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<・><・>

なぁ、知ってる?
今日、聖夜なんだってよ。

え?予定ないのかって?
俺はサタンの子だから神の誕生日祝えるわけねーだろ、ばーろー(^O^)(寂しさで厨二)


下に長い現パロクリスマス文食満でも。たまには甘めでもいいじゃない。ちょっとやらしいかもしれない。二人ともノンケでもんじ→(←)留さん


「は?小平太もこれねーの?」
文次郎は酒を片手にちらりと上目で留三郎を見た。携帯を肩をあげて耳に押し付けながら、せっせと料理を作っている。鍋だというのに何をそんなに作るというのか。留三郎曰く、誰かが来ると思うと細工や味に凝ってしまうとのことだ。なるほど、すでにテーブルに並んでいる料理を見れば、人参が花の形になっていたり、魚もきちんと骨抜きされている。器用なこって。しかも、鍋の下地のスープも一から作っており、あく抜きなども済ませてある。どんだけ凝るんだよ、と少し苦笑いが零れる。

「ったく、来れねーなら来れねーって事前に連絡しろよ。作りすぎちまったじゃねーか。」
ブツブツ文句を言いながら、酒と手作りのつまみをテーブルに置いて文次郎の前に座る。
「小平太も無理か。」
「あぁ、なんかバイト入ったらしい。」
「…伊作は?」
「音信不通。」
「…相変わらずだな。」

クリスマスだが、彼女もいない寂しい男6人で久々に朝まで飲もうという話になったのは一週間前。どうせお前ら彼女も予定もないんだろう、と初めてクリスマスに女が捕まえられなかった仙蔵が(腹いせに)誘ってきたのだ。仙蔵の性格は理解しているため言い方には触れず、皆異論はなしに、それに乗った。そこで、小平太がどこかで飲むより、久しぶりに留三郎の手料理が食べたいという提案をしたことで、留三郎のアパートで所謂クリスマスパーティーを行うことになった。

ところが、当日。長次の実家に用事が出来たため来れないという連絡から始まり、今回の計画を持ち掛けた仙蔵のドタキャン(理由は聞けなかったが、恐らく女だ。)、そして最後に留三郎の料理が食べたいと言った小平太さえ来れなくなったのだ。伊作はいつものことなので数にさえいれていない。逆に辿り着けたら奇跡というような確率だ。

そう考えながら最後のつまみを口に放り込み、はっとした。もしかして、朝まで二人きりなのか。と思うと、一気に緊張が身体を駆け巡った。心臓が脈打つ。それを収めようと酒を煽ると、目の前でわざわざ文次郎のために鍋を小皿に取り分けてくれていた留三郎がおー、と称賛の声を上げた。

「なんだ。」
「いや、文次郎っていつも自分のペース守って飲むから珍しくて。」
「…まぁな。」

少し嬉しそうに笑う留三郎に、少し苦い顔をしながら目の前の留三郎から渡された小皿を箸でつつく。留三郎は多分、自分の料理が文次郎の口に合ったのだと思い、嬉しそうに笑んだのだろう。それは間違ってはいない。むしろ留三郎の味付けは完璧に文次郎好みで美味しかった。だが、酒を煽ったのはそういう綺麗な理由ではなく、ただの男の性だ。少し後味が悪い思いをしながら、また酒を飲んだ。

補足すると、言ってしまえば文次郎はザルだった。飲んでもあまり酔わない。周りに自分のペースを守って飲んでいると思われがちだが、正直に言えばどんなに飲んでもほろ酔い程度だ。では、何故そんなにちびちび飲む必要があるのかというと、加減しないと酒場の席では酔わないくせに二日酔いをするのだ。そして、その逆の立場なのが留三郎。すぐ顔が赤くなるわ、記憶飛ぶわ、脱ぐわで大変なのだ。吐いたり気絶したりしないだけましだ。そのくせ二日酔いはせずに、次の日にはケロッとしている。(ちなみに長次は沼、仙蔵は節度を守る、小平太は最後には全裸、伊作は下戸だったのだが小平太に無理矢理飲まされてからは底無し沼。なんでも飲む、しかも酔わない。)

そんなわけで、美味しい鍋を全て堪能したころには、文次郎のペースで飲んでいた留三郎は、平生の体質と共に緊張が伴ってまったく酔っていない文次郎と対照的に盛大に酔った。もうぐでんぐでんに酔った。

甘えるように文次郎の肩に頭を擦り寄せ、熱いと着ていたワイシャツのボタンを開けた。それがあまりにも艶があり、文次郎は思わず喉を鳴らした。

「…おい。」
「ん〜?」
「離れろ。」
「なんでー。」
「なんでって…」

すると手を文次郎の太股の上に置いた。文次郎の身体がびくっと揺れた。留三郎が触れた場所から、じんわりと熱が広がる。留三郎はくすくす笑いながら、頭を文次郎の肩へと擦り寄せた。文次郎は必死に頭を巡らせ、理性を総動員して目を閉じた。精一杯の譲歩として留三郎の頭を撫でる。気持ち良さそうに目を細め、さらに文次郎に近寄る。猫か。

「もんじ、」
「あ?」
「飯、美味かった?」
「…おう。」
「そおかぁ。良かった。」

呂律が回っていない口調で微笑んだ。文次郎はたまらず抱きしめた。可愛い。愛しい気持ちが溢れてとまらなかった。そう思ったら本当に止まらなかった。後先考えずに、唇を留三郎のそれを合わせた。

「…っ…ん?なんで俺らキスしてんろ?」
「クリスマスだからじゃねぇの?」
「そうかぁ、クリスマスだからかぁ。」

目茶苦茶な理由だが、留三郎からもなんの拒絶もない。ゆっくりと留三郎の身体に体重をかけ押し倒す。ぉ?とか変な声は出したがやはり抵抗はない。ついでにキスしながら、膝で留三郎の下半身をぐいっと押し上げる。

「…んぉ?もんじろー、何してんだよー。」
「じゃれあってんだよ、久々にお前とゆっくり話せたからな。」
「あぁ、そうだなー、二人きりは久々だなー。」

そう言い合いながらも留三郎の身体を懐柔する。

「おぉ?なぁもんじろ、俺ちんこ勃ってきた。なんで?」
「さぁな。」
「…もんじ、くすぐってぇ…」
「…酔った勢いとはいえすまんな。」
「…ん、もんじろ、」

留三郎の腕が文次郎の身体に回された。文次郎はそれに目を見開きながらも、嬉しそうに顔を歪めた。そして、二人の影が完全に重なった。








「いっそ僕を殺せ。」二人の甘い声を聞きながら、奇跡的にたどり着いた不運な青年が一人、部屋の前で立ち尽くしていた。



ノンケなのにこんなあっさり。時間ないから早く書き上げたらさらっとした。無理矢理まとめた感否めない。あとで書き上げてサイトに(時間あったら)うpする。

ちなみに最後の遺作の格好はサンタの帽子に右手にはクラッカー、左手にはケーキ、背中のバックには酒や皆で遊ぼうとしてたゲームが入ってる感じ。報われねーww

ちなみに最初はモテない童貞15歳Ver(タカ丸はモテモテ)と5年Ver(勘ちゃんは彼女持ち)書こうと思ってたんだけど、私の寂しさを助長するだけだから止めた。クリスマスからホモ漁ってる喪女とは私のことでーすv(^ω^)vアヘ顔ダブルピース



つうわけで皆さん、
めりくりー、
リア充まじ爆発しろ。
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