ハッピーエンドが全てではない、なーんてね

2月13日 16:40 映画



三女が映画『告白』のDVD借りてて昨日一緒に観たけど、凄い久々に映画で面白いと感じました
邦画は好きじゃないですが退屈せず初めから終わりまで目が離せず観れました

内容はとてもドロドロとしていて生々しく、そして重いです、激重です
それぞれが自分を正当化し、人間は自己愛とエゴの塊だなと改めて実感

とりあえず被害者も加害者も登場人物全員が狂ってます

娘を殺された被害者である主人公の森口先生なんかいちばん残虐だったのではないかと
凄く冷静で顔色一つ変えず淡々と復讐を進行する様が怖すぎる

でもラストの修哉がどうしようもない暗闇に落とされ、森口先生の本当の復讐が成し遂げられたとき「子供相手にここまでするか?!」と思った反面、爽快感もあった
復讐で返しても何も残らないと思ってましたがただの綺麗事で、やはり心のどこかで先生を応援してたし被害者達が精神的に追い詰められて墜ちていく様もざまぁと思ってた

人間てここまで残虐で、そもそもこんな中学生いるのか?とか色々思うとこはあったけど、凄くリアルで引き込まれました

何か誰も報われない感じで終わったけど凄くよく出来た話しだと思う
心温まる部分なんて微塵足りともなくてずっと暗いし人間の嫌な部分しかないし何人も死ぬのに最初から最後までずっと引き込まれたのは初めてです
マジで邦画舐めてた

この作品を不快だと言う人が少なくないのも分かるけど、個人的にはドストライク
凄い好きです!と言い切れる辺り、何か欠落してんのかな

ただ、ネガティブになっているときに観る作品ではないですな


是非原作の小説も読んでみたい
また違った発見があるかもしれない











-エムブロ-