかりました。」
「カードは青いカードでお願いします。」
なんてやり取りがあった〜〜〜同時刻。〜〜〜〜

「かーみーじょー。‥‥‥論文のこの部分変だぞ」
「えっ!。」
「嘘ぴょーん!」
「‥‥‥ぴょーん!って‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥宮城教授。俺で遊ばないでください。」
「あっ!おこった!愛しい研修医に会ってないからか?」
「‥‥‥‥//別に、教授に関係‥‥」
「そうか?だったらいいけど?」

此処は、M大の文学部国文学の研究室。
上から宮城庸、上條弘樹です。
まだ、話ししてるよ‥‥‥‥(この会話、野分に言ったら喜ぶのになぁ)


〜〜夜、自宅(上條)〜〜

「あー。なんか、むしょうに、酒呑みたい。えーと、ビール」

〜〜10分後〜〜〜〜〜

呑んだくれが一人出来上がり‥‥‥‥‥‥

「ひっく。‥‥野分‥‥ひっく。いつ頃帰ってくるかな‥‥‥」

〜〜同時刻〜〜〜〜

びっくりして動きが止まる野分。豆鉄砲を食らったような顔で固まる‥‥

「‥‥‥ひっく。野分‥‥しくっしく。野分、会いたい。愛してるから、早く会いたい‥‥‥早く帰って来てくれ‥‥‥‥‥ひっく。うぇん。」
泣き声?

泣き声にようやく反応した野分。遅。

「‥‥ヒロさん。ただいまです。」
「‥‥‥にょわき‥‥‥」
「‥‥‥‥(可愛い)ヒロさん。大丈夫です。俺がいます。」

抱きしめられてしばらくして、酔いがさめてきたのか‥‥‥‥

「‥‥‥野分、いつ頃帰ってきた?」
「今、さっきです。ヒロさん。泣かないで下さい。」
「‥‥‥‥‥寒い。野分で暖めろ。」


〜〜〜〜後日〜〜〜〜〜
腰を摩る、鬼の上條がいた‥‥‥
正反対に、つやつやした顔の野分が元気で勤務していたとか‥‥‥‥。


あとがきならぬ、反省会

最初は、もっとヒロさんをイジメようと思ったが断念。腹黒野分にしょうかと思ったが断念‥‥‥
さて、花屋さんに来た、男の子は誰でしょう?(笑)




正解は‥‥‥

ユーリでした。(笑)


『もし、願いが叶うなら‥‥‥』
弘樹Side〜〜〜〜〜〜〜
「ふー。ただいま‥‥‥っても、野分は居ないか‥‥‥‥」
もし、願いが叶うなら‥‥‥野分と一緒にいたい‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

野分Side〜〜〜〜〜〜〜

「はぁー。ヒロさん今頃、お風呂かな?寝ちゃたかな?」
‥‥もし、願いが叶うならヒロさんに追いついてヒロさんに相応しい男になりたい‥‥‥思いは膨らんでいくばかり‥‥‥‥溢れ出しそうな気持ちという、バケツが溢れ出しそうなぐらいに‥‥‥‥

「‥‥‥」
携帯を開き電話をする野分
『もしもし?野分どうかしたのか?』
溢れ出しそうな、気持ち。伝えると‥‥‥‥
『野分?疲れてるなら‥‥‥』
「そうじゃあなくって!ヒロさんが好きすぎて‥‥追いつけない‥‥自分に‥‥」
『野分‥‥‥心配するな。俺は、お前が、立派な医者になるのを信じてる‥‥‥。野分は、頑張り過ぎだ焦るな。』

「ヒロさん‥‥‥」

『‥‥‥‥‥‥//な、なんてな!年上だからな!これでも、助教授だからあはは。』
「ヒロさん‥‥‥‥大好きです。」
『‥‥‥‥//俺だって好きだ‥‥//』
「ヒロさん‥‥‥‥//」

〜〜〜〜弘樹Side〜〜〜
音が流れるのを聞くとふっと携帯をみると
『着信 野分。』
でると落ち込んでる感じの口調。悩むなよ。俺は‥‥‥いつまでも、野分の味方だから。会えない時は、電話でもいい。自分自身をみられないから‥‥‥正直に甘えられる‥‥‥‥。

『ヒロさん‥‥』
「なんだ?」
『いえ‥‥‥‥』
〜〜〜〜〜野分Side〜〜
『いつまでも、野分の味方だから。会えない時は、電話でもいい。自分自身をみられないから‥‥‥正直に甘えられる‥‥‥‥。』って、全部聞こえてますよ‥‥‥。



こんな、日常もいいかもでも‥‥‥‥
本当の願いは一つだけ。

『ずっと一緒に過ごしたい。命がけでも‥‥‥この、恋は終わらない。絶対に‥‥‥』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あとがきならぬ、反省会

甘い‥‥‥。あれ?切なく書いてるのに‥‥大人の魅力ってなにー!!(遠吠え)
キュンとしていただけたなら幸せです。


純情ロマンチカ


「・・・さん。・・ギさん・・・ウサギさん!」
同居人の、高橋美咲(本人は、今だ照れて認めない。)恋人である、宇佐美秋彦大先生を必死に、起こしていました。それは・・・


ドンドン(ドアが破壊されるぐらいに・・・)
編集部の相川さんがドアをぶち上げるぐらいにノックをしていました。

〜2時間前〜

「美咲・・・あとで、相川が、原稿持ちにくるから、対応よろしく・・・」
宇佐美秋彦が言いました。
「・・・別に、いいけど。ウサギさん、死相が出てるよ・・・」
「寝れば治る・・・・」

魂が抜けた人形みたい・・・・
と、美咲は思っていました。
「おはようございます!もちろん!原稿上がってますよね!」
編集部の相川さんが突入!
「おはようございます。相川さん。はい。ウサギさんから、頼まれたCD-Rです。」美咲が渡しながらお茶していきますか?と言いっつ、支度をする。
「ありがとう!美咲君!ついでに、中身見ていくね!」相川
「あはは・・・」
用心深い相川に苦笑いの美咲。

「ぎゃー!」
悲鳴をあげる相川!
「どうしたんですか?相川さん。「原稿が・・・消えてる「えっ?本当にですか?締め切りは?「今日なのよ・・・」

シーン

そして、現在に至る・・・・

「あぁ、相川・・・。は?原稿?フロッピーディスクは、違うぞ、因みにこれが「ありがとうございます!じゃあね!美咲君!先生も」

バタン。
「・・なんか、いつも思うけど相川さんって、いつ寝てるだろう・・・」
「さぁ?・・・・それより美咲、焦げ臭い」秋彦
「・・・・・あー!夕飯!」

「慌ただしく奴ばっかりだ・・・」


あんたのせいだよ!

ちゃんちゃん。


あとがきならぬ反省分

えーと。本誌や、コミックを御覧の皆は、毎回思ってる事(私は思ってる)を書いて見ました。
締め切りを守りましょ〜。
-エムブロ-