現代パロなフォルスタです
Twitterでの会話から派生した話を色々組み込んで、見たり…
でも、見事に撃沈しましたごめんなさい
*attention*
・フォルスタSSです
・現代パロ設定
・色々内容が酷いです
・色々詰め込んだ結果、無駄に長くなってしまった…
・珍しく(?)ギャグチック
・でもフォルが嫉妬深いのは相変わらず
・スターリンさん、ごめんなさい
・ナハトさん、本当にすみませんでした…!
以上がOKという方は追記からどうぞー!
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
現代パロなフォルスタです
Twitterでの会話から派生した話を色々組み込んで、見たり…
でも、見事に撃沈しましたごめんなさい
*attention*
・フォルスタSSです
・現代パロ設定
・色々内容が酷いです
・色々詰め込んだ結果、無駄に長くなってしまった…
・珍しく(?)ギャグチック
・でもフォルが嫉妬深いのは相変わらず
・スターリンさん、ごめんなさい
・ナハトさん、本当にすみませんでした…!
以上がOKという方は追記からどうぞー!
バイトを終え、家路につく。
今日は少し早く終わった。
ふぅ、と息を吐いて暮れかけの空を見る、スターリン。
「書記長様!」
不意にぽん、と後ろから肩を叩かれた。
そんな呼び方をするのは彼しかいない、と思いつつ振り返れば、案の定。
フォルの人懐っこい青い瞳。
「バイトの帰り?」
「あぁ……っていうか、ひっつくな。邪魔だ」
暑苦しいし、周りの目が気になるだろう、と言ってひっつく彼を引き剥がす。
フォルは笑いながら離れた。
「せっかくだから、一緒に帰ろう?」
「……道はどうせ一緒だからな」
途中までは同じ道だ。
二人はそのまま、歩き出す。
ふと、フォルは首をかしげつつ、訊ねた。
「というか、君本当に華奢だね。さっき抱きついた時思ったけど。
……一体何食べたらこんなに痩せるの」
「何、って……普通に」
「普通でそんなに痩せるもの?」
「……給料前は、自分の家で食べるとかなり質素だけどな」
別にそこまで、と平然と答えるスターリン。
フォルは"ふーん"と声を出しつつ、質問を重ねた。
「何食べてるの?そういう時」
「え?もやしとか、豆腐とか……」
その返答を聞いて、フォルは一瞬固まる。
そして、脱力したように溜息をつくと、
"あのね、書記長様"とフォルは声をかける。
「それが、原因だと思うけど。というか、質素ってレベルじゃない。
それ食事として成り立ってないし……
僕、君の体が甚だ不安になったよ……」
「でも、東条の家に行くこともあるから、平気……」
その言葉に、フォルはぴたりと足を止めた。
振り返った彼は、何処か不機嫌そうな顔をしていて。
「ど、どうかしたか?」
「東条、って学校の人?」
「あ、あぁ……もっとも、分校の、生徒だけどな」
"ふーん、そうなんだ"と呟く彼の表情に、スターリンは若干口篭った。
怖いというか、なんというか。
と、フォルは溜息をついてスターリンの制服を軽く引っ張った。
じっと、スターリンを見つめている。
「な、なんだよ」
「その人のとこ、行くつもりだったりする?」
「え?」
今日か否かは別として、
近いうちに、とは思っていたけれど……と、スターリンが答えると、
フォルはちょっと顔を顰めた。
そして、何かを思いついたように、一瞬顔を輝かせる。
「……僕の家に、おいでよ。
その、東条って人のとこ行くのと同じことでしょ?
今日、今からおいで!ね?」
「え?でも……」
唐突すぎる提案に、スターリンは驚く。
いいよ、と答えるより先に、
フォルは明るい笑みを浮かべて、スターリンを見ていた。
「いいから。来てよ、ね?
