道化ノ背中

青いまま枯れていく

大阪に帰ってきました。
今は祖母の家に住んでいます。
荷物も片付いて快適な部屋が出来上がりました。

仕事も決まりました。
整骨院の受付です。そう、昼職です。
先生も患者さんも、とても優しいので続けられそうです。

猫も飼い始めました。
オスの黒猫。
私に懐いてくれたのか、名前を呼ぶと返事してくれるし、寝ていると上に乗ってきます。

毎日朝6時半頃に起きて、8時過ぎに家を出て仕事に向かいます。
お昼休みは実家に帰ってごはんを食べて、昼寝をします。
夜8時くらいに仕事が終わって家に帰って祖母と晩御飯を食べます。
時には伯父さんも一緒に食べます。
お風呂にゆっくり入って、猫と戯れて、11時過ぎにはお布団に入ります。

週に1回くらいは都心に出て飲みに行きます。
行きつけのお店もできました。

家族もとても優しく接してくれます。
わがままを言っても受け入れてくれます。


大阪に帰ってきてからお酒を飲む量も、煙草の本数も、体重も、減りました。
毎日がとても充実しています。幸せです。

なのに、どうしてか、いつも頭にもやがかかっていてスッキリしません。
頭が働かなくて、常に何だかぼんやりしていて、生きている心地がしません。
全然お腹は空かないし、急に泣きたくなって涙が零れるし、どこにも居場所がないように感じます。
唯一お酒を飲んでいる時だけ、頭のもやが晴れたように感じられます。


私はいったいなんなんだろうか。