話題:精神科
★解離とは?
体験と過去の記憶の照合。
他人でない自分がそれを体験しているという感覚。
その体験から受ける知覚、感情、そして自分の身体を支配している感覚。
以上の点の一部、又は全部が統合を失い、意識化されなかったり、感じなかったり、ないように感じたりする状態のこと。
ボーっとしたり記憶が一致しなかったり。
空想に耽っている。
何かにとり憑かれている状態。
このような体験は軽い解離といえる。
解離という仕組みは総ての人にとって正常な心の動き。特に多感な思春期には解離を体験することが多い。

☆病的解離(解離性障害)
心に大きな負担がかかることで、意識・記憶・知覚・同一性の統合が失われること。

☆解離性健忘
ある一定期間、自分がどこで何をしていたのかを忘れてしまうこと。
極めて強いストレスやトラウマにぶつかった時に記憶を失う。

☆解離性遁走
突然、職場・自宅から逃げ出してしまう。

☆解離性同一性障害(多重人格)
2つ以上の人格がある。記憶の共有がないことが多い。


☆離人症
自分の意識や自分の身体の現実感を失う離人感。
自分の周りのものを奇妙な異物として感じる非現実感。
《判断基準》
自分の心や身体から離れて、あたかも自分が外部の傍観者のように感じる。その間、客観的に下界を評価できる。

解離性人格障害を起こす人は虐待・性的虐待の経験者が多い。
解離は癖になることがある。