どうせ僕の家、親いないし、
食事する人間増えたところで気にする人いないから」
来てよ、と言って笑う彼。
無邪気な笑みは、断られるということを少しも考えていないようで。
拒否権がないような気がするのは、気のせいだろうか。
***
成り行きで、フォルの家まで行くことになってしまった。
二人がフォルの家についたのは、日が暮れかかった頃。
中流家庭の一軒家、という見た目の家の前でフォルは立ち止まった。
スターリンは"此処がおまえの家か?"と問う。
フォルは小さく頷いて、まだうっすらと明るいうちについてよかった、と笑った。
「あんまり遅くなると煩いんだよね」
「誰が?」
「妹が」
嗚呼、そういえば妹がいたっけ、とスターリンは思い出す。
そして、ドアの前で足を止めた。
「フォル、気にする人いないって……」
"妹に了承とったのか?"と尋ねようとしたのだが、
既にフォルはドアを開けていた。
「ただいまー」
「さっさと手を洗って来い。それと……」
ダイニングがあると思しき部屋から顔を出したフォルにそっくりの少女は、
玄関先に佇んでいるスターリンを見て、固まった。
「?どうかしたの、書記長様?上がりなよ」
どうしたのー?と訊ねる彼は、
どうやら、妹の心情もスターリンの心境もまるで理解していないようで。
ここまで空気を読めない奴は見たことがない、とスターリンは密かに思う。
フォルの妹はさっさと自分の方へ歩いてくる兄の制服を掴んだ。
そして、凄むように問う。
「……おい、一体これはどういうことだ?」
「え?書記長様も一緒にご飯食べよ、
って誘って連れて帰ってきたんだよ」
「……何がどうしてそうなった。
ついでにそれならそうと、なぜ一言連絡を入れない?」
「連絡しなくてもどうにかなるかな、って。フィアだし。
二人分作るのが三人分になったたって大して変わらないでしょ?」
「本当に一回死んで来い、馬鹿兄貴」
容姿に似合わぬ暴言を吐くと、フォルの妹……フォルはスターリンの方を見た。
そして、ふっと息を吐いて、言う。
「……上がって。散らかっててすまないけれど……」
そっけない風ではあるものの、上がれと言っている。
スターリンはおずおず、といった具合で部屋に上がった。
フォルはとっくにリビングに入っていて、グラスを引っ張り出している。
「飲み物なんでもいいよね?」
「え、あ、あぁ……」
―― どこまでもマイペースだ、此奴。
スターリンは思って、小さく溜息。
自分の家なのだからくつろいでいるのは当然なのかもしれないが……
自分が彼の状況なら、もう少し居心地の悪さなりなんなり、感じるだろう。
「相変わらず、私の馬鹿兄が世話をかけているようだな」
不意に聞こえた声に、スターリンはそちらを見る。
キッチンに立っている少女が、申し訳なさそうな顔をしていた。
"……すまない"、と謝るフィア。
いや、と首を振りつつスターリンは彼女に問うた。
「というか、本当にいいのか……?」
成り行きで上がってきてしまったけれど、とスターリンが言うと、
フィアは小さく肩をすくめて、答えた。
「まぁ、其奴の言っていたことはだいたい当たってるから。
二人分作るも三人分作るも同じことだ」
フィアはそのまま調理に戻ってしまった。
無論、東条の家とは無論違う雰囲気。
彼の家以外に夕食を食べに訪れることなんて、そうそうない。
フォルはグラスとペットボトルを持って、
ダイニングテーブルのところに戻ってきた。
スターリンに椅子を勧め、
自分も座るとキッチンにいる彼女に聞こえないように、囁いた。
「書記長様がいなかったら包丁飛んできてたかも」
くす、と笑いながらフォルは言う。
一瞬驚くスターリンだが、
確かにさっきの雰囲気ではないと言い切れないから怖い。
顔を顰めて、スターリンも小声で返す。
「怒ってるじゃねぇかよ……」
「書記長様に対してじゃないよ。
僕に対して怒ってるの。でもそれはいつものことだから」
気にしないでね、と言いつつフォルはスターリンにグラスを渡した。
スターリンはそれを受け取り、しげしげと眺めた。
「?これ、水か?泡出てねぇ?」
「え?いや、サイダーだけど……」
きょん、とするスターリンを見てフォルは何度か瞬きをした。
「え、ちょ、飲んだことないとか?」
「というか、見たことがない」
そう言いつつ、スターリンはグラスに口を付ける。
