ぇー。
わざわざ報告することでも無いんですが。
『色々ありまして、この四月から社会人になることになりました。』
この御時世にありがたいことです。
ベンチャー企業だけど、だからこそ色々学べそうなので今から楽しみです。
脱オタはしません。
(あらー)
いや、社会人になったらーってちょっとは考えてたけれど、今頑張って辞めなくてもいいかな、と。
趣味は大事って言われたし(←違)
ビジネスマナーとか習わなかったから参考書買わなくちゃなー…『腐女子の品格』って本が欲しい。
あ、あと英語もやらなくちゃ。
あ、回路の勉強もしなおさなくちゃ。
スケジュール帳とかの用意もしなくちゃー!!
(あと部屋の掃除ー!!)
時間が足りないーっ!!
キャリアウーマンに、俺はなる!!
(多分!!!!)
久しぶりにサトカスだよ。
*****
喧嘩しました。
原因は忘れました。
悪口は沢山言いました。
勢い余って平手でアイツの頬をぶちました。
細かいことは今じゃ何も思い出せないのに、アイツの頬を私の掌がとらえた瞬間の乾いた破裂音が耳から離れません。
アイツの驚いた顔も、目蓋の裏にやきついて離れません。
喧嘩しました。
原因は覚えてません。
悪口も何でも、言えることは全部言いました。
気付いたら、ひっぱたかれてました。
中身は何にも覚えてないのに、その瞬間のことは妙に頭から離れません。
アイツの顔が、驚いた顔から泣きそうな顔に変わったこととか。
本当は、こんなに喧嘩ばかりしたくないのに。
*****
カスミはサトシを叩くたび、実は後悔してれば良いと思うの。
で、ふとした瞬間にサトシもカスミが後悔してることに気付けば良いと思うの。
で、二人でなんかもやもやすれば良いと思うの。
しかしこれ、あんまりサトカスじゃないと思うの。
指からモノがこぼれおちるって、凄く綺麗な動きだと思います。
指の隙間から捕らえきれなかった何かが
指をつたって、
重力に従って、
その一瞬空中に停止するみたいな、
そんな瞬間に凄く美しさを感じます。
スローモーションのCMで綺麗と感じるのは、主にそんな瞬間です。
でっていう。
第三段はレイエだよ!
*****
「イエロー最近なんか欲しいものある?」
「い、いえ特に」
「えー…じゃあ貰ったら嬉しいものって無い?」
「………す」
「す?」
「………………好きな人から貰えるなら何でも嬉しいです」
「あー、まぁそりゃそうか」
「…レッドさん、分かってます?」
「何が?」
「いや、いいです…」
「でさ、」
「はい何ですかー」
「え、何で怒ってるの」
「…怒ってないです」
「そうか?」
「はい」
「本当に?」
「…はい、大丈夫です」
「それならいいけどさ」
「で、何ですか?」
「あ、うん。結局俺は何渡せば良いのかな、と」
「…それ、本気で言ってます?」
「え?うん」
「……………左様ですか」
「何だよ、ハッキリ言えよ」
「花束」
「え?」
「真っ赤なバラの花束が欲しいです、出来るだけ大きいの」
「あ、あぁ…そっちのハッキリ、ね」
「え?」
「いや、なんでもない」
「なっ、なんですか!?」
「よう、ブルー」
「ちょっとアンタ、イエローため息ついて歩いてたわよ」
「な、可愛いよな」
「…アンタって時々何考えてるのか分からなくなるわ」
「それどういう意味?」
「自分で考えなさい、分かるでしょ」
「なんだかなー…あ、そうだ、この辺の花屋って知ってる?」
「花屋?」
「イエローが赤いバラの花束を欲しいんだって」
「あら、ロマンチックね」
「ロマンチック?」
「花言葉、『愛情』でしょ?」
「へぇー…」
「………レッド、にやけてる」
「え?いや、あはははは」
「何照れてんのよ」
「いや、じゃ、俺行くわ」
「はいはい、じゃーね」
「…イエロー分かってやってるわよね、この時期にバラの花束なんて」
*****
何が恐ろしいって値段がね。
下手なアクセサリーより高いもんね。
レッドはカマトト被ってるのも面白いと思う。
鈍いフリして実は気付いてたりとか、それで相手に言わせたかったりとか。
本当に鈍くてもいいけど。
ん?これ何処のルビー?
第二段はグリイエだよ!
*****
「…勝手に多大な信用を寄せられても困る」
考えて考え抜いて口に出した言葉はどうやら一番最悪な影響を及ぼしたらしい。
彼女はその場でギクリと体を固まらせると、顔を俯かせて一言「ごめんなさい」と呟いた。
「そうですよね、もう少し自分で頑張ってみます」
あぁ、彼女に対すると何故こうなるのか。だからと言って一度口に出した言葉は戻らない。
「…今日は、帰ります」
「…あぁ」
送ろうとソファを立つと、両手で制された。
違う、これは拒否だ。
「…グリーンさんは優しいので、僕は気を抜くとすぐ甘えてしまって。今日は、大丈夫です」
大丈夫なものか、そんな状態で。
胸の内では叫んでいるのに、それを口に出す度胸が俺にはまだ無い。
「それじゃあ、」
「待、て」
それでも、
「…次に来る時は、資料か何かを持って来い」
泣かせたまま帰らせられないじゃないか。
「…は、い!」
ようやく彼女が笑って安堵する。
「明日、かならず!!」
「あぁ」
うやむやのうちに明日の約束も取り付けられ、それはつまり今日のうちにジムの仕事を片付けなければならないということで。
あぁ、俺はつくづく彼女に甘い。
引き止める為掴んだ手のひらは熱くて、少しどきりとした。
*****
好きなキャラはどんなCPでも好きですが、総受けや逆ハーが好きなワケでは無いんです。
♪ひーとーりーにーひとつずつー