2024/3/20 Wed 00:39
フジテレビ月9ドラマ『君が心をくれたから』最終話★死んだ人間にそそのかされて、若い2人が互いの人生をゴミ箱に投げ捨て合う地獄絵図★第1話で抱いた嫌悪感そのままに、最終話までずっと気持ち悪かった…の巻





話題:芸能ニュース







いやぁ、視聴者というのは気楽なもので、ドラマを眺めてあーだこーだ言ってりゃいいわけで、最終回が終わればすぐに忘れてまた次のドラマを楽しみにすればいい。

毎度、ひとつの作品に心血を注いでいらっしゃる創作者の方々には、つくづく頭が下がる思いです。

今期のフジテレビ月9『君が心をくれたから』最終回。

大変な作品でした。



■「自己犠牲=美徳」という徹底した価値観

好きな男が信号無視して車にはねられて死にそうになり、付き添った病院でも祈るしかない雨ちゃん(永野芽郁)。

目の前に、その男の亡き母親が化けて出てきて「うちの息子が死ぬのが嫌なら、おまえの五感を奪わせろ」と迫ります。

もともと虐待サバイバーで自己肯定感が著しく欠落している雨ちゃん、そんな状況でまともな判断が下せるはずもなく、お化けの言いなりになって五感を失うことになりました。

やがてその男・太陽くん(山田裕貴)は雨ちゃんが自分の命と引き換えに五感を差し出したことを知り、ひどく落胆。

雨ちゃんがいよいよ五感のすべてを失うと、今度は知らないおじさんのお化けに「雨ちゃんの五感を戻したければ、おまえが死ね」と言われて、自死を選びます。

死んだ人間にそそのかされて、若い2人が互いの人生をゴミ箱に投げ捨て合う地獄絵図。

このドラマで私が見た風景は、ティーンの心の柔らかいところに指を突っ込んで、乱暴にかき回して涙という名の体液を噴出させて喜ぶ大人の男たちの姿です。

そんな破廉恥な行為に興じるおじさんクリエイターたちの姿です。

終わってみればそうだった、という話ではありません。

第1話で抱いた嫌悪感そのままに、最終話までずっと気持ち悪かった。

レビューから抜粋しながら振り返りましょう。



■第1話

「泣ける」最優先の安直な発想で設定を作ったら、マジで創作者以前に人間として大切にしなきゃいけない倫理観や良識が蔑ろになったドラマができちゃった。そんな感じがします。



■第2話

こんな若年視聴者の涙を搾り取るだけの作業を目的としたドラマを見てる時間があったら、自分のやりたいことをやったほうがいいと思う。マジで時間の無駄だし、この自己犠牲を一面的に美徳とし、身体障害を一面的に欠落と扱う世界観は有害ですらある。



■第3話

めちゃくちゃお気楽に、泣かせるためだけに、自分の作ったキャラクターを傷めつけてる。愛がない。作り手に愛がないんだから、見てる側がそのキャラクターを愛せるわけがない。そういうもう、ものを作る大前提の哲学の部分から受け入れ難いんです。



■第4話

ホントに簡単に、このドラマでは雨ちゃんの五感が捨てられていく。まるで人体から涙という名前のついた汁を噴き出させるためのピンクローターみたいに、安直な道具として扱われている。感涙ポルノよ。



■第5話

ドラマを作る仕事というのは、人間や社会といった現実を道具として使う商売です。だからこそ、現実を踏みにじってはいけない。おまえが作ったわけでもない誰かを、勝手に「不幸だ」と決めつけてはいけない。そんな論法でもって「さあ泣け」なんて、間違っても言っちゃいけない。それは物語を作る人の最低限のモラルでありマナーだ。



■第6話

このやり方を美談にすることは社会に対して明らかに有害なんです。被虐待児を同意なしに加害者に会わせちゃダメ。入院加療中の精神科患者に追い込むようなことを言ってはダメ。そういう状況を作っちゃダメなんです。←脚本家の取材不足、世間知らずが原因!( ̄ー ̄)



■第7話

これを作ってる人に話が通じる気がしない。この人の考える人間関係って、互いに価値観を押し付け合い、目的を達成するために唆(そそのか)し合い、相手を束縛するために誑(たぶら)かし合うことなんだろうなと感じて、本当に怖くなる。



■第8話

このドラマの作り手たちは本当に、自分らがどんな話を作ってるかわかってるんだろうか。なんだか、ティーンの涙を杯に溜めて啜(すす)っている醜い妖怪の顔が目に浮かびます。



■第9話

それにしても、毎回よくこんなに気持ち悪いパターンを出せるなと逆に感心してしまいます。こんなシナリオ、書いてて心が痛くならないのかな。自己嫌悪に陥ったりしないのかな。



■第10話

こういう創作行為は、極めて卑劣です。卑劣なのよ。この卑劣が評価を二分したとき、何が起こるかというと、『君が心をくれたから』を楽しんでいるティーンたちにとってそれが「大人はわかってくれない私たちの物語」に変換されてしまうんです。私のような口汚い大人に、若者たちが耳を貸さなくなるんです。そうして、社会の中に断絶が起こるんです。



■怒ってたのにも理由があるのよ

よくもまあ、3カ月も熱量をもってこれだけの罵詈雑言を重ねることができたもんだと、自分でも感心してしまいます。

ほんとに怒ってたんですよ。

なんで怒ってたかといえば、おそらく最後にはちゃんとハッピーエンドになると思ってたからなんです。

いくら最後にハッピーエンドにするからって、こんなに無理やり悲劇を積み重ねる必要はないだろ。

クライマックスとの落差を生むための悲劇だとしても、やっていいことと悪いことがあるだろと。

そう思ってたんです。

全然ハッピーエンドじゃなかったね。

自死て。

せめて生きることだけは肯定するもんだと思ってた。

どうあれ、この世界には生きる価値がある、自分の命だけは何よりも大切にしなきゃいけない、そういう、おじさんが若者に何かを語るときに最低限、持っておくべき通念くらいは意識して作ってると思ってたんですが、「死を選ばせる」をやりましたからね。

もうあきれかえってしまった。

完全に壊れてる。

少し休んだほうがいい。

ひどい言い方してごめん。

何があったか知らんけど、クリエイターという生き物は壊れたままでもシナリオ書き上げちゃうからね。

自主制作でもあるまいし、周囲がなんとかせなあきませんわ。

おしまい。

(日刊サイゾー発)







後世に語り継がれることのない、観てしばらくするとみんな忘れてしまうレベルの薄っぺらいクソドラマだった。

まるでその時は確かに臭い「屁」のような存在感しかないクソドラマ。

これが今のフジテレビの限界なんだろ。( ̄ー ̄)

そして!

「うちの息子が死ぬのが嫌なら、おまえの五感を奪わせろ」と永野芽郁に迫まる山田裕貴の亡き母親は悪霊で、「雨ちゃんの五感を戻したければ、おまえが死ね」と山田裕貴を唆した知らないおじさんのお化けは死神だったとか。

救いのない破滅型オカルトドラマやん!(´д`|||)

恐怖新聞じゃ!



結論:死人のくせに、生者に指図するな!

成仏し損ないの愚か者め!

おまえらなんかに、誰も線香は手向けんわい!

やい、ザマーミロ!( ´∀`)ニヤニヤ



ブー(^0_0^)



(^^)/(^^)/











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