しかし、直ぐに噎せて、グラスをテーブルにおいた。
ちょっぴり、目が涙目だ。
「……なにこれ、飲めない」
「え?ちょっと、待って、僕頭がついてかないんだけど。
見たことないの?サイダーというか、炭酸飲料」
「……だって、俺の家貧乏だったし、
今だって早々金に余裕あるわけじゃねぇし、
東条もピスマメードフもこんなの買ってきた事ないし……」
知らねぇよ、と言いつつスターリンは何度もそれを飲もうと試みている。
ただ、グラスの中の液体は少しも減っているように見えなかった。
フォルは若干あっけにとられている様子。
机に頬杖をつくと、ふぅっと息を吐きだした。
「……世間知らずというか、なんというか……」
未だに"発泡する液体"を飲もうと試みている彼を見て少々驚きつつ、
"まぁ、可愛いからいいか"と呟いて、フォルは自分のグラスを空にする。
それを見てスターリンは"よく飲めるな"と驚いていたとか……
***
―― そんなこんなで、夕食を終えた。
初めてなのにぎこちないムードでの食事にならなかったのは、
おそらくフォルのせいだろう。
彼は、良くも悪くも"いつもどおり"だったから。
フォルが"フィアは料理上手なんだよ"と言っていた言葉通り、
彼女の料理は美味しかった。
礼を言うと若干照れた様子で"出来合いのものですまない"と謝って、
早々に部屋に引っ込んでしまったが。
休んでから帰りなよ、というフォルの言葉に従って、
スターリンが少しリビングで休憩していた時だった。
「ねえ、書記長様」
「なんだよ……」
彼がこういう話かけ方をするときはろくなことがない、と思いつつ返答する。
案の定、彼はとんでもないことを言い出した。
「もう、ここ住めば?」
「はぁ?」
何を言い出すんだよ、という顔をするスターリンの服をつかみながら、
フォルは笑い、いう。
「だって、君を家に返したくない。不安だし。主に生活面」
"そんなとんでもない食生活してたらほんとに死んじゃうよ?"とフォルは言う。
どうやら彼はスターリンの"もやしとか豆腐"という発言を示しているらしい。
スターリンは息を吐いて、いった。
「あのなぁ……それはあくまでも給料前だけだし、
それに、ちゃんと世話になれる場所もあるし……」
そうそう死なねぇよ、というスターリンを見て、
フォルは若干不機嫌そうな顔をする。
「……だから」
何か言いかけて、フォルは口を噤む。
スターリンは怪訝そうな顔をした。
「なんだよ」
「……なんでもない」
―― その東条って人のとこ、行って欲しくないし。
言いかけた言葉は中途半端で飲み込んで、フォルは溜息を一つ。
「まぁ、流石に此処に住めは冗談だけど……うん、冗談、だよ」
「……お前が言うと冗談に聞こえないのだよ」
「半分位は本気だったもの。半分位は」
笑顔でそう言ってのけるフォルを一瞥して、スターリンは呆れ顔。
もう、このノリにもだいぶ慣れてきたのが悲しいものである。
「……はいはい。そろそろ失礼するのだよ。
あまり長居しても迷惑だろうしな」
「別に、迷惑ってことはないけど……
まぁ、君も自分の家の方が落ち着く、だろうしね」
途中まで送る、と言ってフォルもスターリンについて、外に出る。
空は流石に真っ暗で、星が瞬いていた。
此処まででいい、というスターリンを見つめて、フォルは問う。
「本当に僕の家に住む気ない?」
「冗談だろ?」
「もし住みたいなら住ませてあげるよ?」
「遠慮する」
苦笑して、手を振るスターリン。
"だよねぇ"と言って、フォルは笑った。
遠ざかっていく彼の背を見送りつつ、フォルは思う。
―― せめて学校同じだったらよかったのにな。
あまりに少なすぎる接点を嘆くように、小さく溜息。
学年も違う、学校も違う。
家だって遠くはないが近くもないし。
「ま、また遊びに行くから、いいんだけどね……」
少しでも、彼に近づいてみたいから。
どこまで彼が本気ととってくれるか別として、
フォルはだいぶ本気で……――
フォルは笑みを浮かべる。
そして、自分の家の方へと歩き始めた。
―― もう少し、あと少し ――
(近くにいられたなら、よかったのにな
少しでも彼に近づきたいと思うのは我侭なこと?)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |